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SEを買ってSEを手放した話

はじめに

先日、家電量販店などで行われていた「iPhone一括(or 実質)○○円セール」に便乗して、エディオン店内のYmobileで、iPhone SE3を一括2,001円で購入してきた。

そして、大学入学直前に購入してもらったXRと、昨年購入したApple WatchSEを手放した。
タイトルの「SEを買ってSEを手放す」とは、正確には「iPhone SE3を買って、Apple WatchSEを手放す」ということになる。


画面の表示領域を確保しつつコンパクトさを実現したものとして、12miniや13miniも候補としてあげられよう。
だが私はあえて、人によっては「時代遅れ」「野暮ったさ」を感じるホームボタンありのSE3を選択した。

以下では、わざわざSE3を購入した動機を書いていこうと思う。それにより、Apple Watchが必要なくなった経緯も明らかになるはずである。


購入理由1:iPadとの棲み分け

2020年の5月ごろ、オンライン授業でより効率的にノートを取りたいと思い、iPad Air3を購入した。以来、毎日欠かさず使っている。

講義のメモや論文管理はもちろん、ブラウジングやちょっとした動画視聴、学生TA(アルバイト)で使用しているSlackの確認・返信など、PCを使うほどでもない簡単なタスクや娯楽について、iPadを酷使(笑笑)している。

iPadの導入により、Split Viewに対応していない、画面領域が(XRでベゼルがほぼ無くなったとはいえ)狭いなどの理由で、iPhoneを触る機会がめっきり減ったのは事実だ。

冗談などではなく、iPhoneのスクリーンタイムが1日30分以下になることもザラである 笑笑


このように、「iPadがあるから、中途半端に画面の大きいiPhoneはいらない」と考えるようになったことが、今回の購入を後押しすることになった一つ目の理由だ。

購入理由2:Face IDの微妙な使いにくさ

XRを使い始めた当初、Face IDの利便性に驚愕したのを覚えている。iPhoneの解錠からアプリロックの解除まで、画面を見つめるだけでよいのには感動した。

だが、2020年のパンデミックによって、状況は大きく変わった。
マスクをしたままではロックを解除できず、むしろTouch IDの方が便利になったのだ。


この状況は、Apple Watchの導入によって解決できるのも確かだ。私も、

  • マスクをつけていてもiPhoneのロックを解除できる

  • サイドボタンの操作だけで、QuickPayや交通系ICを起動できる

ということに魅力を感じ、Apple Watchを買った。

だが冷静に考えると、Apple Watchの導入によってできるようになったことといえば、文字通り「iPhoneのロック解除」だけなのだ


Apple Watchは、「手首での支払い」と「iPhoneのロック解除」にしか使えない

Apple Watchは、簡単にiPhone自体のロックを解除できるが、しかしFace IDでロックをかけているアプリの起動はできない。

あくまで私の身体的特徴・生活スタイルにおいて、という但し書き付きではあるが、
以下のようなアプリは「頻繁に使うが、Apple Watchでの認証に対応していないためパスコードの入力が求められて面倒」に感じる。

(もちろん、一部アプリでは認証自体をオフにすることも可能だが)

  • Suicaアプリ

  • 三菱UFJ銀行のアプリ

  • PayPay

  • EXアプリ(新幹線の予約)

  • QuickPayなどのキャッシュレス決済

キャッシュレス決済に関しては、Apple Watchで支払うことで解決できた。

だが、左利きの私は右手に時計をつけるので、支払い時に腕がクロスする形になって若干使いにくい、ということに気づくのに、そう時間はかからなかった…

(しかも、大学への通学に使うmanacaはいまだにプラスチックカードで、Apple Watchを右手につけていても、定期券を電子的なものにできる関東圏の方のような恩恵にはあずかれない。
むしろ、定期券とWatch Suicaが干渉しないよう、左手で定期券を持って腕をクロスさせて改札を通る、という無駄なストレスが発生してしまった。)


以上のように、Apple Watchを持っていても

  • iPhoneのロック解除にしか使えない

  • 自分の身体技法/生活スタイルにおいては、右手につけるApple Watchはかえってストレスの源泉となる

ことが判明した。

これを解決するには、Apple Watchを手放せばよい話だ。
だが、「スムーズなロック解除という利便性」を犠牲にしたくない、という考えも相まって、Touch ID付きのiPhone SE3を購入した次第だ。

 


終わりに

ポケットに収まるコンパクトさ。
Touch IDの利便性の高さ。

まだ2週間くらいしか使っていないが、上記のようなメリットを数多く享受している、と感じる。

Apple Watchも手放したことで、充電を気にするというような心理面、そしてWatchの充電ケーブルなど物質面においても、ミニマル化を達成できた気がする。(2102文字)

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