高田航成|ライター

Takada Kousei|ライター(物語)|複業で稼ぎ本業は「好きを究めたい」と考え…

高田航成|ライター

Takada Kousei|ライター(物語)|複業で稼ぎ本業は「好きを究めたい」と考える40代フリーランス|クスット笑える、チョコッとタメになる物語を展開中|etc。

マガジン

  • 旧twitter(X)物語の置き場

    旧twitter(X)で展開中の【短い物語】の置き場です。1~2ヶ月遅れくらいでコチラにUP。

  • 【物語】会社で理不尽な目に遭い独立を志した男の紆余曲折

    全29巻のビジネス系物語(ライトノベル)です。1巻~15巻まで公開(試し読み)してます。気楽に読めるようベタな作りにしました。是非読んでね!

  • ダメな俺が起業して、チョイ軌道に乗る迄の物語

    全50話(無料)くらいの物語です。ダメな主人公が周囲の支援を受けながら、人生を再起動する、って内容です。とにかくベタな展開を心掛けました。

記事一覧

先輩の嫌がらせが止まらない

後輩から慕われているA先輩。 すごく優しくて面倒見が良い。 私がミスした時も、 「Kさん気にしなくていいよ」と言っては 手取足取り教えてくれる。 違う先輩はもっとい…

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21ややこしい問題に巻き込まれたみたいだ【有料】

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20天才の正体と、掃き溜めの放任【有料】

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【後悔】自分だけ置いてけぼり

学生時代の同期達と飲み会があった。 皆、頑張っていた。 皆、成長していた。 皆、新しい挑戦をしていた。 すごく居心地が悪かった。 どこか置いてけぼりにされた感じがし…

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19どうやら工作部隊に任命された?【有料】

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ボーダー服を着ただけなのに……。

「えっ、捕まったの?」 一体、何度言われたか。 「何それ、囚人服?」 これも、何度言われたか? 大学生の頃、普通に黒と白のボーダーを 3日連続で着ていっただけなの…

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18どうやら目が醒めたみたいだ【有料】

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行きつけの本屋さんが撤退するらしい。

自宅の最寄り駅に丁度良いサイズの本屋さんがある。 週に2度は必ず寄る本屋さんなのだが、今年いっぱいで撤退するそうだ。 個人的には愛着があるのだが、至って普通の本…

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17ボコボコにされてから立ち上がるまで【有料】

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赤と青と緑のサンタ。

フリーライターの私は雑誌社の依頼を受け、ホテルのクリスマスイベントの取材に訪れていた。そのホテルの中庭では青いサンタのタレント達が仕切るカップル対象のパーティー…

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16しどろもどろ。【有料】

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15衝突後、起業診断を受けることになってしまった【公開】。

66(X2年7月)  大喧嘩後、流石に反省した。  既成事実化を進めて強引に押し通すなど、やはりあり得ない。板東先生の頃とは時代が違うのだ。  実際、池谷さんの勉…

14薄汚い涙がチビリ垂れてきた!【公開】

63 「じゃあ、説明して」と麻子が促すが、想定と違う展開になってしまったのだろう。雄輔は、話す内容が浮かばないのか、しばらく口をモゴモゴとさせた後で「その前に、…

13クソ下らない社畜生活ともオサラバだ!【公開】

59麻子と智美(X2年7月)  ここ最近、いつものカフェレストランからすっかり足が遠のいている。  というのも、そのカフェレストランが複数の雑誌やテレビの情報番…

12起業しか選択肢が残ってないのだから……。【公開】

54(X2年6月)  改めて起業を決意して以後、どんどん仕事が怠くなってきた。  今まで、どんなにヘルプ地獄の日々が続いても、仕事で朝起きるのが億劫という経験は…

11もう妨害者に構っている暇は無い【公開】

49(X2年6月)  一旦は収まった退職ドミノだったが、2週間もしない内に再発した。ここに至って過労からダウンするスタッフが続出したのだ。加えて派遣社員のドロン…

先輩の嫌がらせが止まらない

先輩の嫌がらせが止まらない

後輩から慕われているA先輩。
すごく優しくて面倒見が良い。

私がミスした時も、
「Kさん気にしなくていいよ」と言っては
手取足取り教えてくれる。

違う先輩はもっといい加減だけど、
A先輩は丁寧に教えてくれる。

だから困っている。

A先輩の事が好きなBさん(先輩)からの嫌がらせが止まらない。
私、わざとミスしてる訳じゃない。
本当にパソコンが苦手なだけ。

でも、Bさんにはそうは映らない。

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【後悔】自分だけ置いてけぼり

【後悔】自分だけ置いてけぼり

学生時代の同期達と飲み会があった。
皆、頑張っていた。
皆、成長していた。
皆、新しい挑戦をしていた。
すごく居心地が悪かった。

どこか置いてけぼりにされた感じがした。
でも自業自得だから仕方無い。



Aは、昨年出世した。

最速で課長になった。
土日も休まず人脈作りに励んだ甲斐があって圧倒的な営業成績を上げた。
従業員1万人以上の上場企業で、このスピード出世は珍しいそうだ。

昔は、どこ

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ボーダー服を着ただけなのに……。

ボーダー服を着ただけなのに……。

「えっ、捕まったの?」
一体、何度言われたか。

「何それ、囚人服?」
これも、何度言われたか?

