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学習における単位ベクトルと活用の重要性

教育のワールドクラスという本によると、2015年のPISAデータベースでは日本の教育水準は5位と比較的上位に位置するらしい。2018年は9位と少し下がっているようです。日本の教育が高水準と聞くと果たしてそうなのかと、英語の話せない日本人を見てはそう感じてしまいますが、最近はその分野の単位ベクトルと活用が大事ではと感じています。


単位ベクトルとは何か?数学では例えばx/y/zの絶対値が一のものを指しますが、ここで言いたいのは基礎学習の内容からいかに生活に取り込むことができるかと考えてます。

算数の勉強がわかりやすいですが、足し算を覚えた後ものを数える時やお金の計算などいたるところで足し算を使用する機会があります。次に掛け算を習った場合、また定義→演算を繰り返し、足し算を思い返しながら掛け算の定義を定着していきます。割り算に至っては、掛け算の逆というものを思い返しながら小数点という世界を理解していきます。数に関するものは世の中非常に多くそれだけ活用の機会も多いので、苦手な人はいても活用が全くできない人はまれだと思います。

英語における活用とは?最近ベトナム語を学びながらよく考えますが、まずは身近な人への挨拶を毎日してみる事です。そのうちに「元気?」など声をかけてみます。そしてその人にやってほしい事や聞きたい事を習った文字を使って試してみる事です。単語のボキャブラリーが増えていったところで本や動画から知識をさらに学んでいきます。ですが、日本にいると身近な英語を話す機会は無く、いきなりハードルの高い本や突如として現れる街中の外国人との会話で英語の出来なさを痛感する次第です。

プログラミング言語における活用とは?これは理系の仕事をしていたらデータ処理等エクセルを使用する時に、例えばcsvファイルを一括合成するなどを何か言語を使ってやる方法をググればQiita等でいくらでも情報が出てくるので、インストール等環境のハードルは少しありますが活用自体は非常に簡単です。

音楽はどうでしょう?私はギターを弾くのでコードの抑え方から始まり、コード進行を覚え弾き語りができるようになり人前もしくはセッション等で遊ぶようになる事が活用と思います。

いろんなジャンルについて思慮を巡らせると、英語と音楽については大半の人の活用はなかなか初心者の活用の場が少なく、中一で習うHello!だけで笑いあえる活用やドレミファソラシドだけで楽しめる活用があまりないと思います。以前倉敷のドラムサークルというものに遊びに行ったとき、太鼓を皆で叩くだけでみんなで音楽を楽しめる場がありました。そういった基礎的な部分を楽しめる単位ベクトルでの活用の場を今一度みんなで探してみることが、学問を意義のあるものにする一歩かなと思います。

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