2024/05/08、日銀:賃金と物価の好循環と今後の金融政策運営読売国際経済懇話会における講演要約
こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
表題の件で、全文資料を要約いたしました。
参考までに。
全文資料はこちら
https://www.boj.or.jp/about/press/koen_2024/data/ko240508a1.pdf
2024年5月8日に日本銀行総裁、植田和男氏が行った講演の主要ポイントを要約したものです
金融政策の枠組み見直し: 2024年3月の金融政策決定会合において、日本の物価安定の目標が持続的に達成される見込みと判断され、長期にわたる量的・質的金融緩和からの転換が決定された。
経済情勢の概観: 日本経済は全体としては緩やかな回復が見られるものの、一部自動車産業などで生産・出荷停止が影響しており、一時的な弱点が存在する。しかし、企業収益は改善傾向にあり、設備投資も増加している。
賃金と物価の好循環: 賃金の上昇が物価を押し上げる「第2の力」が強まっていると評価。最近の賃上げ率は5%を超えるなど、1991年以来の高水準に達している。
物価見通しとリスク: 短期的にはコストプッシュ要因(輸入物価上昇など)による物価上昇が見られるが、中長期的には賃金と物価の好循環による持続的な物価上昇が期待される。ただし、為替や国際市況の変動によるリスクも指摘されている。
新しい金融政策の方向性: 金融緩和の枠組みを見直し、短期金利の操作を主体とした通常の金融政策に移行。長期金利は市場の状況により変動することが予想される。
将来の金融政策運営: 経済・物価の状況に応じて、金融政策の緩和度合いを適宜調整していく方針で、物価安定の目標の持続的・安定的な実現を目指す。
以上となります。
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