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投資初心者は投資でタイミングを見計らう戦略の危険性を認識するべきだ

こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
投資を始めるとき、多くの初心者は市場のタイミングを計ろうとします。
つまり、株価が最低点のときに買い、最高点で売る
ことで最大の利益を得ようとするのです。しかし、市場のタイミングを正確に予測することは、非常に難しく、多くのプロの投資家でさえもこれを成功させることはできません。
今回は投資のタイミングについて解説します。
それではどうぞ!



なぜタイミング戦略は危険なのか?

  1. 市場の不確実性: そもそも株式市場は多くの変数に影響されます。経済データ、政治的出来事、自然災害など、予測不可能な要因が市場の動きに大きな影響を及ぼす可能性があります。様々な思惑、情報が入り乱れる化け物が株式市場です。

  2. 感情的な決定: 市場のピークや底を予測しようとすると、投資家は感情的になりがちです。恐怖や貪欲に駆られた決定は、しばしば失敗につながります。

  3. 機会損失: 最適な投資タイミングを計ろうとして勝手で未熟な判断で市場から離れることで、価格の上昇から利益を得る機会を逃すことがあります。逆もあります。


具体例: 2008年の金融危機

2008年の金融危機は、タイミング戦略の危険性を示す良い例です。多くの投資家が市場の底を予測しようとして、株価が最低になるのを待っていました。しかし、市場がどの程度低下するか、そしていつ回復するかを正確に予測することは不可能でした。結果として、多くの投資家は市場の回復初期の大幅な利益を逃しましたと聞いています。

下記はS&P500のチャートです。
2008年9月15日のリーマンショック後です。
その後2009年3月が大底です(赤丸は底)が一体何人のプロアナリストや専門家が予想できたでしょうか?

もし2ヶ月でも買うのが前だとしても、どれだけの損をしていたのでしょうか…

Yahoo!ファイナンスより

長期的な視点の重要性

そもそも長期投資の成功には、市場のタイミングを計ろうとするよりも、質の高い企業に長期的に投資することが重要です。
例えば、AmazonやAppleのような企業に早期に投資していた人は、市場の短期的な変動に関係なく、長期的には顕著なリターンを得ています。


私の結論

市場のタイミングを見計らう戦略は魅力的に見えますし、誰もが狙っています。しかし多くの場合、リスクが高く、長期的な成功を妨げる可能性があります。投資初心者は、市場の動向を予測しようとする代わりに、時間を味方につけ、質の高い企業への長期投資に焦点を当てるべきです。

このアプローチこそ、市場の変動を乗り越え、時間の経過とともに資産を成長させるのに役立つと思います。

私の経験では以下のような結論になりました

⑴:歴史的に見て、長期的な10年以上の投資は有効であり、過去のデータは市場が時間とともに回復する傾向にあることを示している。
市場から逃げず、S&P500などを抱いて市場に居座り続ける方が賢明です。

⑵:投資成功の鍵は長期的な視野を持ち、強い決算、良い財務基盤、良い経営陣を持つ企業に投資することであり、このような投資は回復力が高いと見ています。

⑶:以上から市場のタイミングを計ることは危険だと私は言い切れます。
特に投資初心者は投資のタイミングを人生でたった一度外したばかりに、本来得たであろう長期的な収益を大きく損なう可能性があります。
市場がどう動くかを素人目線で予測し、投資をする事はリスクが大きいと思います。

個人投資家の手持ち資金で、あーだこーだとどれだけタイミングを図っても、それは太平洋で500mlの色付きの水を流すようなものです。
太平洋の海の色は全く変わりません。市場は大きいのです。そういう感覚でいいと思うのです。

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