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2019年観た映画の感想まとめ 特撮・単発アニメメインで22本+1
2019年もあとわずか。
映画は毎年月1〜2本ペースで観ています。
特撮作品はTVシリーズの作品ですら年6本くらいは上映されるので、特撮ファンは観覧本数が水増しされがちではあるけれど、それを除くと、月1本あるかないかに収まります。
2019年はそれを抜きにしても月1本は越えました。専ら邦画に固まりましたが…。特に洋画、いくつか見逃してしまっています。
以下、2019年観た映画について、短めの感想をつけてまとめをしていこうと思います。
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■仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER(応援上映)
12月に1度観ていたけれど、札幌では1回限りの応援上映ということで、仕事終わりに突撃。
最後に拍手が沸き起こるほど、観客も盛り上がった良い応援上映でした。
「仮面ライダージオウ」としては完全にパラレル世界とのことですが、ジオウそのものの作品の性質上、「こういう周回もある」と捉え直した方が良いのかも。
■ビルドNEW WORLD 仮面ライダークローズ
せっかく倒したエボルトがぁぁぁ!
万丈に新彼女ができる件は、確かに彼が戦うようになった動機からすると良い落とし所だと思います。
条件を満たさないだけ1人だけ旧世界の記憶が蘇らない内海、このまま平和に暮らしていて欲しい…。(欲しかった。)
■劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ
由緒正しいアニメ版シティーハンター。
「2019年の新宿」を描くことに力が入っていて、昭和末期あたりにいたはずのキャラクター達が違和感なくこの時代に溶け込むのは良かったです。掲示板がなければARで呼び出せばいいじゃない。
主要キャラは総登場、アニメではお初のキャラやどこぞの怪盗も。お祭り感があっていいですね。
■翔んで埼玉
ただでさえ斜め上な原作から、更に斜め上に翔んでいった、なかなかの作品でした。開幕原作者ってどういうことだ。(褒めてる)
BL要素から逃げていない(二階堂ふみはきちんと男性役をやっている)のも好感。
ところで、私の観た回では「映画 少年たち」の予告が流れていました。京本“親子”、父親の時空が歪んでいる…。
■劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル
昨年放送されていた「ウルトラマンR/B(※ルーブ)」の後日談です。
過去作からのゲスト出演とはいえ、複雑な家族関係の湊家に迷い込んできた朝倉リクという取り合わせの妙。
トレギアっていうポッと出の何かに何の説明がないので消化不良起こしていますが、R/Bは湊家の目の届く範囲しか描写されないので仕方がない部分もあるんですよね。
ウルトラマングルーブは完全CGです。遂にこんなクオリティでCGキャラのバトルを描けるようになったんですね。
■映画 少年たち
原作は、初演が50年前(!) というジャニーズミュージカル。少年刑務所内の抗争と、ソシオパス看守長率いる看守との戦いを描くミュージカル作品です。
ジャニーズミュージカルだと大味な内容を想像していたのですが、思ったよりはちゃんとしてました。すみません。
原作舞台を観てないのでネット情報ですが、映像化ということでキャラの書き込みが深くなっているようですね。特に看守長は大きく変更があるようで、ラストの展開も新たに追加されたと。この映画の公開後間もなく、ジャニー氏は倒れられているわけでして、なんと意味深な話かと…。
■ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー
どちらも(ルパパトはこれだけで1作品なので、2作品としてカウント)好きな作品なので楽しく観れたけど、よくこの人数を捌いたものです。怪盗と快盗の組み合わせは特に良かったですし、他にもいろいろ。ただ、ラッキーと朝加圭一郎に共通点はないと思う。
宵町透真周りが色々ありすぎる…。
■ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
核弾頭を軽率に使っちゃうアメリカ脳は前作と変わらないが(今回はこれが良いシーンを産むが)、その他は色々と「わかってる」作品。吹き替えなしで観てこその作品に思えましたが、吹き替えも評判が良い様ですね。
ご本家では怪獣大進撃系の作品は当たりはずれが激しいですが、これは当たりの方です。
公式が「ゴジモス」を開拓するなど…。
■きみと、波にのれたら
掘り出し物です。「アイドル映画で、アイドルにやらせられないシーンを無理に撮影するなら、いっそアニメにすればいい」という気付きがありました。
もちろん声の演技が駄目ならどうにもならないのですが、ヒロイン・川栄李奈の演技力は非常に優れており、無理なく作品に没入させてくれました。
アニメとしても映像美 、特に水の表現の多彩さも目を見張るものがあります。その関係で彼氏側がおもしろ映像になりがちだし、彼女の傍から観た時の痛々しさも喜劇的になってしまうのですが、きっとそこは狙ってやってますよね。
■ザ・ファブル
意外に合っていた佐藤明。もはやノースタントどころか命綱なしでビルの外壁を登る岡田准一。ちゃんと全裸にもなる岡田准一、そして安田顕。
あとジャッカル富岡も評価したい。
今の時代、コワモテ俳優が集めにくいというのが若干ネックになっているかもしれません…その中にあって、柳楽優弥の振り切ったクズみが良かったです。
長回しで行われるアクションシーンはどこも見事。冒頭のバトルはファブルの思考を現す演出も良く、岡田准一の現代もので初めて制限のない戦闘が観られたという点でも特筆すべきではないかと思います。
■天気の子
好き勝手をやる新海誠作品が帰ってきた!「君の名は。」の手法を用いつつもいい感じでやらかしてる感じ!イイね!
