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プロ野球選手が引退後に8割自己破産するという大ウソ。

 初めまして。タカハルと申します。
 noteを始めるにあたって、なにを書こうか悩んだのですが、筆慣らしに
昔調べて、へーそういうことだったのかと思った話にしようと思います。

この記事を読む前に少し注意事項があります。
・私は中卒ニートです。頭の良い人がきちんと調べたわけではありません。
・AIの力を借りて調べているので間違っている所があるかもしれません。
・別のソースがあったり、全く見当違いなこと言っている可能性があるので鵜呑みにはしないでください。
この記事が面白かったら、何卒サポートお願いします。ニートなので多少でもサポートしていただけると生活が格段に潤います。

1.結論

 最初に結論から書いてしまいますが、
 プロ野球選手は引退後に8割が自己破産するというのは、
おそらく、間違っている。


 個人的には調べた結果、間違っていると断言したいくらいですが、なんせプロ野球関係者ではなく一介のファン、内部で調査が行われていたとかだと否定できるはずもなく。

 ただ、里崎さんが、動画で「あれは嘘です」「そんなこと絶対ない」とおっしゃられていました。

 では、自己破産8割という数字はどこから出てきたのでしょうか?

2.情報源

 自己破産8割という数字はどこから出てきたのか。
 それを調べるため手始めにYouTubeやTiktokなどでプロ野球選手の自己破産に言及している動画を何本か見ましたが、どこから情報を仕入れたのか分かりませんでした。

 次にGoogleで『プロ野球選手 8割 自己破産』と検索してみました。
 すると、真偽不明なブログと共に現代ビジネス『なぜメジャーリーガーは引退後5年で8割「自己破産」するのか』がヒットしました。
 うん? メジャーリーガー? 日本のプロ野球選手ではなく?

 もしかして、これは日本の話じゃなくてアメリカの話なのでは?
 そして、記事の中に『78%』と、ほぼ8割の数字が出てきたのです。
 それは元NFL選手(全米フットボールリーグ)が、引退後に自己破産する確率らしい。

 私は、ここら辺で、ひょっとして、8割が自己破産というのは、メジャーリーグの話で日本のプロ野球選手とは関係がないのでは?
 それどころか、MLBでもなくNFLの話なのでは、と疑うようになっていました。

3.NFL

 今度は、Googleで『NFL 78% 自己破産』と検索してみます。
 検索結果を見ているとあるひとつのWikipediaにたどり着きました。
 アメリカのプロスポーツ選手の個人財務

 このページには驚くべきことがいくつも書かれていました。
・2009年のスポーツ誌の記事が、元ネタになっている。*1
・NFL選手の78%という数字は、自己破産者と経済的困窮者の合計。
・MLB選手の自己破産率は、平均的な米国人の4倍程度。
・2015年に行われた全米経済研究所の調査では、引退後2年で破産するNFL選手の割合は1.9%とかなり低く、12年後には15.7%に上昇する。
*2

 は?

4.まとめ

 日本のプロ野球選手が引退後に8割自己破産するというデータは見つけられなかった。
 しかし、8割という数字の元になっていそうなものは見つかった。

 感想としては、12年後に15%も相当多いので偏りがないか
疑問の余地は残る。
 MLB選手の自己破産率について、
平均的なアメリカ人の自己破産割合をAIに尋ねると約0.24%から0.3%の間で推移しているらしいので4倍は、1.2%くらいということになるがそれはそれでNLF選手と乖離しているので本当か疑問に思う。

 もし、これが元だとしたら、日本のプロ野球選手ではなく、メジャーリーグ選手でもなく、NLF選手の自己破産者と経済的困窮者を合わせた数を、日本のプロ野球選手の自己破産率として広めている人がいることになる。そもそも、自己破産と言ったって日本とアメリカじゃ違うだろうし
物価も生活環境も違う。酷すぎて、私が調べられないような所に別のソースがあるんじゃないかと思いたくなる。無責任だが、誰かちゃんとしたライターさんが実際のプロ野球選手に取材してくれないだろうか。


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