見出し画像

【体験記】フリーランスの忌引き

2023年6月からフリーランスとして働いています。

社会人になって初めて「身内の不幸」を経験しました。

会社員には忌引き休暇がありますが、フリーランスに忌引き休暇はありません。

フリーランス1年生の私がどのように立ち回り、どのように仕事の調整をしたのか体験記を残します。

「忌引き(きびき)」というのは、人が亡くなった時に、その人の親族が学校や仕事を休むことです。例えば、おじいちゃんやおばあちゃんが亡くなった時、お葬式に出席するために学校を休むことが「忌引き」です。

もっと詳しく説明すると、人が亡くなると、その人の家族や親しい人たちはとても悲しくなりますし、お葬式などで忙しくなります。そういう時は、普通の生活を一時的に止めて、亡くなった人をしのび、家族と一緒に過ごすことが大切です。だから、学校や仕事も休んでいいことになっているのです。

例えば、学校に行くのが当たり前だけど、おじいちゃんが亡くなったら、その悲しみを癒したり、お葬式の準備を手伝ったりするために数日間休むことが認められます。これが「忌引き」です。

チャットGPTの回答

お通夜とお葬式の予定が決まる

お通夜とお葬式の予定が決まり、仕事をどうするか考えました。

フリーランスには、会社員時代にあった忌引き休暇がありません。

チャットGPTにも制度はないと言われました。

フリーランスとして働く人には、企業や学校のような公式な「忌引き」という制度はありません。フリーランスは自分で仕事のスケジュールを管理するため、忌引きのような特定の休暇を与える雇用主がいないからです。

しかし、フリーランスであっても家族や親しい人が亡くなった場合、仕事を休んでお葬式に出席したり、悲しみを癒したりすることは当然できます。その際は、クライアントや仕事の依頼者に事情を説明し、納期の調整や仕事の延期をお願いすることが必要になります。

フリーランスの良い点は、自分でスケジュールを調整できることですが、同時に収入が仕事をした分だけになるため、休むことでその間の収入が減る可能性もあります。したがって、フリーランスとして働く人は、こうした予期せぬ事態に備えて、普段から計画的に働いたり、緊急時の対応策を考えておくことが重要です。

会社員の妹は、亡くなったのが祖父母の場合、忌引き休暇は1日だそうで。

会社員だからといって、何日も休めるわけではないようです。

お通夜とお葬式に出るためには、まず私は都内から九州まで移動しなければなりません。

移動時間を含めると、火曜午後〜木曜夜までは、最低限お休みにしたいところでした。

でも、火曜午後〜木曜夜まで、まったく仕事がないわけではありません。

むしろ「何もないから行くわ〜」って言ってたら、家族は生活できてるのか心配になりますね。

予定していた仕事は、オフライン、オンライン含めて複数ありました。

  • オンライン講座の受講生との面談

  • 産学官連携の勉強会

  • オンライン講座のイベント

  • インタビュー動画の編集

  • オンライン研修のサポート

そもそもフリーランスが休んでいいのか

私の中で、お通夜とお葬式に行かないという選択肢はありませんでした。

冠婚葬祭は、仕事より大事と思うタイプです。

祖母にとって初孫ということもあり、とりあえず最短で九州まで行けるようにしようと思いました。

でも、フリーランスの中には「冠婚葬祭より仕事が大事でしょ」「身内の不幸を理由に仕事を休んだらもう次の依頼が来ない」という考え方の人もいます。

なので、自分としては仕事の調整をお願いしても、相手にどう思われるかわからないのです。

絶対行こうと思いながらも、フリーランスという立場的に本当にいいのか?というのは若干迷いもありました。

迷うというか、フリーランスの普通、がわかりません。

休むかどうかを決めるのは自分

考え方を変えてみました。

そもそもフリーランスは自由なので、休む休まないの普通がないのではと。

あと、今後も自分がフリーランスでいるならば、身内の不幸はどのタイミングかわからないけど訪れます。

どういう立ち回りをするのか、自分なりに決めておかないとなと思いました。

休むかどうかを決めるのも自分でしかありません。

最終的に、自分がどう思うかで決めました。

自分がいつも一緒に仕事をしている人が、もしお通夜やお葬式を、無理してお休みして来ていて、後から実はお通夜やお葬式があったことを知ったなら。

もちろん休む休まないはその人の判断でしかないけれども、私は「無理せず休みたいこと言ってくれたらよかったのに」って思うなと思いました。

なので、どう思われるかはわからないし、フリーランスとしてどうなのかもわからんけど、全力で調整を進めるしかない、と結論に至りました。

できる状態を整えたうえで、代わりをお願いする

お通夜やお葬式は突然のことなので、調整しようと言ったって全てできるわけではありません。

数名でおこなう仕事や会議に関しては、比較的お願いがしやすかったのですが(それでも予定とは違う流れでお願いすることになっちゃいましたが)、自分ひとりが任せていただいた仕事に関しては、どうするか考えました。

なんていったって、超直前での代わりのお願いになるからです。

そこで、自分一人でできる(今回は幸いオンラインのもの)仕事に関しては、オンラインをつなげる体制を整えたうえで、代わりをお願いできないか連絡をしました。

生まれて初めて葬儀場に入ったのですが、泊まれる部屋があって、Wi-Fiもばっちり完備されていたのです。

やろうと思えばできる、という体制を整えたうえで、ダメ元で連絡をしました。

幸い、直前のことにもかかわらず、代わってくださった方がいて、本当に助かりました。ありがとうございました。

終わってから


今回は、予定をすべて調整でき、お通夜もお葬式も両方出ることができました。

普段よりメールの返信が溜まったり、チャットの反応が遅れたりはしたのですが、不自然な音信不通ではなく、挽回できる範囲だったと思っています。

そして、代わってくださった方々からも、温かい言葉をかけていただき、本当にありがとうございました。

「若くても疲れが出るから無理しないで」と気遣ってくださった方もいらっしゃいました。

お通夜やお葬式のときは、あまり疲れるように感じなかったのですが、東京に帰ってからは、想像以上に眠くなりました。

葬儀場や斎場はやはり非日常な空間なので、ゆっくり仕事のペースを戻していきたいと思います。

思いもよらないお土産①興味関心の種

お通夜とお葬式には身内が集まります。

家族葬ということもあり、お寺の関係者がたくさん集いました。

祖父方の実家がお寺なので、小さい頃から法事のときにお寺に行っていました。

東京で会社員や経営者、フリーランスの方と話しているのと、お寺の方々と話しているのは、まったく違う気づきがあります。

・お寺のデジタル化
・お坊さんの婚活

に興味を持ちました。

帰って来て周りの人にお寺のデジタル化とお坊さんの婚活に興味があると伝えたら、「寺社フレンズ」という会に誘っていただきました。

お寺にまつわる仕事をしている方、ゆかりのある方が集って、いろいろお話しする会らしいです。

6月に集まりに行って来ます。楽しみです。

思いもよらないお土産②昔の年賀状


祖母の手紙や写真を整理してたら見つけました。

1歳5ヶ月

コーディネートが謎すぎる。笑


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?