大学生の頃、普通に黒と白のボーダーを
3日連続で着ていっただけなのに、

それ以来、ボーダーを着ただけで
「囚人ルック」
「収監中」
「アルカトラズ」
などと呼ばれていた。

途中から、何だか楽しくなって、
皆の期待に応えるように、
時々、ボーダーを着るようにしていた。

友達と買い物に出掛けた時に

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行きつけの本屋さんが撤退するらしい。

行きつけの本屋さんが撤退するらしい。

自宅の最寄り駅に丁度良いサイズの本屋さんがある。

週に2度は必ず寄る本屋さんなのだが、今年いっぱいで撤退するそうだ。

個人的には愛着があるのだが、至って普通の本屋に過ぎない。何か特定のジャンルに強い訳でもない。内装に凝っているとか、カフェが併設しているとか、陳列がオシャレとか、そういう訳でもない。

でも、私の生活にとって欠かせない場所だった。



この本屋さんとの最初の出逢いは、社会人1

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赤と青と緑のサンタ。

赤と青と緑のサンタ。

フリーライターの私は雑誌社の依頼を受け、ホテルのクリスマスイベントの取材に訪れていた。そのホテルの中庭では青いサンタのタレント達が仕切るカップル対象のパーティーが行われていた。

もちろん主役はカップルの参加者だ。皆、赤を基調としたサンタっぽいコスチュームで身を固めている。イベントは開始直後から青いサンタのタレント達の努力もあって大いに盛り上がった。

その盛り上がりの隅に緑のサンタが、緑色の袋を

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15衝突後、起業診断を受けることになってしまった【公開】。

15衝突後、起業診断を受けることになってしまった【公開】。

66(X2年7月)

 大喧嘩後、流石に反省した。

 既成事実化を進めて強引に押し通すなど、やはりあり得ない。板東先生の頃とは時代が違うのだ。
 実際、池谷さんの勉強会で、起業宣言を表明した私も含めた3人全員が、結局失敗に終わった。それも大失敗だ。

 1人は普通に口論で敗退し、数年掛けてじっくり進める事にしたそうだ。もう1人は、私以上に危機的状況に陥ってしまった。現在奥さんが子供を連れて実家に

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14薄汚い涙がチビリ垂れてきた!【公開】

14薄汚い涙がチビリ垂れてきた!【公開】

63

「じゃあ、説明して」と麻子が促すが、想定と違う展開になってしまったのだろう。雄輔は、話す内容が浮かばないのか、しばらく口をモゴモゴとさせた後で「その前に、何か言いたい事があれば言って?」と逆に質問を投げた。

「えっ何? 私が言うの?」
「うん。ちゃんと聞くからさ」
「あ~。分かった。じゃあ、どうして、その説得の仕方で私が納得すると思ったの?」
「えっ? あ~」

 雄輔の目が泳ぐ。しばら

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13クソ下らない社畜生活ともオサラバだ!【公開】

13クソ下らない社畜生活ともオサラバだ!【公開】

59麻子と智美(X2年7月)

 ここ最近、いつものカフェレストランからすっかり足が遠のいている。

 というのも、そのカフェレストランが複数の雑誌やテレビの情報番組でも紹介され、やたら混むようになってしまった。その混雑への対処なのか、店内の席数を大幅に増やした事もあり、窮屈で騒々しい空間へと変貌。ゆっくり、おしゃべりを楽しむ空間では無くなってしまったのだ。

 こうなると2人の目的には適わない。

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12起業しか選択肢が残ってないのだから……。【公開】

12起業しか選択肢が残ってないのだから……。【公開】

54(X2年6月)

 改めて起業を決意して以後、どんどん仕事が怠くなってきた。

 今まで、どんなにヘルプ地獄の日々が続いても、仕事で朝起きるのが億劫という経験は無かったのだが、このところ、毎日にように2度寝をし、時々、麻子に起こされるようになった。

 それだけではない。いつもは朝に大の方を済ませてから出掛けていたのだが、遅刻ギリギリで起きた日は大をせずに家を出る。遅刻ギリギリなものだから、駅

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11もう妨害者に構っている暇は無い【公開】

11もう妨害者に構っている暇は無い【公開】

49(X2年6月)

 一旦は収まった退職ドミノだったが、2週間もしない内に再発した。ここに至って過労からダウンするスタッフが続出したのだ。加えて派遣社員のドロン(突然来なくなる)も重なり、またもやヘルプ地獄に突入した。

 今週は吉祥寺店に張り付きっぱなしだった。店舗マネージャーが過労で倒れて入院したのが原因だ。何でも仕事中にお腹の辺りに激痛が走り病院に運ばれ検査したら結石に過労と診断されたそう

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