投資家向け:なぜ人は悲観的なニュースをポチポチクリックしてしまうのか?
こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
投資家にとって、ニュースはとても重要な情報源です。
人は悲観的なニュースに引き寄せられやすいという心理的バイアスが存在します。このブログ記事では、なぜ人は悲観的なニュースをクリックしてしまうのか、そして投資家としてどのように対処すれば良いのかについて解説します。
かく言う私も必ずと言っていいほどネガティブニュースをポチポチクリックしまくっています(笑)
でも内容は余程のことでなければスルーです。
それではどうぞ!
ネガティビティバイアス
舌を噛みそうな言葉ですが、人はポジティブな情報よりもネガティブな情報に注意を払いやすい傾向があります。
これは、人類の歴史の中で、危険や脅威を察知することが生存に重要だったためと考えられます。
投資ニュースにおいても、損失や下落といったネガティブな情報の方が、利益や上昇といったポジティブな情報よりもクリックされやすい傾向があります。先の通り、ネガティブニュースの方がクリックされるらしいのです。
ある調査では、ネガティブな言葉を含むニュース記事のクリック率が、ポジティブな言葉を含む記事のクリック率よりも27%高かったという結果が出ているそうです。
また別の調査では、悲観的な見出しを持つ記事のシェア数が、ポジティブな見出しを持つ記事のシェア数の2倍以上だったという結果が出ています。
なるほど、なんだか商売の匂いがしますね…
確証バイアスが発動する
人は自分がすでに持っている信念や意見を裏付ける情報を求める傾向があります。投資家であれば、自分が投資している銘柄や市場に関するポジティブな情報よりも、ネガティブな情報の方が、自分の投資判断を正当化するために役立つと考えるかもしれません。
損失回避
人は利益を得ることよりも、損失を回避することを優先する傾向があります。投資ニュースにおいても、損失や下落といったネガティブな情報の方が、利益や上昇といったポジティブな情報よりも、人々の行動に影響を与えやすい傾向があります。
情報の非対称性
投資家は常に完璧な情報を持っているわけではありません。情報に差がある状況下では、投資家はリスクを過大評価しやすくなり、悲観的なニュースに過剰反応してしまう可能性があります。
メディアの影響
メディアやSNSでのインフルエンサーは、視聴者や読者の関心を引くために、ネガティブなニュースをセンセーショナルに報道することがあります。これは、悲観的なニュースの方が拡散されやすく、より多くの人々に閲覧されるためです。
ほとんどの個人投資家はこれに釣られているのではないかと思います。
投資家としてどうすべきか?
悲観的なニュースに惑わされることなく、適切な投資判断を行うためには、以下の点に注意することが重要です。
情報源の信頼性を評価する
複数の情報源から情報収集を行う
ニュースの見出しだけでなく、本文もしっかりと読む
感情的にならず、冷静に判断する
長期的な視点を持つ
結論
人は悲観的なニュースに引き寄せられやすいという心理的バイアスが存在します。投資家として、このバイアスを認識し、適切な情報収集と判断を行うことが重要です。
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