私が猫と暮らすなんて・・・②「保護猫」の存在編
「猫を家族に迎える!」と決めてからというもの、私と娘は毎週のようにペットショップへ通いました。
「ペットを家族に迎え入れる=ペットショップ」と思い込んでいたからです。
図書館でも「猫図鑑」なる本を借りて、猫の種類を勉強していました。
あまり元気良すぎる猫ちゃんより、おとなしいタイプの「ラグドール」や「ペルシャ」なんてどうかしらね~なんて娘と話して。。
しかしペットショップのスコティッシュフォールドに「スコちゃん」と名付ける娘にお値段を目にした私は、首を横に振り帰る日が続きました。
「ごめんよ。」と、「ママのパート代では・・・とても・・・」と。
そしてある日、初めて行ったペットショップの一角に、個性豊かな柄のネコちゃん達が集められているスペースを発見したのです。
大きい子から、小さい子まで3~5匹くらいが自由に遊んでいる様子。
ネコちゃんの紹介なるものには、「お名前・大体の月齢・性格・ワクチンや健康状態」などが書かれていました。そのコメントが面白くて見入ってしまいました。
「のんびり屋さんの食いしん坊」とか「鼻の下のホクロがキュートです」とか「ツンデレな女の子」とか。
あの子の事言ってるんだなぁー、なんて見比べながら観察していました。
娘も個性的な柄に「あの子、前髪あってかわいい!」とか「あれが三毛猫だよ!」などと興味津々のご様子。
私も『そうそう、この感じ!「ザ・猫」って、この感じだよね。』と。
ペットショップのお姉さんに聞いてみると「あそこにいる子たちは保護猫ちゃん達なんですよ」と。
「保護猫・・・」
聞いたことある!元野良ちゃんってことか。
保護猫の存在は、だいぶ昔にテレビで見たことがありました。野良ネコちゃんを保護して、新しい飼い主さんを見つける活動をされている方のドキュメンタリーだったなぁと。
それに、昔、会社の人が「お隣さんの庭先で野良ちゃんが赤ちゃん産んで1匹もらって飼ってるんだ」って言ってた。
確かに、猫を家族に迎えるというのは、そういう方法もあるのか・・・と。
本当に無知・・・
野良ネコちゃんは周りに普通にいるのに、その子たちを保護したり、飼い主になることは、それまでの私には想像できていなかったのです。
「野良猫」というと、昔、私が恐怖心を抱いていた「人に心を閉ざして生きている」イメージ。すごい瞬発力で逃げる恐いイメージ。
でもこの時感じた保護猫ちゃんは、とても優しい目をしてのんびりしていて、要はとても可愛かったんです。私が猫を好きになったからでしょうか?
そのブースの貼り紙をよくよく見ていくと「台風で親とはぐれたところを保護」とか「足にケガを負っていたところ保護」など、それまでの経緯も書かれていました。
病気の検査、健康状態、ワクチンやノミダニ、去勢手術についても、分かりやすく書かれていました。初心者の私としては大変安心感を得ました。
また、「新しい家族がみつかりました!」という、これまでここにいた子の新生活の写真も貼られていました。
その雰囲気が妙にフィットして、これは色々知るべきだな。と思い、そのお店を後にしました。
それから「ネコの吸い方」という坂本美雨さんの本を読みました。これがとても良かった。私のバイブルとなり、美雨さんとサバ美さん(愛猫)の出会いや生活、保護猫活動について学ばせてもらいました。
娘もサバ美さんをきっかけに、ネットで保護猫について一緒に検索したり、実際に里親募集ページを見るのが日課になっていきました。
「猫を家族に迎え入れる=保護猫を迎え入れる」に変わっていったのです。
週末の私たちの行き先は・・・ペットショップから「譲渡会」へと変わっていくのでした。
モフとあられが我が家にやってくるのは、もう少し先のお話。
つづく・・・
こうして読んで頂けたこと感謝しています。ありがとうございました(´-`)**
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↓先のお話はこちら③↓
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