※要注意※【映画レビュー】「オーディション」(1999年 日本 ※R15指定)~キリキリキリ♪全米が「悪魔!!」と叫んだ純和製スプラッター~

【タイトル】
「オーディション」(1999年 日本 115分 ※R15指定)
監督 三池崇史
脚本 天願大介
原作 村上龍
出演 石橋凌、椎名英姫、沢木哲、國村隼

※本作には暴力、グロテスクなシーン、性的な描写など、過激な表現が含まれております。


【あらすじ】
 妻に先立たされ、再婚相手を探す中年男性・青山。友人である映画関係のプロデューサーに協力してもらい、映画のオーディションと称して女性を集め、そこで再婚相手を探すと言うふざけたことを始める。
 このオーディションに参加した山﨑麻美という女性を気に入った青山は、彼女と付き合うようになるのだが……。

 これが、地獄の始まりであった……。


【感想】
 世界中で公開されるも、あまりの残酷な表現に退場者、失神者が続出。
 三池崇史監督は観客から「悪魔!」と罵倒されるなど、残酷すぎる描写の数々で世界中に衝撃を与えた問題作。
 ミュージシャンのマリリン・マンソンも、この映画の大ファンだそうだ。

 実際に本編を観てみると、観ているこっちまで痛くなってくるような過激な残虐描写が多数かつ、和製ホラー特有の陰湿さと陰鬱さが合わさり、見事なまでの純和製スプラッター映画となっている。
 「キリキリキリ~♪」と言いながら、エグイことをするヒロインの姿はトラウマになるやも。

 個人的には『餌付け』シーンで吐きそうになった……。
 グロよりも、こういう演出の方が数段キツい……。思い出すだけでも気持ち悪くなる……。
 さすが、三池崇史監督。

 真面目に婚活をして相手を探せば良かったものの、人を騙してオーディションという手段を使い、品定めするかのように人を選ぶ主人公だったので「お前は一体、何様だ?」と思った。
 上から目線で人を選んだために、この主人公は酷い目に遭ったと思うので、半ば自業自得かと。
 マッチングアプリ使えよ(1999年にはねぇよ)

 1999年当時として、センセーショナルな純和製スプラッター映画だった

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