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書籍紹介『タイのいつものこと』amazon kindle
![](https://assets.st-note.com/img/1703066586889-F2RUGFEvvP.jpg?width=800)
アマゾンの電子書籍キンドルで『タイのいつものこと-タイではあたりまえのことを解説してみた-』を出版しました。下記ですでに出ていますので、ぜひ読んでいただけると幸いです。アンリミテッド(読み放題)で読んでいただくのがいいかなと。
まず、もくじは下記のようになっています。
-はじめに
-チャトチャック・ウィークエンドマーケットの知られざる裏側
チャトチャックはこうしてできあがった
戦後にはじまったタイの週末市場の歴史
賢い大家たちと儲けたい店子たち
チャトチャック公園の運営者とは
今から大家になることもできなくはない
タイの報道でわかった大家の利益
敵は身内にあり? 店子と従業員の攻防
ある店の盗作問題の顛末
金を積めばいい従業員もいるのかもしれないが……
空き店舗は意外な方法でみつける
-金脈が眠るタイにある金製品を扱う専門店「金行」の真実
タイの「金」に関する基本的な知識を得よう
タイの金製品の純度は日本と違う
タイの金製品は大手で買うのがいい
金製品の加工はアウトソーシングが増えている
タイの金製品はこのように値づけされる
タイにおける金の価格
タイには金の価値を保証する機関がない
タイ人の「金」での資産運用とは
日本人でもタイで金製品を買える?
金行従業員に男性が多い理由
-世界的にみてかなりヘンテコな方法で兵士を集めるタイ王国軍
タイ王国軍の概要
日本と違い近隣国と交戦の経験もあるタイ軍
タイの徴兵はどのように行われるのか
徴兵会場の一日
実際に見学したくじ引き会場の様子
徴兵くじで赤は本当にアンラッキーなのか?
実際に兵役に就いた場合の話
陸軍入隊体験者のインタビュー
海軍に入ったケースでは
徴兵された息子を持つ母親の気持ち
やっぱり行きたくないというのが本音
-意外と少ない日本人とタイ人の国際結婚
タイ人とつきあって結婚するまでにしておくこと
タイ人同士では格差婚は絶対にない
国際結婚をするにあたっての手続き
タイ人との婚姻で用意する書類
実際にどのように進んでいくのか
代行業者を使う方法もある
タイで「結婚」とはすなわち結婚式・披露宴
タイの伝統的な結婚式
タイの式で渡す祝儀の相場は?
タイ人と結婚してよかったこと・困ったこと
デメリットというか困ったこともあるにはある
タイ人との国際結婚は当人だけの問題ではない
タイ人と離婚するという現実
やっぱり金銭関係のトラブルが多い
言語も案外結婚生活に重要
情報が少ない国際離婚の手続き
それでもタイ人との国際結婚は素晴らしい!
-タイ好きの究極はタイ人に帰化すること!
ただ「いる」ということが難しいタイ
かつての日本並みに難しい今のタイのビザ
よく考えたらすごいことをいわれているぞ!
ビザは密告で嫌がらせを受けるネタにもなる
日本人も密告は無縁ではない
自分で情報を流してしまう人もいる
タイ永住権は本当に便利なもの?
タイ永住権のメリットを教えて!
永住権は帰化ではない
日本人がタイに帰化するということ
タイ生まれの日本人と日本生まれの日本人で違う
タイ人に帰化するまでの流れ
タイ国籍になってよかったこと
二重国籍者の親の心配
タイも二重国籍は望ましくないようで
日本では不法滞在者の二世が大変なようだが
-おわりに
タイではあたりまえの光景ではあるものの、外国人にはわかりにくいタイ独特の文化や考え方、商習慣ややり方というところの代表を集めています。
すべて実際に取材したものですが、すでに雑誌やニュースサイトなどで執筆した内容を再編・加筆修正しているものです。そのため、少し古い情報もあるかもしれません。
たとえば徴兵制は、2023年8月に政権が交代し、新首相は徴兵を取りやめることを検討しています。早ければ2024年度にはなくなっていることでしょう。実際、20年前はタイと隣国が交戦するということはしばしばありました。しかし、大きなニュースになったのは2008年ごろのプレアヴィヒア遺跡での交戦が最後ではないでしょうか。今は東南アジアはEUのような経済的な結びつきが強くなっており、武器で争うような時代ではないというのもあるのでしょう。新政権はタクシン派であり、新首相もビジネスマンですから、もう軍事政権ではないこともあって、軍事予算を削減するのかもしれないですね。
後半ふたつの章はタイ人との国際結婚、永住権や帰化といった、ややマニアックな内容になっています。これらはタイ人気質などをいいあらわすというよりは、単にタイに長くいたい外国人目線なので、やや本書全体の本筋とは違うかもしれませんが。それでも、タイが好きで仕方がない人の辿りつく先だとは思いますので、これも在住者であるボクからすればタイの日常ともいえます。
いずれにしても、たとえ情報が古いにしても、タイはおおまかな部分、根っこの部分は今も昔も変わっていません。そのため、この書籍を読めば、タイのよくある光景の中でタイ人がどう動いているかがおわかりいただけると思います。先日アップした下記の書籍と合わせて読んでいただけると、より深くわかります。
本書と光文社新書のボクの書籍は両方の内容が相互に補完するようになっているので、よりタイを知りたいという人にはふたつを読んでいただくことをおすすめします。
![](https://assets.st-note.com/img/1703068274884-fwCmcb5w4Q.jpg?width=800)
というわけで、2023年11月はこの電子書籍と合わせて同じタイミングで3冊も刊行することになりました。実際には光文社新書の『だからタイはおもしろい』は数年前に光文社の担当の方との打ち合わせで連載が決まってからほぼ予定通りの出版になっています。他方、晶文社『タイ飯、沼。』に関しては実に11か月も遅れました。
電子書籍はそれこそパンデミック前に出すつもりでしたが、ある時点で執筆に対する気力的なものがなくなってしまい、なにもかもやる気がなくなりました。それで、ここ数年はライター稼業もうまくいかず、そこにさらにパンデミックで海外の生活情報などの需要がなくなってしまい、完全無職の状態に陥っているという状況に。
でも、こうしてなんとか書いてきたものが形になったので、これを機会になんとかがんばっていきたいなと思っているところです。
さて、今回の内容については動画でもあげていますので、ぜひ下記を参照ください。
この電子書籍、それから2冊の書籍を手に取っていただけたら幸いです。出版社から出た書籍もそれぞれ電子書籍化もされておりますので、ぜひ読んでみてください。
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