CIA(公認内部監査人)問題集比較:収録問題数とその特徴
こんにちは。餃子バイキングです。
CIA(公認内部監査人)試験は、過去問が公開されていないため、
教材は予備校、市販されているものも含め数えるほどしかありません。
今回はCIA問題集について、Part1〜3それぞれ何問ずつ収録されているのか、どんな特徴があるのか、どんな人におすすめかそれぞれ記載していきます。
収録問題数に焦点を当てるのは、独学か予備校か迷っている初学者の方の参考になるとともに、勉強計画の立案にも役立つ情報ではないかと思ったためです。
使用する問題集が全部で何問あって、一日何問ペースで進めていけば…という流れで計画を立てていきますよね。
いちいち問題数を数える必要がないように、今回まとめたという側面もあります。
それでは早速見ていきましょう。
当記事はこんな人におすすめ
①Abitus予備校
・収録問題数
アビタスの問題集は「MCカード」と呼ばれています。
MCカードはA6サイズの小さな問題集で、正規で受講すれば電子アプリも使用可能になります。
MCカードの収録問題数は以下の通りです。
・特徴
①スモールユニット方式
学習項目が細分化されており、ユニットごとに講義視聴、問題解説講義視聴ができるため、すき間時間での学習が可能
②全問解説講義
eラーニングで全問題の解説講義を視聴可能。正答の解説だけでなく、誤答の選択肢の解説も加えていることをウリにしている。
アビタスはきめ細やかなプログラムと電子化、解説講義化をウリとしていて、通勤時間等どこでも学習が出来るようになっています。
またCIAの出題傾向に合わせて絶えずアップデートされており、応用力を向上させる内容で、中身は最も優れています。
ネックは価格面です。
正規でアビタスを申し込むと以下の金額がかかります。
この金額に負けないクオリティかどうか、その判断がカギとなります。
②TAC予備校
・収録問題数
TACの問題集は「トレーニング」と呼ばれています。
トレーニングの収録問題数は以下の通りです。
・特徴
TAC最大のウリは(アビタスに比べて)安価であるという点です。
試験問題が公表されていない以上、どの予備校の教材もシラバスや協会発行の資料を分析して同じように作問している。
→その教材で合格者も多数輩出している実績があるから、問題の質は大差ない。
→その中ではるかに安価で提供出来ているため、お得である
というコンセプトです。
TACの価格は以下の通りです。
アビタスは200,200円だったので、確かに安いですね。受験料1回分は得しています。
アビタスと問題数はほぼ変わらず、同量の問題演習ができること、実際にこのテキストで結果を出しているTAC受講生もいることを考えると十分有力な選択肢となりそうです。
③内部監査基本テキスト
・収録問題数
内部監査基本テキストの収録問題数は以下の通りです。
・特徴
内部監査基本テキストは、市販で手に入るCIA資格勉強のために作られた数少ない参考書の一つです。
各Partごとにテキストが記載されており、その後に練成問題がついています。その問題数が上記の収録問題数です。
2020年に第4版が発行され、2019年のシラバス改訂(試験範囲の変更)にも準拠しています。
各予備校の問題数の3分の1程度で、解説も予備校問題集と比較すると若干情報量が少ないですが、載っています。
ただ解説の充実ぶりは予備校の方がよく、一行や二行で解説が終わっている問題も時々見受けられます。
これ一本で試験に臨むのは厳しそうですが、価格も7,590円とお手頃(?)で、問題演習の補助教材としては十分に役割を果たせそうです。
④CIA模擬試験問題集(2019)
・収録問題数
CIA模擬試験問題集は以下の通りです。
・特徴
日本内部監査協会が公式に出版している問題集です。模試形式でCIAPart1〜3の試験問題が各1回分収録されています。
価格は4,400円で、唯一模試形式をとった教材のため、本番前に初見問題を解く力が仕上がっているか、確認することができます。
元々米国の内部監査財団が発行した問題集の翻訳版です。そのため、一部日本語の表現に違和感がある問題があります。本試験も直訳したような、理解しづらい日本語の問題が出てくるので、ある種それに慣れるには適した教材と言えるでしょう。
この教材は2019のシラバス改訂には対応していません。また、解説も先の教材ほど充実しておらず、「aが正解なのはわかったけど、bcdはどの部分が誤っているのかわからない…」ということが往々にして起こります。
⑤GLEIM問題集
・収録問題数
・特徴
④のCIA模擬試験問題集と同じく、日本内部監査協会が出版している公式の教材です。
はじめに主題が教科書として記載され、章末に練習問題があり、それを解くことで力をつけていく構成です。Part1、2は7章に、Part3は20章に論点が分けられています。
独学者だけでなく、予備校生にも使用している人が多く、問題演習として有名な教材です。
2015年発売のため、こちらも2019年のシラバス改訂には対応していません。新シラバスに対応したGLEIM問題集の発行予定はないと日本内部監査協会は明言しているため、こちらを取り組むしかありません。
価格はPart1、 2が5,500円、Part3が11,000円です。
尚、2023.9現在、GLEIM CIA問題集のPart2はAmazonにて取り扱いがありません。(Part1、3は販売しています)
ここ数ヶ月様子を見ていましたが、Amazonの再入荷の様子はなく、販売が終了した可能性もありそうです。その場合は中古でフリマサイト等で入手しなければなりません。
以上が教材紹介になります。皆様のCIA学習の一助になれば幸いです。
私は学習方法を決める際、これらの情報収集を行った上で、教材の比較検討をし方針を固めました。
そして学習する教材を2点に絞り独学で進めることに決め、その結果無事にストレート合格で終えることが出来ました。
あまりネット上に多くの情報がないCIA試験ですので、情報整理にとても時間がかかったのを覚えています。
適切な教材選びから学習方法まで、私が経験した全てを下記のnoteにまとめていますので、よろしければご利用ください。
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ネット上では予備校必須の資格という意見が多数ですが、私は独学でも十分とれる資格だと確信しています。
お金がかかりすぎて断念する人がこれ以上出ないよう、微力ながら情報発信していきますので宜しくお願い致します。
よかったら仲良くしてください。
餃子バイキング
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