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初めてのレジンコースター。できあがったのは・・・

前回の記事 でレジンテーブルを作ろうと思いたち、はじめの一歩としてレジンだけでコースターを作ってみることにしました。

結論、出来上がったものとしてはかなり残念な感じになりました。

が、作る過程でたくさんの気づきがありました。今回は出来上がったコースター呪物の紹介は程々に、製作での気付きと改善点を書いていこうと思います。


早速つまづく

まずはレジンを流し込む型がなければ話が始まりません。

ですが残念なことに、コースターにぴったりなシリコンモールドを見つけることができませんでした。

やむを得ずホームセンターで塩ビのパネルを調達してカットし、グルーガンで型枠を作ってみました。厚さ1mmほどのパネルで、専用のアクリルカッターがなければ切ることができず、サイズを揃えるのにかなり苦戦しました。

切り出した塩ビの板は、長さに数mmの誤差がそれぞれ出てしまい、この時点でイマイチな感じです。

まず、これが第一の失敗。しかも、

グルーガンでガビガビの型枠

グルーガンで接着しているのでガッビガビです。

底面のパネルもギリギリのサイズ感でキレイな正方形にはなりませんでした。

素人目に見ても失敗するだろうなと思いましたが、このやり方で考えさせられる事もあるだろうと思い、このまま続行しました。

硬化したレジン

この動画を参考に、もみじは100円ショップで買ったイミテーションを使ってみました。艶が出てこれに関してはいい感じでした。

1回目の硬化の後よく見てみると、レジンが足りなかったようで、もみじが少しはみ出ていました。そこでレジンを足してみましたが、結果的にそれでも少し足りなかったかもしれません。

体積をしっかり計算してレジンの量を計りましたが、レジンを撹拌するための容器の内側にへばりついたりするので、型枠に流し込めた量は計った量よりも少なかったかもしれません。
計算してはじき出した体積よりも少し多めくらいがちょうどいいかもしれないですね。

出来上がったものは。。。

案の定出来栄えは、残念な感じになりました。。。

命を刈り奪りそうなコースター

縁がグルーガンの形で歪になってて、触ると痛いです。なんてものを生み出してしまったのか。それに、型枠の表面張力が影響したせいで、外側がかなり反り上がってます。
研磨というより切削が必要そうです。
紙やすりはあるんですが、工具を調達する必要があるので、これは後日改めてやってみようと思います。

よく見るとたくさんの小さな気泡

一見すると透明度は高く、キレイにレジンが固まってくれたように見えますが、よく見てみるとすごく小さな気泡がいくつも見えます。

良かったのは底面。
塩ビパネルの上にレジンを流し込んだので、研磨する必要もないくらいきれいな鏡面になっています。型枠からレジンを剥がすときも結構簡単に剥がすことができました。

型枠の底面に塩ビパネルか、それに似た素材を使ってみてもいいかもしれません。

何が良くなかったのか

型枠

今回の失敗の9割はこれに尽きるんじゃないかなと思います。
しっかりとした型枠があれば、禍々しい縁や歪な形にはならなかったはずです。

グルーガンもよくありませんでした。
かなり粘り気が強く、レジンテーブル製作で型枠をつくる際に使われるようなシリコンコーキングのように、キレイに型枠の隙間に塗ることができませんでした。
型枠同士の固定もグルーガンで兼ねていたのでそりゃあ歪みますよね。

コースターを作る型枠としては、壁の高さも高すぎたかもしれません。
すでに型枠を外して処分してしまっていますが、おそらく5〜8cm くらいの高さがあったと思います。

エポキシレジンは硬化の際に3~5%程度ほど収縮するそうなんですが、レジンを型枠の壁よりも低くしていたので、壁の表面張力で外側が盛り上がってしまいました。

表面張力

この部分は切り落としたり、型枠の高さは作りたいものの高さと同じくらいにして、レジンを少し多めにするとちょうどいいかもしれません。

液温

作業をした部屋は少し肌寒い室温でした。
測っていないので肌感覚ですが多分15℃くらいだと思います。レジンの温度はそれよりも少し低いくらいかもしれません。型枠に流し込んだあと、ライターで気泡を取ったりはしましたが、レジンの粘度が高く気泡が残ってしまったのかもしれません。

作業の前にレジンを温めたりすることでここは解決しそうです。

まとめ

はじめてレジンを触ってみましたが、今回実際に作ってみて感じたこと、考えたことは大きな収穫だったと思います。

  1. コースターなどの小物の型枠はシリコンのモールドを使おう

  2. モールドが無いような大きな製作物の場合は型枠はしっかり作ろう

  3. レジンは事前に温めておく

  4. レジンは思ったより収縮する

  5. 表面張力で盛り上がる部分が出る

  6. 最低限の工具は用意したほうが良さそう(端を切り落とす糸ノコとか)

そして何より一番の収穫は、初っ端から躓いたのも関わらず、作ってて楽しいと思えたことですね。もっと大きなものを作ってみようと思いました。

それと、コースターを作るのはいい練習になりそうだと思ったので、この製作の後、Amazon でモールドを注文しました。

が、はるばる中国から3週間かけて届くようです。。。

我受衝撃。此樹脂型枠発送元中国。

モールドが到着する前に実験を兼ねてなにか作ってみたいですね。

ではでは。

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