重ねる〜2023年振り返り
一年が終わろうとしている今、昨年同様に一年の振り返りをしてみたいと思う。
開業ニ年目。
がむしゃらに進んでみた一年目とは異なり、進路のようなものがうっすら見えてきて、少しずつ自分の色を出す余白が増えてきた。
一年目で撒いた種が実ってきた部分もあり、今年は本当に多くの新しい方との出会いがあった。
前年同様、そんな軌跡を四半期ごとに振り返ってみたい。
■1年目とは異なるスタート(1-3月)
●新規の案件が増え始める
私にとっての2年目は、スタートから1年目とは違っていた。
年始から、立て続けに新規での顧問契約の話が来る。
どれも新規の法人設立絡みで私の得意とする分野ではあったが、海外取引や分割が絡んだりとやや難易度が高い案件だった。
また、この辺りから昨年末に出した法人成りの書籍の読書様からの問い合わせや顧問依頼が少しずつ増え始める。
そのような方は私の書籍だけでなくnoteやホームページを見て頂くことが多いようで、初対面にもかかわらずある程度の情報を持って頂いてスタートできるので、価値観が合っていることが多いというのは新しい発見でもあった。
■事務所(4-6月)
●事務所の物件探しと売買契約
そんな確定申告の繁忙期を終え、少し落ち着いてきた4月頃から事務所の物件探しを本格化させた。
自分の中では、これまで賃貸だった事務所を購入に切り替えられるかが一つのチャレンジだった。
この事業をこの先何十年も続けていくことを考えた結果、その航海に耐えうるだけのしっかりとした船を早めに持つべきだという結論に達したからだ。
それは具体的に言えば、自分の事業をきちんと相手に表現できる場を持つということであり、また同時に最も大きい固定費である家賃に期限を持たせるということ。
とはいえ開業1年そこそこの信用でそれが叶うのかは、やってみないと分からない部分だったのだが、半信半疑から紆余曲折をし、そして試行錯誤した結果、今の事務所に落ち着いた。
築古物件の融資や、マンション購入の際に注意すべきこと等、お客様に伝える上で自分自身の経験があるのとないのでは説得力が変わる。これもまた自分にとって経験という大きな財産になった。
■新しい場所で、新しいことを(7-9月)
●事務所引っ越しと内装工事
内装工事を挟んだこともあり、新事務所の実際のオープンは7月下旬頃になった。
顧問先に内装工事、配線工事、そしてカメラマンがいたのでそれぞれお願いし、内装工事とホームページのリニューアルを進めていった。
それ以外にも棚作りを手伝ってもらったりと、関与先と一緒に事務所を作り上げて行けたのも良い経験になった。
●書籍とセミナー
また、たまたまだが、ちょうどこの頃、新しい書籍を出したり、初めてのセミナー講師を引き受けたりといったことも続いた。
■怒涛の年末(10-12月)
●娘の誕生と感染症リレー
そんな中、10月末に娘が産まれた。
三人目にして初めて里帰りせずの出産となったため、それなりに仕事も調整しつつ、万全の体制で迎い入れた。
ただ、問題はその後。
産まれてまもなく私と次男がインフルにかかり、時間差で応援に来てた祖母も感染。新生児に移すわけにもいかないので一時的にホテル隔離したりと、本当にしんどい時期が続いた。
それが治ってからもアデノウイルスやら溶連菌、胃腸炎など子供が立て続けにかかり、結局12月上旬までまともな生活を送れなかった。
ちなみに本日大晦日も、長男の中耳炎で朝から救急へ。子育てとは効率性から一番離れた位置にいるらしい。
そんなこんなで続けていたnoteの毎週投稿も途絶えてしまったが、首が座ってきたら徐々に再開したい。
●再びの新規案件ラッシュ
そんな悲惨な家庭の状況とは裏腹に、仕事は怒涛の新規案件ラッシュ。
おまけに新規で税務調査の立会依頼まで来たため、12月は全く休みがない状況に。徹夜作業もあり、妻が産休中でなければ、生活が成り立たない程であった。
■まとめ
1年間で、毎月の顧問先も20→28件、来年の予約も数件あり、また顧問以外の形での関与も徐々に増えてきた。
多くの新規開業者の支援がしたいと考えて独立した身としては、ある意味ではそれが叶った一年だったと言える。
同時に、自分ひとりでは対応できる余力がなくなって来たので、いよいよ人を雇入れないと新規受付をストップせざるを得ない状況になってきた。妻の産休復帰までには解決しておかないといけない話なので、ここは年明け早々にも動き出そうと思う。
最後に、嬉しかった出来事を一つ。
今年一年、社長や店長と色々と打合せを重ね、年明け早々に新店舗をオープンするために内装工事や買付に奮闘する顧問先の写真を目にした。
このような新たな門出に、始めの段階から関われることは心から嬉しいこと。
それくらい、自分のこれまでの経験や知識をフルに使って、時には本人以上に悩んだり、他人に教えを請いたりしたので、そんな気持ちになった。
勿論、私自身が経営するわけではないのだが、それと同じ気持ちになってくる。
それは、重ねたものがきちんと積み上がったからなだと気付かされた。
下地が良ければ、重ねた時にもっと良い色になるはず。そうやって一年一年しっかりと積み重ねていきたい。
関わった皆様、今年一年大変お世話になりました。
また来年もどうぞ宜しくお願い致します。
良い年をお迎えください。
2023年12月31日
あさがお税理士事務所
代表税理士 伊藤貴文
〒150-0011
東京都渋谷区東2-27-14 ペガサスマンション恵比寿304号室
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