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私が猫と暮らすなんて・・・③譲渡会編

「猫を家族に迎えよう」と私と娘は、ペットショップから保護猫へ方向転換。

最初はペットショップの提示金額に、自分の経済力が追い付かない!という情けない「きっかけ」ではありますが(^-^;

でも、そのおかげで「保護猫の存在」を知ることが出来ました。
知ることが出来たのは私達親子にとって、とても良かった事です。

保護猫を知る上で、飼育放棄や多頭崩壊など、人間の身勝手に巻き込まれた動物たちの悲しい現実を知る事にもなりました。
それは殺処分や野良猫の増加に繋がってしまう事。そういう状況に立たされている猫がいる事を知り、悲しくなりました。

また、このような状況を防ぐ為、ボランティアで「TNR活動」や、保護した猫の新たな家族を探す活動をしている方がいる事を、本やブログを通して知りました。なかなか出来る事ではないな、と胸が熱くなりました。

娘と話し合い「我が家では保護されて行き先を探している子がいるのなら、そこから家族を探してみよう。」というのが結論になりました。

どこで出会うのも、きっとそれは巡りあわせ。ペットと家族のオンリーワンの出会いですよね。迎え入れたその命を大切に責任をしっかり持つことが重要な事も改めて確信しました。


そこからは、保護猫の里親募集のサイトを毎日チェックです!
暇さえあればのぞいていました。
娘は子猫ばかりを見ていました。やはり、子猫と遊びたいらしい。

里親募集のサイトでは、その猫の様子が分かりやすく掲載されていました。
どんな経緯で保護猫になったのか、性格、人慣れしているか、ウイルス検査やワクチン接種状況、去勢についても明確で、譲渡費用も載っています。

この分かりやすさと、保護後にしっかりと医療を受けて下さった元親さんの存在がとても心強かったんです。

外を歩く野良ちゃんを「ポン」と渡されても、私はきっと戸惑いしかありませんでした。
でもこの元親さんの活動のお陰で、初心者でも保護猫を家族に迎え入れられたと思います。

そして、その保護猫サイトで兄弟のチャトラの子猫たちに”ドキリ♡”を感じるのです。
情報には「〇月〇日譲渡会に参加します。」と書かれています。

譲渡会。それは「里親募集中の猫ちゃん」と、「里親になりたい人」を引き合わせる会。何組かが一斉に集合するので、里親になりたい人にとっては色々な猫ちゃんと出会える場でもあります。

チャトラ君は譲渡会に参加するとな。そこでお会いできると。。。お会いできる。お会いできる!よっしゃー!行くぞーぃ!


まるで、推しの追っかけをするように、「お会いした状況」を想像するだけでムフフな私。
学校から帰ってきた娘に「ただいま」を言わす間も与えず「あのね、あのね、」と鼻息荒めに誘うのでありました。

そして初めての譲渡会。
車で送ってくれた旦那に「決めてきちゃったらどうしよう~!だってまだ1回目だもん、すぐ決めるなんて絶対そんなの良くないよね!こういう事はよく考えないと!でも運命ってあるもんだからなぁ~。」

「ウザいママでた・・。」
車内はそんな状況だったかもしれません。
もしくは、だれも私の話は聞いてなかったかもしれません。

車は停められない会場だったので私と娘で会場に入りました。

娘は私よりは冷静でしたが、会場に入る前の動物の鳴き声を聞くと「わぁ!」となっていました。

目をキラキラさせた小学生と、目をギラギラさせたおばさん、入場です。

10組くらいの元親さんと、その方が連れこられた保護猫ちゃん達がゲージに入っていました。(1人1匹の方もいますが、大きなゲージに子猫をまるっと5匹、という方もいらっしゃいます)

その光景に「わぁ~」となる娘と私。
少し緊張している我々を「どうぞ~」と、いざなってくれる主催者さん。
非常にアットホーム。

推し君がいるけど、そこに直行するのも気が引けて順番に見させていただきました。

こういう時、子供が一緒にいるってありがたいです。
「お姉ちゃん、子猫が良いの?抱っこしてみる?」などと娘に話しかけて下さる事が多く、人見知りの私でも娘を介して沢山の元親さんにお話を聞くことが出来ました。

