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消費税は必要なのか 1 消費税で財源確保!?

約2年前の調査になりますが朝日新聞の調査結果によりますと消費税を「10%のまま維持する方がよい」は57%で、「一時的にでも引き下げる方がよい」の35%を上回っています。

消費税率「10%維持」57%、「引き下げ」は35% 朝日世論調査 [2021衆院選]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

驚くべきことに低所得者の割合が多い共産党支持層でさえ消費税維持派が42%もいます。


消費税が必要と思う理由

この理由は明確ではありませんが、多くの国民が気にしているのは「国の借金」とか、少子高齢化に対応するための財源確保といったことではないでしょうか。

確かにこういった理由はもっともらしく、苦しいけど我慢するしかないと思っている国民が多いのではないかと思います。

土倉雅和経団連会長

「若い世代が将来不安なく、安心して子どもを持つには全世代型の社会保障改革しかない。それには消費税などの増税から逃げてはいけない」

と述べ、社会保障のために税率維持はもちろんのこと、将来の消費税増税まで必要であるとおっしゃいます。

「国民を殺す気か」経団連会長「消費税増税から逃げてはいけない」発言に集まる憤激「法人税増税から逃げるな」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース

確かにそういわれるとそういう氣もしないでもないですが、本当にそうなのでしょうか。

私も良くわかっていないので勉強しながら書いていこうと思います。

そもそも税とは何か

はじめに税とは何かと言うことについて考えてみたいと思います。

税にはいくつかの役割があります。

税金の役割とは?意外と知らない4つの使い道を解説 | MakeLeaps

1.資産や所得の再分配
所得税で収入の多い人からたくさん徴税することで国民の富の格差を縮め社会を安定化させる

2.景気の調整
所得税や法人税は好景気では増収、不景気で減収となるため自動的に民間の需要を調節する「景気の調整弁」の役割を果たす

3.経済政策の手段
特定の製品への課税の減税措置などで経済政策を強化する

4.国内の産業保護
輸出に対して減税をしたり、外国からの輸入に対して関税を課して国内の産業を保護する

上記リンクの記事を要約

要するに税と言うのは富が偏らないように分配したり景気の波を調整するなど経済システムの調整弁のようなものと考えることができます。

消費税っていったい何?

では消費税はこのうちのどれに当たるのでしょうか。

消費税は食費や光熱費など生活する上で絶対に必要な消費に対しても課税されますので、所得の低い人の収入に対する課税の割合が大きくなります。

ですので所得や富の再分配という役割をあまり果たさず、むしろ低所得者の経済力を削ぐ負の効果をもたらすものであると言えます。

また不景気でも食費や光熱費はかかりますので不景気時に景気の調整弁とならず、不景気を定着させる負の効果しかありません。

特定の製品への消費税の減税措置は行われていませんし、基本的に輸出入も関係ありません。

ということは、消費税は上の4つの役割をほとんど果たしていないどころか、邪魔しかしていないということになります。

こんな税金、今の日本に本当に必要なのでしょうか。

財源確保が錦の御旗だが

そこで登場するのが財源確保という考え方です。

社会保障に必要だから、と言うことですね。

しかし先ほど述べた税の役割の4項目に「財源の確保」という項目はありません。

消費税で財源を確保するという手法は正当なのでしょうか。

そもそも、この「財源」という考え方は正しいのでしょうか。

大きなお金のプールがあって、そこに税金と言う国民から徴収したお金を入れていき、無くならないように大事に使うみたいな、その発想自体が本当に正しいのでしょうか。

次回はここを掘り下げて行きたいと思います。

つづく

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