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【分析素人の挑戦#3】18-19ジュピラー・プロ・リーグ第27節シント・トロイデンxシャルルロワ

こんにちは、TKB84です。
#分析素人の挑戦シリーズ、第3回目です。
そもそものこのシリーズへの決意表明などはこちらからどうぞ。

今回取り上げるのは、DMM社の買収劇とそれによる日本人選手の移籍加入で話題の、そしてみんな気になるけどそこまで詳しく追いかけていないであろう、ベルギーのシント・トロイデンVVの試合です。
奇しくも直近は森岡選手の所属するシャルルロワとの対戦でした。自分自身、ベルギーリーグを初めてフルマッチ観戦しました。

1. 試合結果・スタッツ

↑ジュピラー・プロ・リーグのオフィシャルサイトより。Chromeの自動翻訳機能で英語になっています。

シント・トロイデンは冨安選手が先発フル出場、鎌田選手が先発で76分OUT、関根選手と木下選手はベンチ入りも出場なし。
シャルルロワは森岡選手が先発フル出場。

プレーオフ進出に向けてお互い負けられない試合でしたが、チャンスを逃さず仕留めたシント・トロイデンがシャルルロワから逃げ切った試合となりました。

今回も前回と同じコードウィンドウを使用します。ライン突破に注目したコードウィンドウです。

2. 前半

前半のタグ付け結果がこちら。

シント・トロイデンの得点は、前半早々に左サイドからペナに簡単にドリブルで侵入してのシュートと、DFラインのズレを大外へのアーリークロス気味のボールでついてのシュート。
シャルルロワの得点は、鎌田選手がカウンターに出ようとしたところを簡単に奪って、そのまま逆にカウンターをお見舞い、最後は左サイド深い位置からのグラウンダークロスにGKの鼻先でさわってのゴール。

印象としては、大味な試合ではないし、ロングボールが飛び交う展開でもないのだけど、お互いボールロストが多いなというところ。つなごうとする意識はあるのだけど、いまいちうまくいかない、そんな感じ。得点は両チーム合わせて3点入っているけど、実際ミス絡みとか、DFの緩さみたいなものが原因の得点ですし。

お互いいいシーンも作れていたけれども、そこまで効果的な攻撃ができていなかったんじゃないかというのが、MFラインの突破数に対してDFラインのラインの突破数が極端に少ないことからも見て取れるのではないでしょうか。

3. 後半

後半のタグ付け結果がこちら。

後半のシント・トロイデンの得点は、左サイドから右サイド大外へのサイドチェンジから、1v1で突破してのクロスにヘディングで合わせたもの。

タグ付け結果を見ると、シント・トロイデンがMFライン突破の回数が、サイド(大外)よりも中央が増えており、前半とは逆の形に。後半は特に、DF-MF間にスペースが大きく空いていることが増えており、そこを使うシーンはたしかに多かったです。ただ、その先DFラインのライン突破のシーンはほとんどどなかったですが…

4. 総括

サッカーはミスがつきものなのは間違いないですが、初めてのベルギーリーグは、全体的にミスが多いし、かなりスペースに余裕をもたせてくれるリーグだなあと感じました。DF-MF間で余裕持ってプレーできているシーンが多数。偶然この試合がそうだっただけなのかもしれないですが。もう数試合ウォッチしてみたいです。

日本人選手はそれぞれ、個性を出していて、日本人としては嬉しかったですね。冨安選手は安定感ある守備だけでなく、いい縦パスを配給していましたし、鎌田選手も派手なプレーはないですが随所で関わっていましたし(失点のきっかけになったのはいただけないけど)、森岡選手も何度もチャンスを演出していました。

5. 分析内容の改善点

やはり、アナリストの立場を想像すると、リアルタイムでコーディングしてて、ハーフタイムで修正の材料を監督コーチに提示するのではないかと。そのときに有用な情報とはなんだろうと。

細かく書くなれば、
前回も書きましたが、ライン突破についてもう少し細かくブレイクダウンできたらいいなと。
あとは、MFラインの突破は、大外に関してはあまり効果的ではないと感じていて。もちろんそこからのクロスなどで得点につながることもあるのですが。。
また、「2ライン突破」も、プレーの起点と終点がわかればDFライン突破としてしまっていいのかなと。

そんなわけで、コードウィンドウの改修を行う予定です!そちらもお楽しみに。ではまた次回。

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