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自分も・・・という想像力の欠如

知的障害や福祉関係の調べものが多いせいか、ネットニュースとかSNSではそういった関連の記事がよくあがってくる。

今日は不妊治療の末にやっと授かった子に障害があったという記事で、出産してからの葛藤やこれまで育ててきた中での様々な思いや気づきなど、自分の思いと重なる部分が多くて読み入った。 決して感動ポルノのお話ではなく、障害児を育てる親なら、もしかしたら一度は思ったことがあるかもしれない「ある気持ち」などを正直に綴ってある記事だった。

少し前には障がい者のグループホームを建設する際に地域住民の反対に合い、運営が頓挫した記事も目にした。少し昔の話かと思えば、割と最近の話だったようで、共生社会が謳われている昨今でもまだまだ難しいのだなとつくづく感じた。

そして、そういった記事に対するコメントが読むに耐えないものばかりで。中には暖かいコメントもあるけれど、8割くらいがネガテイブで辛辣な言葉が並んでいて、障がい者って世の中ではこんな風に思われているのか・・・と悲しくなる。中には記事とは全く関係なく、ただ単に自分の怒りを弱者にぶつけているだけの様なものもあったり。

でもふと思うのは、そういうコメントをしている人は、自分や家族が将来、もしかしたら障がい者になるかもしれない、または障害を抱えなくても福祉にお世話になる日が来るかもしれないという想像力が全くないのだろうな、と感じている。
実際グループホームの建設に反対をしていたけど、自分の家族が障がい者になってしまい何の因果かそのホームにお世話になることになった人の記事も読んだことがある。

ま、ネットニュースの記事が全てではないし、実際に自分の周りは暖かい人が多い。だから心が病みそうになるコメントは読むのやめよっと(笑)

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