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占い師の限界と在り方

私は趣味で20歳から現在35歳まで、動物占いを独学で学んで来ました。友人や会う人に対して占いを行い、その精度を向上させてきました。これまでに500人以上の方を占い、現在ではお金をいただきながら、100組以上の夫婦に対してZoomでセッションを行っています。そんな私が思う「占いや診断、統計学」を仕事にする上での限界と在り方について語りたいと思います。

偏見かも知れないし、エゴかも知れない。
これはあくまで一個人の意見ですので、興味がある方のみお読みください。

占いの種類

まずはこのテーマを語るには占いとは何かを定義しておきます。大きく分けて占いは以下の3種類に分類されます。

1.命(めい)
目に見えない個人データ、つまり生年月日や誕生時間、名前など生まれたときに決まったものから占う。運命や宿命と言われる不思議な巡り合わせを紐解き、個人の性質や傾向を読み取ります。四柱推命や西洋占星術などが含まれます。主に統計的な結果を出すものです。

2.卜(ぼく)
偶然に起きたことから占う。おみくじ、オラクル、タロットなどが卜占に含まれます。タロット占いは西洋占星術や四柱推命と異なり、近しい未来を占うのが特徴です。

3.相(そう)
目に見える個人データから占う。顔相や手相、人相などが相占に含まれます。他にも風水や姓名判断なども含まれます。

これらを総じて占いと言いますが、もちろん他にも種類はあります。

そのため占いとは何かを定義すると、

占いとは在るものから得られる情報やその瞬間に出る結果を基に一つの解を出すもの。

@たか1518

と、私個人としては結論付けました。

占い師の仕事とは

悩んでいる方や進路を考えている方、一つの方向性を見出したい、現在の問題を解決したいという思いを持った方が相談に来ることが想定されます。

占い師として出来ることは上記に定義した様な一つの解を出すことだと仮定します。

例 〇〇さんは、△△があって、⬜︎⬜︎を今考えているのではないでしょうか?
〜〜には、☆☆の様な出来事があるかもしれません。

これを聴いたお客様が自分の人生感と照らし合わせて、意識的・無意識的に感じることを占い師に答える。そんなコミュニケーションが生まれるものだと思います。

人は占い師のことを、先導者や魔術師、予知者、預言者、聖人など、「通常の人」とは違う存在の様に見えることが多いでしょう。
それはおそらく、自分のことを言い当てられ、覚えのある事を当たり前の様に口にするからだと思います。

占い師の限界について

占い師がお客様とコミュニケーションを行う事で、何かしらの解決や解決方法、解決の糸口を見つけることができるとします。
そこで私が気付いた限界の話をしたいと思います。

その1
占い師は占い師であること

占い師の仕事は「みる」と言う行為をすることです。それ以上もそれ以下もありません。一つの解を出すことが仕事なのです。

その2
一つの解から何かを導き出すことは誘導である

占いの結果を出した事によってお客様のリアクションは異なります。それに対して占い師がお客様へ提案やアドバイスをする行為はエゴであり誘導になるので、極論で言うと今の相手を否定していることになる可能性が高いのです。以下のような意図を想定しています。

・今出来てないなら、こうしたら?
・良くなりたいなら、こうしなさい
・こうしてきたからダメだったんだね、こうしよう
・そんなことで悩んでないで、あなたはこうしたらいいよ
・せっかく能力があるんだから向き合うといいよ
(※あくまでも大袈裟な表現です)
(※言い方の問題もあります)

その3
伴走するには別の技術、知識が必要

占いとして一つの解を出した後に行うコミュニケーションの目的は「お客様の人生がより良くなるための会話」だと仮定します。
そこで必要になる代表的なスキルは下記です。
・カウンセリング
・セラピー
・コーチング
・コンサルティング
それぞれ何かしらの分野に対して基礎知識が必要とされる専門職だと思います。

占いを必要とするお客様のパターンを考えてみると以下が浮かびます。
・悩みがある
・進路が気になる
・後押しして欲しい
・助けて欲しい
・話を聞いて欲しい
・選択肢を増やしたい
などを想定するとしたら、上記の専門職におけるスキルがあると安心しますよね。

一つ目の結論
占い師は一つの解を出すが、それ以上は語らない
相談自体に乗ることはしっかり学んでからするべき

@たか1518

学ぶとは何か

占い師が相談に乗る上で話を聞いたり、アドバイスをするときに必要となるコミュニケーションスキルもその一つだと思います。

ビジネスとして、来て欲しいお客様を限定するターゲティングをした場合、そのお客様に対して専門的に対応したいと仮定すると、学びは2種類あります。

その1
内的:自分の人生から学ぶ

自分の中にある未完了ストーリーを完全に癒す為の学びが必要です。わだかまりを残したり、反面教師のままにしたり、悲しんだり、怒ったり、していることを総称して「テーマ」とします。
このテーマが残っている状態でお客様が同じ悩みを持ってる場合、間違いなく正しい回答や解決へ導くことはできないでしょう。
理由としては、太ったインストラクターや病弱なお医者さん、晩年肩こりの整体師。の様に、悩んでる占い師はプロとしてどうかと思います。

その2
外的:出来事を客観的に見て、知り、学ぶ

お客様の人生感と自分の人生感は全くの別物であり、同調したり共鳴することは最もやってはいけない行為です。その前提を持った上で、観察をする手法や真の課題を引き出す手法、言い難いことを伝えてもらえる関係性を作る為の学びが必要だと思います。

二つ目の結論
占い師が継続的にお客様と接したいと思うなら
自分を整えること、人を受容することが必要だ

@たか1518

まとめ

本記事を書いて書いてみて思ったこと。
・占いを過信すると足元をすくわれる
・専門家になるってことは境界線を引くってこと
・できることとできないことの領域を自己把握してる人がプロ
・仕事をすることで信頼を得て更に学ぶチャンスが手に入る
・どんな占いでもしっかり学べば結果は出る

最後に

これから書きたいこと
・自己理解の話(理解すると何が起こるのか)
・才能の話(とあるプログラムとの出会いと現在)
・その他
※書きたいと思う記事はフィーリングで決めます

誰かの人生に何か一つでもきっかけになったらと思います。
みなさんの人生を応援しています。
私の人生も応援よろしくお願いします。

筆者
中川 貴之 Instagram@taka_1518
記述:2024年7月11日

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