面接で絶対にしてはいけないたったひとつの答え
これから話すことを知らなければ、就活面接や転職面接、さらには会社の面談であなたは損をします。
だから、最後まで聞いてください！
これは1週間前、ある友達と電話していたときの話です。
僕には、大学からの親友がいます。
彼とは大学入学直後の歓迎会で知り合いました。
同じ専攻であるうえ、高校まで野球部、大学で留学をしたいという目標があり、すぐさま意気投合しました。
それから、一緒に授業を受けたり、休みの日も一緒に遊んだり。
彼に話していないことはひとつもないくらい、腹を割って話せる大切な仲間です。
そんな彼K君は、大学4年生時に1年間留学をしたことで、卒業が僕より1年遅くなりました。
ということで、K君は現在大学5年生、就職活動中です。
「たか、就活のことで相談に乗ってくれへん？」
そう頼まれた僕は、電話をしました。
いろいろ話しているうちに「なぜ御社を選んだのか」についての回答を聞いてほしいと言われました。
彼の回答は、
「この会社で働いて成長したい」
とか
「スピード感のある会社に魅力を感じるから」
でした。
で、去年の僕、つまり就活していたときの自分を思い出すと同じようなことを言っていたなーって。
当時の僕はその解答が自分にとって最適だと思っていました。
みなさんも、就活をしていたときはそんな回答をしていたと思います。
だって、会社に貢献したいなんてこれっぽっちも思ってないですよね？
自分が成長したい、自分がいい暮らしをしたいって思うじゃないですか？
でも、1年たった今考えてみると、あまりいい回答ではなかったと感じました。
というのも、「成長したい」とか「魅力を感じた」という回答は志願者の目線での意見です。
もちろん、これは本音だし、成長できる企業で働きたいです。
でも、採用する側の人間の気持ちを考えるべきだと思います。
知っている人もいるかもですが、新卒1人を採用するための費用は50万円と言われています。
僕の年の採用だと250名ほどだったので、理論上5000万円かかったことになります。
それだけ、企業側にとって採用なリスクであり、ひとつの投資と言えます。
だからこそ、活躍してくれる人を取りたいし、年収以上に結果を出してくれる人、つまり会社にとって都合の良い人を取りたい気持ちになります。
なのに、「成長できるから」「会社の雰囲気に魅力を感じるから」と言っても面接官には刺さらないでしょう。
じゃあ、どうしたらいいと思いますか？
僕はある人の言葉を思い出しました。
「出世したいなら出世させる人の気持ちを理解しないといけない」
これと同じで、採用してもらうには、採用する側の気持ちを理解したらいいんです！
つまり、自分を採用することで御社にとってどのようなメリットがあるのか、自分にはこのような強みがあってそれが御社のこの事業に活かせられる、といった具合です。
あとは、目に浮かぶようなビジョンを採用の人と共有することも一つの手だと思います。
簡単に言えば、明確な将来像です。
この事業部に配属されてこのような業務を経験し、その知識を活かし3年後には次の事業部に移りたい。そこで実務をこなしつつマネジメントも勉強し、少しずつ部下を持つ。そして、5年後には海外の支社で責任者として働きたい！
みたいな。
明確な将来像を共有することで、自分は目の前の採用だけを意識しているのではなく、その先のキャリアまで長い目で考えているということを伝えられます。
ちなみに彼は、曽於語の面接で合格しました。
次が4次選考なので、恐らく最終面接でしょう。
今年はコロナの影響で就活が縮小・後ろ倒しになっているそうです。
内定がもらえないと焦ったり、不安になります。
僕も経験者なので、めちゃくちゃその気持ちが分かります。
どこでもいいから、とりあえず内定をくれみたいになります（笑）
でも、焦らずに、自分の将来と真剣に向き合ってほしいです。
面接も出世も、どうしても「自分が、自分が！」って考えがちです。
でも、一旦落ち着いて採用側、責任者側の気持ちを考えてみましょう。
相手の立場になって考えることで、思うような結果がでると思います。
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