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物語の3幕手前によくあるイベント具体例

●前回の続きです。
二幕後半までやったら最後は「死の臭い」「闇夜を彷徨う魂」「プロットポイント2」だよなぁ!?
というわけで3幕手前によくある具体的なイベントを箇条書きしました。

でもやっぱりぶっちゃけるとただのメモ帳です。
組み合わせて使ったり、これをヒントに別の展開を思いついたり、使い方はあなた次第(物は言いよう)。

※一つ一つは独立しています。
※ちょっと少なめ
※2幕前半~後半のイベントと若干被っているものもあり

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・どちらか一方しか救えず、主人公が選択を迫られる。
例1)顔も知らない「大量」の人物と、主人公の大事な人物「一人」
例2)大事な人と大事な人
例3)赤の他人だが感情移入できる相手のどちらか(子供と子供など)

・主人公は離脱していたが復活→仲間のピンチに駆けつけるも間に合わない

・ずっと隠してた秘密を打ち明けようとする。しかし大抵間が悪いく、言えずに関係が崩壊する

・二人の登場人物がそれぞれが同じ目標を持っていて、その道が危ぶまれる。そんなとき各々に自分自身が犠牲になることで全てが解決するような話が飛び込んでくる。
どちらかが話を飲めばどちらかが傷付かずにすむ、片方が決心しようとした時、既にもう片方が守って自分を犠牲にしている。

・組織系のやつは、一旦敵にバラバラにされ(もしくは内部分裂し)て、無力化。一人裏切者っぽいやつがいてそのせいでもいい。
この時の突破口として、中盤あたりで組織の用済みになっていたやつが助けに来たりする。

・主人公なりヒロインなりがぼこぼこにされて死にかけているとき、弱い奴が身を挺して守る。で、死ぬ。この時いかにも「死にそうな」演出で見ている人にそのキャラの死を悟らせ、感情移入させる。
※うまく行けばこの演出で泣かせることも可能。
例)初めて勇気を出して助けに入った弱虫キャラが体中刺されたり目が潰れたり、明らかな致命傷を負いながら仲間を守るために健気に抗う

・ようやく復讐相手に辿り着いたが、もう復讐の意味をなさなくなっている(復讐相手が記憶喪失とか、脳麻痺で意識がないとか)

・どん底の時、意外な人物がキッカケで立ち直る

・主人公が腐っている時、最初に戦ったやつと久々の再戦、それで復活(この場合最初に戦ったやつでなければならない理由がある)

・主人公の能力が一時的に使えなくなる。主人公に寄りかかっていたやつも悩む

・気弱で主人公に憧れているキャラが力に飲まれて闇落ち
その後はラスボスにする、真のラスボスにする、ラスボスの側近にする、単独行動させて三幕で使う、などなど。

・前提)Aの中にBという人格がある。
主人公はAを取り戻したいが、新しい人格であるBとも打ち解けてくる。この三幕手前辺りでBの人格が消える。しかしやっと取り戻したもとの人格Aが事件の黒幕だったりする。 

・主にラブコメなどで、相手への自分の気持ちがはっきりした時に相手と疎遠になる(回りが囃し立てたあとに、枷が立ちはだかる)
告白には何かに打ち勝つ必要があり、それは絶対に負けられない戦いになる。対戦相手がラブコメの相手であることもある。

・前のイベントで幸せな感じで終わり、次にどこどこで会おうと約束。しかし待ち人は死ぬなどして永遠に来ない。待っている方はそれを知らない。(視聴者のみが知っている)

・主人公の序盤の言動で勇気づけられたやつが、主人公が腐った時にその言動で主人公を復活させる(行動の方が魅力的)

・話の表と裏でハラハラ展開が続く 表舞台の裏で事件が起きている(テロを止める、爆発を止めるとか)→これは3幕でもよくある

・一度逃げた味方が絶体絶命の時に戻ってくる(戦うor逃げ道を提示する)

・復讐する為に協力してたやつが、復讐者が見つかったので抜ける

・気弱キャラ、冴えないキャラ、クズキャラ等、憎めない良い奴みたいなキャラが、主人公に憧れるなどして無茶して(誰かのために)死ぬ。

・大事な人が死ぬなどして主人公が暴走。めっちゃ強く誰も止められない。一人でどっか行ったり、残酷に敵を殺したり、闇落ち寸前になる。

・頑張って計画し、いい感じにしてきたものが、ピンチポイント2でダメになる。個人vs国家レベルの絶対にどうにもできなさそうなやつ。
この時はメインプロット以外にも、それぞれのキャラの抱える問題(そのキャラ自身が冒頭から抱える環境の問題)もピンチになったりする。

・時間をかけて一生懸命用意したものが、一瞬でなくなる

・ねちねち悩まない主人公の場合、悩ませている、と思わせて作品的にどん底っぽい雰囲気にさせる。(あとで実はお腹が痛かっただけ、とか種明かしする)

・大切な人が死ぬなどしてどん底のキャラは、違う環境にて、別の凄く似ている大切な人と出会い(一からの思い出を思い出したり、救ったり)立ち直る。大事なことを思い出す。

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