見出し画像

公務員から転職ってどうなの?

最近は安定していると言われる公務員から転職したいという人も珍しくなくなってきました。

とはいえ、いざ自分が公務員という立場を手放して転職したいと思っても不安が大きく躊躇してしまう人のほうが大多数。

今回は、公務員(教員)から起業した僕がそれについてお伝えしていきます。


副業ができないビジネス経験ゼロの公務員、教員、会社員から安心起業を目指すためのメルマガを日々、配信しています。

よろしかったらご登録ください↓

画像1


公務員だろうと転職は珍しいことではなくなってきているが・・・

世の中の流れとして、転職することは以前に比べれば当たり前になっています。それが民間企業だけの話だったのも、もう過去の話です。

いくら公務員だろうと教員だろうと、いわゆる「安定」を手放して、

「働き方」や「生き方」

を優先して新たなキャリアを求める人は増えてきています。

僕自身も実際、公務員(教員)を20年勤めた後に起業していますし、良い流れだと思っています。

ただ、公務員からの転職となると、理想通りにはいかないことが多いようです。

公務員からの転職が難しいと言われるのは以下のような理由です。

・転職時期の問題
・転職先の企業の条件の問題
・公務員よりも給与が下がるという問題
・スキル、職業経験の問題
・周囲からの反対

こうしたことが公務員にとっては転職への障害になります。

転職時期と企業側の採用時期がずれることが多い

公務員の場合、年度が4月スタートで3月終わりになります。

しかし、民間企業の場合、4月となると新卒採用が中心になると思います。
方向性として、当然、若い人材を採用し、じっくり育て、長く働いてもらうとなりますよね。

では、それ以外の時期となると、公務員をしながら転職活動をすることはできなくはありませんが、現実的に多忙になったり、本業にも転職活動にも集中できず、中途半端になってしまう可能性は高いです。

転職を決めているのなら、なりふり構わずという考えもできますが、実際にまだ公務員でいるならば、そう簡単に仕事をおろそかにはできないのが普通です。

そうなると、公務員は副業などが原則できませんから、まず退職をしてそれからじっくりと納得のいく転職先を探すということになります。

無職の期間を作りたくないと言っても、せっかく公務員という立場から「働き方」や「生き方」を優先して転職するのなら、慌てて妥協して転職先を見つけるようなことは避けたいですね。

公務員からの転職は年代によってかなり変わってくる

公務員に限らずではありますが、転職をする年代によっても違いが出てきます。

例えば、あなたがまだ20代でしたら、おそらく公務員の仕事をまだひと通り経験し終えてはいないと思います。

新卒とそれほど変わりませんから、いくらでもやり直しが効く年代です。

本来、数年働いて、その会社やその業界がほんとに自分に合うのかを見極めて続けたり、違う方向に進んだりできることが理想です。

ですから、合わないのなら早く方向転換するという考え方は雇う側にとってもいいことなのではないでしょうか。


これが30代半ばから40代半ばだったらどうでしょう?

公務員としてのひと通りの経験を積んでいるはずです。

そうなると、それなりのポジションを任される年代になっているはずですね。そういう意味では公務員としても最も働き盛りの年代です。

ただ、転職をするとなったとき、民間企業側から見たらどうでしょうか?

おそらく、30~40代の年代を雇うとなると「即戦力」のポジションですよね?

しかし、公務員としての経験、スキルは身についていても、一般企業が求めるスキル、経験とはかけ離れている場合のほうが多いです。

つまり、よほどIT関係のスキルを持っているとか、過去に民間企業でバリバリ働いていた経験があったりしない限りは、それなりの企業に採用されるのは難しいのではないでしょうか。

もちろん、それほど仕事内容にこだわりがなく、収入の面でも公務員のときよりもかなり下がってもよい、職さえ変えられればよい、という人であれば十分可能ではあります。

50代以上も同様で、即戦力は当然、その人を採用することで企業に大きな利益をもたらすことができるといった、かなりの実績のある人でないと難しいのが現実ですね。

まとめると、

・公務員から転職するなら若ければ若いほどよい
・年齢が進むにつれて、企業側が求める実績やスキル、経験で勝負するしかない

といったところでしょうか。

公務員と言っても、その中での業種の違いはあります。

僕は元教員ですが、教員から転職する場合は20代から30代前半くらいまででしょうか。

40代50代になってくると、ほとんど聞いたことがありません。

世の中はキャリアチェンジは普通のことになってきていますが、公務員にとっての転職はまだまだ越えなければいけないハードルはあるようですね。

公務員からの起業というもう一つの選択肢

僕自身は転職という選択肢は考えず、起業という道で進みました。

今思えば、40代以降になると転職を考えるよりも、むしろ自分でビジネスを作り上げていくほうが合っているのかもしれません。

20年くらい公務員(教員)を続けて、折り返し地点を迎えたときに、新しい働き方や生き方を求めていく人が多いのは頷けます。

世の中の流れとして、もともと副業、起業というものが珍しくなくなってきていること、ビジネスのオンライン化が進み、誰でもどこからでも自分でビジネスができる時代になってきているということは事実です。

ただ、副業が原則禁止されている公務員は基本的にビジネス経験がありません。

給与が間接的に振り込まれる公務員と、提供した商品やサービスに対して直接的に報酬を受け取る起業家とは正反対です。

時間給が基本の公務員と、成果報酬の起業家もまったく異なります。

当然、クリアすべき要素はありますが、実際に僕も含め、公務員、教員から起業する人はここ数年だけでもかなり増えていると感じます。

次回は公務員からの起業について僕の経験なんかも含めてお伝えできたらと思います。

おわりに、僕の著書『教師からの起業術』です。有料なので恐縮ですが、よろしかったらお読みください。





よろしければサポートよろしくお願いいたします。関わる方々に還元させていただきます。