下手にツッコミいれなければ、エンターテイメント作品としての出来は良いですよ。
■劇場版 仮面ライダージオウ / 騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE
これも2回鑑賞。我が魔王登壇回のチケットが運良く取れてしまった為。実物はスタイルが綺麗でヤバかった。
我々の平成は、DA PUMPが紅白で「P.A.R.T.Y.」を歌い終わるまで終わりそうにない。
リュウソウジャーは、本編でやっておいても良いほどの重要な内容ではないかな。と思っていたら後日その予感が的中したなと思いました。
佐野史郎氏はどこにでもいる(笑)。
■プロメア
封切りはもっと前だけど、おすすめされて観た時期によりここに入ります。
オススメしてくれた方が観ることを「キメる」と言っていましたが、なるほどわかる。中盤の絶望から一転しての終盤のテンションがヤバイですな。4DXがスケジュール的に見られなかったのは残念です。
ラスボスは序盤から声で察してしまうけど、それを補って余りある怪演が宜しいですね。滅殺開墾ビーム!
■ビルドNEW WORLD 仮面ライダーグリス
同時上映「ドルヲタ、推しと付き合うってよ」って何考えてるんだ、と思ったら、本編でした。
こちらは綺麗にまとまった。ビルドとは思えん。どさくさで別なカップルもできてるし。
それと、内海がライダーとして蘇ることもあり、本編でできなかったライダー総攻撃ができたのも良かったです。
■HELLO WORLD
約束された名作。世界を賭けた恋愛ものですが、アルタラという舞台装置のおかげで新海作品のようにはならない(笑)。世界の入れ子構造には頑張ってついていきましょう。
「先生」の声の担当は松坂桃李。安心して観られる声の演技でした。
■空の青さを知るものよ
おい、これ青春ものだけどover30作品じゃないか。グサグサ刺してきやがる。青春世代も青春過ぎた世代も、どちらも経験した人にはよりクるものがあるはずです。
あとめちゃくちゃガンダーラ推し。一瞬本家が流れるのもポイント高いです。
吉沢亮が実質2役になっていますが、安心して観られる声の演技でした。(2度目)
■映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
きっと関係者すら「大ひっと」するとは思っていなかったでしょう。児童向けの名作がまた1つ生まれてしまいました。
すみっコぐらしはリラックマほど興味はないけれど、ナレーションがイノッチさんだから観ておくか…というノリでした。観終わった時にはそんなことすら忘れ、「いいからすみっコぐらしを観ろ」と鳴いたり、「冬のこもりうた」のカラオケ配信のリクエストを入れていました。(配信済み)
■スペシャルアクターズ
上田慎一郎監督には力量があるということを示した作品。ただ札幌では「カメ止め」を長く上映していた札幌劇場が営業しておらず(2020年復活予定)2館で公開したけど打ち切りも早かった…残念過ぎます。
観た人の一部には「兄弟萌え」で話題になっていました。緊張すると倒れてしまう頼りない主人公と、彼をチャラい見た目によらずまっすぐ応援する弟、確かにかわいいです。
■超・少年探偵団NEO -Beginning-
少年探偵団のキャラクターの子孫達(と幼馴染)が怪人二十面相と戦う話。
「新感覚」と惹句はつくものの、アラフォー世代であれば「日テレ土曜9時のノリ」で説明がつく作品です。この映画はその第1話初回2時間スペシャルのような作品なので、むしろテレビドラマでやらないと第2話の制作が危うそうな気はします。
あと、佐野岳のアクションがあるって聞いてなかったのですが!
■アナと雪の女王2
国を守るヒーロー達のアツい物語です。今回の前向きなエルザをみると、やはりアナの姉貴なんだなと実感できます。
前作のあれやこれやも笑い事に昇華されていて、あれから彼らの時間が良い方に流れていったことが窺えます。
はっきりいって、ステマする必要はないし、ステマ騒動で汚されたことが残念です。
■CITY HUNTER THE MOVIE 史上最香のミッション
シティーハンターの新作アニメ映画が日本で公開されていた頃、フランスで爆誕した実写版です。
キャラビジュアルは完璧。特に香が良い。
ノリをギャグに振り過ぎなのと、ある事情でもっこりできなくなった冴羽獠、そしておっさんのエロネタが異様に多いことから、二次創作臭さが出てしまったと思います。でも二次創作としては良い出来です。
最後のシークエンスは完璧なシティーハンターでしたし、もっこり封じだけは映像化の初手でやってはいけなかったかもしれません。
■仮面ライダー 令和ザ・ファースト・ジェネレーション
「仮面ライダーゼロワン」のスタート早々に亡くなってしまったお父さんがガッツリ登場します。
超かっこいい。
「ジオウ」のアナザー世界だからできた物語ですね。
常磐ソウゴ(記憶が残った後)の貫禄が凄い。完全に魔王ムーブ。アナザー1号は魔王の力を使わせないためにいる気がしました。ゼロワンの密さに対してジオウ側が雑なのも原作準拠です。(笑)
最後のバトル、最後まで観てみたかったです。
■この世界の(さらにいくつもの)片隅に
てっきり2016年の作品にリンさんのパートが増えただけだと思ってたんだよ。
既存のシーンも原作から更に情報を取り込んで大改造してるじゃないか!ほぼ「新作」!
原作未読で2016年の方だけご覧になってる方は、特に「別物」にみえるかもしれませんが、どちらもあの原作を動画作品にしたものとしては正解だと思います。
3時間近い大作に生まれ変わっていますが、私の集中力は丸々この3時間に持って行かれてしまい、終わった後しばらく頭が働かなくなりました(ノ∀`)
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