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楽曲提供者が面白いTHE FIRST TAKE出演のグループ〜祝・SixTONES、THE FIRST TAKE出演!〜

 ジャニーズ初のTHE FIRST TAKEとなったSixTONESの「Imitation Rain」。SixTONESの所属レコード会社がソニーミュージックであり、THE FIRST TAKEがソニーミュージックのコンテンツであるとはいえ、サブスク解禁していないSixTONESの出演には驚きました。

 この曲といえば、YOSHIKIが提供したことでも知られていますね。THE FIRST TAKEでの歌唱曲は、ファン以外にも観てもらえるという事情もあって、専業作家や自身での制作楽曲よりも、自身がミュージシャンとして活動する人の提供楽曲が歌唱される傾向にある気がします。今回は取り上げませんが、adieuが野田洋次郎らの提供曲を歌っていますよね。

 以前もTHE FIRST TAKE×楽曲提供の記事をいくつか作っていますが、今回は、グループ(あるいはそのメンバー)の歌唱曲でミュージシャンに提供された楽曲を取り上げます。


1.「猫」DISH//(あいみょん提供)

 DISH//は、俳優としても活躍するギターボーカルの北村匠海はじめ、ギター矢部昌暉、キーボード橘柊生、ドラム泉大智の4人組のバンドです。2021年紅白出場を果たすまでになりましたが、苦節10年での快挙は嬉しいですね。1番までで終わりかよ涙 とも思いましたが…。

 楽曲提供したあいみょんも2021年には3度目の紅白出場と、すっかり国民的シンガーとなった印象ですね。こちらの楽曲はTHE FIRST TAKEの中でも特に再生回数が大きい動画となっております。

 動画公開当時、俳優として有名だった北村匠海ですが、DISH//としての側面を世間的には知られていなかった中で、バンドメンバーの事前収録の音源に触れつつ歌い上げる姿が良いです。売れてくれて本当に良かった。


2.「Shape of Love」DISH//(さかいゆう作曲提供)

 「猫」に隠れていますが、こちらも名曲。シンガーソングライターであり、SMAPやNegicco、和田アキ子ら楽曲提供も多数行なっています。なお作詞は北村匠海と「青春アミーゴ」でも知られるzoppの共作です。

 「猫」同様、アレンジがシンプルになることで、北村匠海の歌唱がすごく伝わる様になっていてすごく良いなと思います。


3.「Love Song」Da-iCe(androp内澤崇仁提供+参加)

 後にレコード大賞まで受賞した「CITRUS」に続く2曲目として披露されたのが、「Love Song」で、楽曲提供者のandrop内澤崇仁と一緒に披露しました。

 内澤のギターコーラスとピアノの演奏によるアレンジも良いです!そして、2人のボーカルはやはり圧巻だなと思います。こちらのサブスク音源化も早急にお願いします笑


4.「Force」TOMORROW X TOGETHER(Mrs. GREEN APPLE大森元基提供)

 韓国のグループTOMORROW X TOGETHERに楽曲提供したのは、Mrs.GREEN APPLEのボーカル・ソングライターで、ソロではダンスもする大森元基の提供です。

 原曲はサウンドのかっこよさも目立っていますが、音源を小さくした分、よりメンバーの歌唱スキルの高さに注目して楽しめますね。 


5.「なないろ」私立恵比寿中学(レキシ池田貴史提供)

 SUPER BUTTER DOGや中村一義を中心としたバンド100sのキーボーディストを経て、日本史をテーマとしたユニークな楽曲を多数持つ、レキシ池田貴史の提供作品をパフォーマンスしたのは、私立恵比寿中学。この楽曲の持つ意味と公開日や悪性リンパ腫から復帰した安本彩花の復帰作という話題性もありました。

 アイドルグループのメンバーが複数人出演(この時に加入した新メンバーが加入前のフルメンバー)で披露したのがはじめてのことであり、ピアノの伴奏のみで全体の歌唱力の高さや、楽しそうに歌い上げる姿は、アイドルの本来あるべき姿を提示していたように思います。


6.「ジャンプ」私立恵比寿中学(石崎ひゅーい提供+参加)

 「なないろ」に続き、石崎ひゅーいが提供した「ジャンプ」を提供者石崎のギター伴奏と共に披露。悪性リンパ腫から復帰した安本彩花のフィーチャー曲にも関わらず、リリース時以降、安本彩花を含めた6人でのパフォーマンスがあまりありませんでした。

 石崎ひゅーいは、シンガーソングライターとして活動し、また菅田将暉「さよならエレジー」などの提供曲も有名です。石崎ひゅーいソロでもTHE FIRST TAKEに出演します。

 石崎のギター伴奏が変則的で、合わせるのが難しいリズムにしっかり合わせて、力強く歌う姿は、「なないろ」と異なりアイドルはこういう姿もみせることができるんだという側面も打ち出したパフォーマンスでした。


7.「Imitation Rain」SixTONES(YOSHIKI提供)

 最後に、SixTONESにも触れておきましょう。ジャニーズ事務所所属の6人組アイドルグループ。「Imitation Rain」は彼らのデビューシングルであり、X JAPAN等で活動するドラマー、ピアニスト、ソングライターYOSHIKI提供の楽曲です。

 まず改めて原曲を聴いてみると、X JAPANの楽曲をマッシュアップしたような楽曲で、Aメロは「Rusty Nail」からサビは「Endless Rain」の様な曲。しかも歌詞には「紅に染まる」と完全に「紅」を連想する歌詞。田中樹のラップも「Rusty Nail」を連想するなぁ(彼のラップ、普段は樹の兄の元KAT-TUNの田中聖を連想するのだけど)。

 THE FIRST TAKEでのパフォーマンスは、まずは、ピアノとストリングス隊、パーカッション等の演奏が良いです。そこに彼らの歌声が、クールな6人の歌声が楽曲とも6人の組み合わせの相性が良くて、素晴らしいなと思います。普段ダンスをしているグループは、ダンスがないことで、視覚的に弱くなってしまいかねないけど、歌への真剣さと歌唱力スキルの高さでカバーしてた様に思いました。(まあ、顔もカッコいいし笑)


 THE FIRST TAKEという好きじゃない音楽でも、とりあえず視聴する人が見込まれるコンテンツゆえ、より聴いてもらうための手段として、ミュージシャンからの楽曲提供作品をパフォーマンスするというのはありだと思います。

 視聴する立場からすると聴くきっかけになりやすいし、興味を持った時に、次に提供元と提供先両方聴いてみたいなとも思いますから。(少なくとも自分は)


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