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食のミニマリズムとガム

筆者は以前、実験的な試みとして1日2食を実践している、という内容のNoteを執筆した。

2023年10月現在も、大学に行く平日について、夕食を抜く1日2食生活をつづけている。

そうしたなか、食のミニマリズムとの関連で、ガムをもち歩くことを提唱している記事に出会った。

この記事を読み、早速筆者もガムを購入してみた。
選んだのは、車で旅行に出かける際などに父親がよく買っていた、ロッテの「ブラックブラック」である。


修士論文執筆中に気分をスッキリさせたり、なんとなく口寂しいときに噛んだりしようと思い、大学から徒歩5分ほどのところにあるスーパーで購入した。

カフェインが添加されているので、1日にいくつも噛むことは控えている。
しかし、ミントの刺激と清涼感は、論文執筆の際の集中力を上げてくれるような気がしている。

それに加えて、最近次のようなことに気づいた。

すなわち、ミントなど清涼感のあるガムを噛むことは、単に眠気を覚まし、気分をスッキリさせる効果があるだけではない、ということだ。

ガムは、「食のミニマリズム」を実践するうえで、重要な役割を果たしてくれるのではないか。


ミント風味のガムは、噛み終わった後も口内に香りが残る。
ちょうど、歯磨きをした後のような感覚だ。

すると、何か食べ物——とくに、お菓子などの甘いもの——が近くにあっても、それに手を伸ばす気になれなくなるのだ。

ミントの清涼感が口内に残っているために、いまお菓子を食べても、風味が混ざってあまり美味しくない。
その結果、衝動的に食欲が湧いてきたとしても、それをうまくやり過ごせるようになったのだ。


現代を生きる我々は、「お腹がすいた」「口寂しい」という感覚が、果たして生命の維持のために生じているのか、ある種の依存症としての反応なのか、区別することが難しくなっている。

生活習慣や食事が変化した結果、1日の必要エネルギーを、1食で賄うことは——必ずしも、バランスが取れているわけではないにせよ——極めて容易になった。

しかし我々は、とくに甘味や広告につられて、必要以上に食べ物を口にしてしまう。

エネルギーが超過状態、かつその内訳におおきな偏りのある現代へのささやかなる抵抗として、食のミニマリズムを実践する。

そして、それを手助けしてくれるものとして、ガムの可能性について記述してみた。

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