凡人が成功するための2ステップ戦略

ふと、Kindleを眺めていたら、昔買った「非常識な成功法則」を見つけたので再読した。

今回は非常識な成功法則の中で書かれている、凡人が成功するための2ステップ戦略についてをシェアする。
今はまだ何者でもないけど、将来的には成功したいという思いを抱いている人は、ぜひこの2ステップを意識してみると良いのではと思う。

非常識な成功法則【新装版】

成功のための2ステップ

そもそも成功とは何か。

本書では、お金の軸と心の軸の2軸で成功を考えている。

スタートは誰しも①の凡人だ。そして目指すところは、お金も心も満たされている④の本当の豊かな金持ちだろう。

ただしここで、①から④を直接目指そうとするといけないと筆者は語る。

一挙に「お金」と「心」の両方を得ようとすると、ジレンマが生じる。
・「お金が欲しい」、でも「お金は重要ではない」
・「モノは欲しい」、でも「贅沢はいけない」
というジレンマである。
このジレンマに陥ると、①の場所で、どちらに進んでいいかわからなくなり、結局前に進めない。

では、どうしたら良いのかというと、まずはお金を稼いだ後に、心が豊かになるよう努力するのが最短ルート。

一気に「金」も「心」も目指すのではなく、まずは「金」に優先順位を置く。次に必死になって、「心」を磨く。この2ステップを意識する。

そして、お金を稼ぐことにコミットしようと決めたとき、嫉妬や怒りといった悪の感情を利用することがポイントだという。

「俺はフェラーリに乗りたい」「美人とヤりまくりたい」。そういう欲求は誰でもある。「あいつ、上等じゃん。見ていろよ！」そう、啖呵切りたいときもある。
「悪」の感情は、そこにあるのだから、否定しても仕方がない。成功したいなら、認めてあげよう。そして、そのエネルギーを、ちゃっかり利用する。

確かに自分にもこういった「悪」の感情がある。ただそうした感情を持っている自分を客観的にみてしまうと「ああ、なんて自分は醜いんだ」と自己否定の感情が芽生えてしまう。

そうではなく、そういった自分も自分だと認めてあげる。認めた上で利用する。なるほどなと思った。

悪の感情を利用しながら、短期決戦で金銭的安定を勝ち取り、その後に心の豊かさを身につけるために努力する。

何も見えていなかった”成功”への道のりが少し晴れた気がした。