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第四回:ウォーレン・バフェットの教えに学ぶ1966年ウォルトディズニー社の真の価値

こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
ウォーレン・バフェットのワード語録シリーズ四回目です。

バフェットはかつて「価格は支払うもの。価値は得られるもの。」と述べていました。

ウォルトディズニー社が1966年の上半期に株式市場でどれだけの価値があったか見てください。1株当たり53ドルでそれほど安いとは思えないかもしれません。
しかし、その値をもとに考えると、ディズニーの会社を丸ごと8000万ドルで買えるのです。当時、白雪姫やスイスファミリーロビンソンやその他いくつかのアニメは既に減価償却されて、帳簿上は価値のないものとみなされていましたが、実際はそれだけで8,000万ドル位の価値がありました。おまけにディズニーランドもあるし、ウォルトディズニーと言う天才もビジネスパートナーとしてついてくるんですよ。

出典:文響社ウォーレン・バフェットの生声本人自らの発言だからこそ見える真実より

この言葉は、投資家にとって株価だけでなく企業の本質的な価値を見極める重要性を示しています。

1966年上半期、ウォルトディズニー社は株式市場で1株当たり53ドルという価格で取引されていました。

この価格は一見すると高く感じられるかもしれませんが、実際にはディズニー社の真の価値を反映していない可能性があります。
以下に、その理由と当時のディズニー社の隠れた価値について詳しく解説します。
それではどうぞ!


1. 株価と帳簿価値のギャップ

当時のウォルトディズニー社は、白雪姫、スイスファミリーロビンソン、その他いくつかのアニメーション作品を制作しました。

これらの作品は減価償却により帳簿上では価値が減少し、最終的には帳簿上の価値がほとんどなくなっていました。しかし、実際にはこれらの作品は市場価値として約$8,000万ドルもの価値を持っていたとされています。

これは、ディズニーの知的財産やブランド力が帳簿価値以上に評価されていたことを示しています。

2. ディズニーランドの存在

1966年には既にディズニーランドが運営されており、これは単なるテーマパーク以上の資産価値を持っていました。

ディズニーランドはブランドの象徴であり、長期的な収益源としても重要な役割を果たしていました。このような実物資産は株価には直接反映されにくく、投資家にとっては見落とされがちなポイントです。

3. ウォルトディズニーという天才的リーダーの存在価値を見抜く

ウォルトディズニー自身も重要な資産です。
彼の創造性とビジネスセンスは、会社の成長と成功に大きく寄与しました。
現在のディズニーの繁栄を見れば、それは明らかでしょう。

ウォルトディズニーという人物の存在は、会社のブランド価値を高めるだけでなく、ビジネスパートナーとしての信頼性も向上させていました。
このような人的資産も、株価には直接反映されにくい要素です。

4. 総合的な企業価値の評価

以上の要素を総合すると、ウォルトディズニー社の真の価値は株価だけでは測りきれないことが分かります。

実際には、ディズニーの知的財産、テーマパーク、そしてウォルトディズニー自身という3つの主要な資産を考慮すると、会社全体の価値は$8,000万にも達すると言えます。

最後に:投資家へのメッセージ

ウォーレン・バフェットの言葉を借りれば、「価格は支払うもの。価値は得られるもの。」投資家の皆様にとって、株価は重要な指標の一つですが、それだけで企業の真の価値を判断することはできないでしょう。

当時のウォルトディズニー社のように、帳簿上の価値以上に多くの資産を持つ企業は、長期的な視点でその潜在的な価値を評価することが重要です。
ディズニーの事例は、株価以上の価値を見極めるための一つの指針となるでしょう。
でも、結局はそれを見抜ける力が本当にあるか でしょうけれども…


出典:文響社ウォーレン・バフェットの生声本人自らの発言だからこそ見える真実より引用しております。

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