【映画レビュー】「Mr.ノーバディ」(2021年 アメリカ)~あなたの職場にも居るかもしれない元始末屋の人~
【タイトル】
「Mr.ノーバディ」(2021年 アメリカ 92分)
監督 イリヤ・ナイシュラー
脚本 デレク・コルスタッド
出演 ボブ・オデンカーク、コニー・ニールセン、クリストファー・ロイド
※暴力的なシーンが含まれております。
【あらすじ】
工場で働く冴えない中年男性ハッチ・マンセル。変わり映えのない同じような日々を家族と過ごしていた。
ある日。自宅に強盗が入るも、なにもせずに強盗を見逃すハッチ。
そのことで周りから「臆病」だと笑われるハッチだったが……。
後日。娘が大事にしているブレスレットがないと知った瞬間、ハッチは豹変。
急に修羅の如く、強盗犯の居場所を探り出し、ブレスレットを取り返しになんと直接、強盗犯の自宅に殴り込みに……。
実はこの男、普段は冴えない中年男性のフリをしているが、昔はある組織に雇われていた冷酷無慈悲な始末屋だったのだ。
今は裏社会から足を洗い、普通の家庭を手に入れ、普通に生活をしているのだが、なにかキッカケがあると始末屋時代のテンションに戻ってしまう危険人物だった。
この強盗事件での暴走でタガが外れたのか、再び始末屋時代のテンションに戻ってしまったハッチ。
後にこれが大きなトラブルを起こしてしまうのであった。
【感想】
冴えない中年男性かと思ったら、とんでもない暴力マシーンだったという設定は面白かったんだが、悪い意味でやり過ぎなような気がした……。
あと、見方によっては、この男の自業自得でもあったんで、この主人公の性格は賛否が分かれそう……。
ただ、女性と子供には優しいので、その辺はちゃんと線引きしている主人公です(ただし、女性と子供以外には厳しい)
ちょっと自業自得で容赦なさすぎる主人公なんで賛否分かれそうだが、ややブラックジョークの効いたスタイリッシュアクションとしては面白い映画でした。
余談ですが、主人公の父親役が名作映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのドクを演じたクリストファー・ロイド。
80すぎてもまだまだ健在なようで、この映画では楽しそうにマシンガンをぶっ放していました
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