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私が行ったミュージアム(2024年4月)

こんにちは、Takacoさんです!
私の趣味は美術館や博物館の展示を見ることなので、行った展示について簡単な感想を書いています。


TDC 2024
(TOKYO TYPE DIRECTORS CLUB EXHIBITION 2024)

左からAndre Baldinger, Toan Vu-Huu[Dina type family!、Ye Linda Yuan & Zilin Li「立書」、Vectro Type Foundry「Kablammo」、ノミネート Beining Wang 「FZLingFeiG」

気になっていたので行ってきました。
私は文字デザインがとっても面白かったです! 特に「立書」は文字を書くときに筆の動きを立体的に空間で表している、一体的文字で面白い!

国立西洋美術館 常設展

美術館へのプロポーザル1:作品を展示する位置を車椅子/子ども目線にするの一環

常設展の年間パスポートが出たのを知り、買いにいきつつ見に行きました。
久しぶりに行ったら、車椅子や子供の目線の高さに展示されている作品が何個かあって、「よい試みだなーー」と思いました。
そしてアンリ・ルパスクの作品がかわいく、とても気に入りました。色の使い方が独特で素敵なのです。

真理はよみがえるだろうか:
ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面

ゴヤ〈戦争の惨禍〉の一部

国立西洋美術館常設展で一緒に見れる版画素描展示室でやっていたので、見てきました。
〈戦争の惨禍〉は、スペインの芸術家フランシスコ・デ・ゴヤが制作した版画集で、色がないおかげで悲惨な描写もまだ見てられると思いましたが、よく見るとぞっとするようなことが描かれていました。

生誕150年 池上秀畝―高精細画人―

敷地の入口にあった看板

評判が良かったので行ってきました。
池上秀畝のことを全く知らずに見に行ったので、荒木寛畝の最初の弟子だって初めて知ってびっくりしました。
確かに似てる! 菱田春草と同じ年というのも知りませんでした。
作風が対照的ですね。
私は荒木寛畝好きなので、並んで展示されてるのを見ると「荒木寛畝の方が好きだなぁー」と思ってしまった。
目黒雅叙園の凄さも感じました。

ホー・ツーニェン エージェントのA

展示風景

知識0だけど、なんとなく行ってみました。
100%楽しむために、VR作品も予約して行きました。VRは身につけるのはゴーグルだけなのに、手の動きによって音声が変わったり、体勢によって見える世界が変わったのには驚いた。(スタッフさんにどんなシステムなのか聞いてしまった)
視点がハッとさせるものや、知らなかったことばかりで新鮮でした。

歩く、赴く、移動する 1923→2020
Eye to Eye—見ること

展示風景

どんな物が展示れてるか知らずに行ったので、関東大震災直後の被災地を歩き描いたスケッチがあったり、触れる作品があったりと幅広い展示内容に楽しく見れました。

宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO

展示されていたポスター

楽しみにしていた宇野さんの展示なので早速行ってきました。
宇野さんの幅広い活動に驚きました。凄過ぎます。そしてみんなかっこいい!
特に舞台美術にはびっくりしました。歌舞伎の幕のアイデアとか面白くって「見たかったー」と悔しくなりました。
なんでも興味を持って、幅広く知識を得ないといけないなぁーと思った。
この展示、通いたい。。

法然と極楽浄土

仏涅槃群像の一部

トーハクが好きなので行ってきました。
何度か見たことありますが、「阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)」がやっぱりよかった!修復終えたばかりなんですが、綺麗になってた。正しいお金の使い方だよ!

東京国立博物館 本館

愛染明王坐像と愛染明王坐像厨子

「法然と極楽浄土」を見終わった後、本館にも行ったのですが、特別展より混んでて驚きました。
いつ行っても展示物がほぼ変わっているので楽しめます。
久しぶりに横山華山の「群仙図屏風」見れたのは嬉しかったです。子供達が可愛いのー。

春の江戸絵画まつり
ほとけの国の美術 後期

ミュージアムショップ隣にあったフォトスポット

金子信久さん(府中市美術館の学芸員。金子さんのことが書かれたWikipediaのページはここ)の講座があったので、「春の江戸絵画まつり ほとけの国の美術」を再び訪れました。 まずは金子さんの講座を聞きました。金子さんは大人気で、会場は満席でした。
金子さんは「春の江戸絵画まつり ほとけの国の美術」の担当学芸員であり、なぜこのような企画展をしたのかから話してくれました。個人的に金子さんが好きなので、幼い頃の金子さんが仏像好き少年で、仏像好きなことを周りの友達に言えず隠していたエピソードは可愛くってよかったです。自分のアートへの入口は仏教美術だったので、今回の展示は前からやりたかったものの一つだと言ってました。
今回の企画展のメイン展示の一つである「二十五菩薩来迎図」(土佐行広)は、もともと「ファンタスティック 江戸絵画の夢と空想」で展示をしようとし、所蔵の二尊院さんに許可を取りましたが、「二十五菩薩来迎図」を保存している京都国立博物館に伺ったら、「展示できないほどボロボロなんですよ!」と教えてもらい、そこから修復することになり、金子さんも関わった話は興味深かったです。修復前の「二十五菩薩来迎図」の画像を見せていただいたのですが、記録のためにボロボロ状態でなんとか写真を撮っていたり、修復段階の状態も画像で示してくれていました。一度部品をバラバラにして、裏打ちしなおしていたりしていたそうです。
修復のことはここに詳細を書かれてます。
ここで得た知識で再び展示を見に行ったのですが、本当に「二十五菩薩来迎図」が美しくなっていて、前に見たときより感動しました。前回見たのは前期で、今回は後期だったので、前回はなかった「地獄極楽図」(金沢市・照円寺蔵)が展示されていました。展示は「二十五菩薩来迎図」の次に行われており、極楽浄土から地獄に突き落とす感じで、非常に印象的でした。

GRAPHIC TRIAL 2024
–あそび–

参加クリエイターを紹介しているバナー

毎年心待ちにしている「GRAPHIC TRIAL」今年も開催中! ということで、ワクワクしながら会場に行ってきました。
普段目にする印刷物とは一線を画す、実験的なポスターの数々は圧巻の一言。中でも、岡崎智弘さんの作品には目を見張るものがありました。
発想もすごいし、これをやろうと思ったところもすごい。そしてやりとげてるのもすごい。まさにGRAPHIC TRIAだからこその作品と言えます!!
一般的な印刷物は、実はとっても小さなドットで構成されています。岡崎さんはこのドットに焦点を当て、様々な表現を展開しているんです。
言葉で説明するのは難しいのですが、ぜひ多くの方に作品を実際に見ていただき、その奥深さを体感してほしいと思います。

思ったより4月もいろんな展示に行けました。
5月はゴールデンウィークがあるので、たくさん行けるといいなーー。

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