そしてその会話の中でこんな話題が出ました。(↓元=元親さん)

元:「初めて猫飼われるんですね。何匹ですか?」
私:「えっ、1匹です(即答)」この時当たり前に1匹と思っていました。
元:「1匹なんですね。でも子猫なら兄弟で2匹も良いですよ。」
元2:「そうだね、よく遊ぶからね。1匹って言っていて結局2匹になる人も多いよね。」
その周りの元親さん達、そうそうみたいな顔。

えっ・・・そうなの?いやいやいや~。その時はそう思っていたんです。
でも、その占い師ばりの予言は、頭の片隅に引っかかりました。

子猫を兄弟で連れてきていらっしゃる方が3組ぐらいいて、満を持してそのゾーンに参入。

しかし、私の推し君は・・・なんとまだ小さすぎて場慣れが心配で、今回連れてこれなかったと。。ガーン・・・今となっては良い思い出です。

でもこの日、出会いがあったのです!
その隣のブースにいた「ハチ割れ兄弟達」の所で足が止まりました。

元親さんは、とても親しみの持てる方で話しやすく、
「猫飼うの初めてなんですね。お姉ちゃん子猫が良いんだね~。この子とても人懐っこいんですよ。」

ポンっと、娘の膝に置かれたハチ割れ君。
厳密にいうと兄弟の中でも、その子はハチ割れてなく「バッドマン状」に鼻先まで黒マスクをかぶっている様な子でした。そして狸のように真ん丸なお目め♡クールと可愛さを兼ね備えておるではないかっ!といった猫でした。

非常に大人しく、娘を見上げてしっかり抱っこされている。
娘、ニヤニヤが止まりません。

兄弟で遊んでいる姿を見て「さっき2匹飼う人が多いと聞いたのですが、どう思いますか?」と、ここでも占い師の言葉が引っ掛かり聞いてみました。

「もちろん猫ちゃんのタイプにもよるし、環境にもよりますけど兄弟で飼う人多いですよ。小さいうちは2匹だと遊び相手になるし、生まれてずっと一緒にいるから譲渡する方も兄弟一緒だと安心で優先する事もありますね。」と。

ここで「バッドマン君の兄妹」にも触れ合わせて頂き、兄妹が遊ぶ様子を見ていたら『「兄妹」もありなのかもしれない。そして見ていて楽しい。』と、揺れる自分が顔を出してきました。

「もし気になったらトライアルできますからLINE下さいね。トライアルは1週間お宅にお預けしてのお試し期間です。ここで難しそうなら途中で迎えに行きますし、ご家族も猫も良さそうならその後譲渡になります。」との事。

会場をでて・・「どうだった?」と娘に。

「バッドマン君、めっちゃ可愛かった。兄妹ちゃんも。」
そうだよね。そんな感じしたよね。ママもとても良いと思った。

でも2匹・・・いけるのか。お金事も2匹でいけるのかちゃんと考えてみよう。そしてまだ初回の譲渡会、こんなにあっさり決めて良いの?そんなことを考えて。
「その気持ち少し考えて変わらなかったら、元親さんにLINEしてみよう。」という事になりました。

そして、帰りに夫に「2匹」の話をしたら、「おぉ、2匹!」と驚きで少し笑っちゃって。でも話を聞いて「そういうもんなんだね。まぁ、二人でよく考えて、その方が良いならそれも良いんじゃないかな。」と。

娘も私も次の日から、お互い色々想像してみましたが2人とも、もう家には兄弟猫が2匹いる絵になってしまっていました。

お金のことも譲渡費用とその後の猫生活費が2倍になる事を考えて、何とかなりそうだと結論づけました。

そしてその譲渡会から1週間を待たずに元親さんの元へLINEをするのです。
「トライアルをさせて頂きたく、お願い致します。」と。

その結果は・・・!?
つづく・・・

今回はまた長くなってしまいました。
最後まで読んで下さってありがとうございました(´-`)

↓これまでのお話も読んで下さったら嬉しいです(^-^)↓


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