「うまさ」は1つの尺度でしかない。

DAZNで放送中の「内田篤人のFOOTBALL TIME」#19で内田さんがサウサンプトン南野選手について述べていた「(南野選手は)プレミアで求められるスピードやパワーという要素は正直足りないと思っていて、特長である"うまさ"で勝負していけるかどうか」という話から。
(記憶を頼りに書いたので正確ではないかも)

幼い頃からサッカーをやってきて、僕はずっと「うまさ」という単一の尺度で自分やチームメイトや対戦相手を見てきた気がする。
「山田は佐藤よりうまい」とか「田中は高橋より下手なのに試合に出ている」とかそういう具合だ。

だけど実際には、尺度は「うまさ」だけではない。
一般的な「うまさ」を言い換えると「テクニック」になるだろう。
サッカープレイヤーの能力を表す尺度は他にもたくさんあって、パワーとか、スピードとか、アジリティとか、フィジカルとか、スタミナとか。
テクニックはそのなかの1つに過ぎない。

で、サッカーにはポジションがあって、それぞれ求められる役割が違っていて、必要となる能力も違う。
だから、うまい=テクニックがある からといって必ず試合に出られるわけではないし、活躍できるわけでもない。

僕はそれに気がつかないまま、「うまく」なるためにキックやリフティングの練習ばかりしてきてしまったように思う。
自分の得意不得意には目を向けず。
自分に適したポジションやプレーがどのようなものなのかを考えることもなく。
もう学生時代には戻れないけども、趣味でフットサルやサッカーをやる機会はあるので今からでもしっかり考えてプレーしたいなと思う。

あと、これは仕事も似た話がありそうで、「仕事ができる」とか「仕事が速い」ってのも1つの要素に過ぎなくて、人それぞれ得意や苦手があって、各々が得意なことで力を発揮できるのが良いチームなんだろうなあ、とそんな風に思った次第です。

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