忘れられない講演の思い出

これまで全国各地でスポーツ、健康、コミュニケーション、リーダーシップなど様々なテーマで講演やワークショップをやってきました。

うまく行ったことも、思い通りにならなかったことも、山ほどあります。というか、思い通りにならないのが常で、どんなに準備をしたところで、予想外のことは起こります。
では、準備は無駄なのかというと、そんなことはなくて、準備こそが自分を助けてくれるということも、身に染みて知っています。

その中でも一つ忘れられないものがあります。
とある講習会で僕の話を聞いてくださった方から、「オリンピックを目指すジュニア選手への講話」という依頼を受けました。
事前打ち合わせもいい感触で万全の準備を進め、念のために前日に現地入りして、直前打ち合わせで「オリンピックをきっかけにスポーツに触れる親子のための講話」だったと判明し徹夜で8割の台本とスライドを差し替えて乗りきったことがあります。

「世界レベルで戦うとは!」のはずが「親子でスポーツを始めてみよう!」という対象者だったと分かった時は変な汗出ました。

とはいえ、スポーツは皆のもので競技レベルで話の手抜きはできないので、朝5時まで準備をしたのですが、「いつかできればいいな」とぼんやり描いていた潜在的な考えを顕在化させる強制力としてこの状況は最高の効果がありました。
結果として、多様なジュニア世代に触れ、講演のネタが一本増えたことは大儲けでした。

誰でも最初は初心者ですし、オリンピックレベルも親子のレクリエーションもスポーツは多くの人の様々なレベルで人生を豊かにしてくれると信じています。当日は変な汗でしたが、振り返るととても貴重な経験ができたので、いい思い出です。

無事やり切った後に控え室で浴びたシャワーは最高でした。

こんなことはしょっちゅうで、七転び八起きというよりも七転八倒の人生ですが、これを読んでくださった方にも直接お話を届けられる日が来ることを信じてこれからも精進します。

ぜひお気軽にコンタクトしてください。
お待ちしています。

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