私が行ったミュージアム(2024年5月)
こんにちは、Takacoさんです!
私の趣味は美術館や博物館などの展示を見ることなので、行った展示について簡単な感想を書きます。
画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎
河鍋暁斎が好きなので行ってきました。
メインビジュアルにも使われている「武四郎涅槃図」は楽しい作品でした。よく見るといろんな作品から引用しており、松浦武四郎の愛用品も描かれていて、見ていて楽しいです。
やっぱり暁斎の作品は暁斎らしさが出ていて良いです。好き。
東京国立博物館 法隆寺宝物館
久しぶりに法隆寺宝物館に行き、初めてデジタル法隆寺宝物館をちょっと味わいに行きました。
「聖徳太子絵伝」を8Kで見つつ、解説してもらえるものなんですが、私は何度か「聖徳太子絵伝」を見たことあるんですが、古いものなので正直よく見えないんですよ!だから8Kでよく見れて楽しかったです。本当にこんなSF的な展開が描かれていたんですね。
東京国立博物館 応挙館
前から気になっていた応挙館のカフェに行ってきました。
インバウンド狙いなのか、メニューはお高めでしたが「あの応挙館の中に入れる」というポイントが高すぎて行ってきました。
外から眺めていた時に想像していたより広ーーい!スタッフの方にいろいろ質問しちゃいました。
デ・キリコ展
楽しみにしていたキリコ展なので、早速行ってきました!
「10年ぶりの大規模な回顧展」と言われて、「10年かー」と思っていたんですが、10年前ってパナソニック 汐留ミュージアムでやった「ジョルジョ・デ・キリコ -変遷と回帰-」だったんですね。行きましたよ。これきっかけにキリコ好きになったんです。
いやーー、10年前の展示より幅広い作品を展示してくれてて楽しかった!キリコ、思ったより作風が広かったんですね!キリコの不思議な魅力について観察してしまった。
特に1階の展示はカッコよかった!
そして、キリコだからか、展示室のデザインも面白かった。壁が斜めになっていたり、章の解説が書かれたパネルが台形だったりしてました。壁の高さも時々斜めになっていました。この凝り方を写真で収めたいくらいでしたが、もちろん撮影できないので皆さん見に行ってください!
ライトアップ木島櫻谷
― 四季連作大屏風と沁みる「生写し」
チラシを見て気になったので、久しぶりに泉屋博古館東京に行ってきました。久しぶりだったのでリニューアルしているのにびっくりしました。前に行った時にはカフェなんてなかった気がする。
やっぱり木島は王道にうまくってよかったです。そして日本画では珍しい筆の跡を表現に使っていて面白かったです。
そして、《葡萄栗鼠》のリスの表情が最高によかった。
サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品
サントリー美術館は年間パスポートを持っているので、今回も行ってきました。サントリーのコレクションだけでここまでの展示ができるのは、流石だなーって感じでした。
特に一番最初に展示されている《鞠》は興味深かった。今まで鞠を見たことありましたが、こんな綺麗な鞠じゃなかった。状態がよくて驚きです。
島尾展
旧尾崎邸、ずっと気になっていたんですよね。そしたら、しまおまほさん一家の展示をやると聞いて、「これは行くしかない!」と、早速行ってきました!
まず喫茶でひと息ついてから、ギャラリーへ。
島尾家がこの洋館に住んでいた頃の写真や、しまおさんが幼い頃に使っていたものや作ったものなどが展示されていて、「こんなものまで保存してるなんてすごい!」と感動しました。
『日本語のデザイン』刊行記念展「日本語のデザイン、あとさき」
『日本語のデザイン 文字からみる視覚文化史』刊行記念で、浅草では資料、蔵前では作品を展示され、2カ所とも巡ってきました。
まずは浅草から行ったのですが、興味深すぎる資料がたくさんあり、手に取って見ることもできるので結構時間かけて見させていただきました。特に江戸時代までの文字は普段なかなか見ることないのでじっくり見ました。
蔵前の方は文字を使ったグラフィックが展示されていて、日本語の文字だけで構成されていてここまでカッコよくできるってすごいなぁーと素直に思いました。
横山奈美 “今までかいたモチーフのネオンを並べてみます”
タイミングがあったので見に行きました。
3日間だけの展示。
ずらっとネオン作品があって迫力ありました。ネオン詳しくないので、近くに寄って観察してしまった。
菊地敦己 × 田中良治「録音とコピー PROMO ONLY」
久しぶりにOFS GALLERYに行きました。
カセットテープをフォーマットにした展覧会。会場ではカセットテープの音源が流れる、独特の音を感じることもできます。カセットテープは操作することも可能で、来場者がカセットデッキをいじっていました。この体験できるシステムが良い(スタッフの方達は大変そうですが)。
こうやって見るとカセットテープって可愛いですね。思わずオリジナルスリーブを買ってしまいました。
元木大輔✕高田唯 Round Trip
大橋会館初めて行きました。昨年、オープンしてたんですね。おしゃれスポットで驚きました。
建築家・元木さんとグラフィックデザイナー・高田さんのやりとりから生まれた作品で、解説文はないのでいろいろ想像しちゃいます。
「この発想はなかなかできないなぁー」と思うものがあって2人の発想は面白かった。私は2人のレイヤー表現の違いが特に楽しかった。
民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある
久しぶりに東京で民藝展をやっていたので行ってきました。
正直、前回の民藝展の方が私好みでしたが、籠の展示は「こうやって見ると美しいなぁー」と初めて思えました。(展示されていたものは小さかったのですが、昭和時代の銭湯の脱衣所とかにあった、脱いだ洋服とかを入れておくような、あの籠の形に似ているものでした。)
今回初めて「私、ガラスが好きなのかも」と自分の好みに初めて気づきました。ミュージアムショップではガラスのコップを買ったくらいにはテンションが上がりました。
TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション
共通点のある作品3点を並んで展示するという形が面白いと思って行きました。
なにが出てるか知らずに行ったので、佐伯祐三の作品が結構あって嬉しかった。あと見たことないボナールがあって、「ボナールはやっぱり好き」と思えた。
所蔵作品展「MOMATコレクション」
いっときはよく行っていた近美のコレクション展、久しぶりに行ったら見せ方にいろいろ工夫してて驚きました。
上の写真の藤田の作品は、藤田が作品を描くとき使っていた筆、面相筆が展示されてて、作品を立体的に見れる工夫してました。
あまり見ないであろう角度で見ることを提案したりしてて、面白い試みだと思いました。
5月は本当にたくさんの展示を見に行きましたが、それぞれが異なる魅力を持っていて、とても充実した時間を過ごすことができました!
これからも積極的に足を運び、素敵な作品や展示に触れていきたいと思います。
皆さんもぜひ、お気に入りの展示を見つけて楽しんでくださいね。
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