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読書レビュー『ウォール街のランダム・ウォーカー』

はじめに

こんにちは、Takaです。
今回紹介する一冊は、『ウォール街のランダム・ウォーカー』です。
読書レビュー初めての投資関連書籍です。投資を本格的に始めようと思った頃から、少しずつそういった書籍も嗜むようにしてきましたので、せっかくなのでミステリー小説以外も、紹介したいと思います。

概要

タイトル|ウォール街のランダム・ウォーカー
作者  |バートン・マルキール
出版社 |日本経済新聞
発売日 |2019/7/20(原著第12版)

感想

「投資のバイブル」と呼ばれるほど、ベスト&ロングセラーの書籍です。投資に興味を持った方であれば、一度は聞いたこともあるのではないでしょうか。

本書の主張は「インデックスファンドへの投資が最善」というもので、それが延々500ページに渡り、記載されています。これまでの投資の歴史、株価分析の手法、インデックス投資の実績と、様々な視点から主張の裏付けを行っています。
個人的に興味深く感じたポイントを2点紹介します。

バブルと暴落の歴史

本書の第一部は、これまでの投資の歴史、その中でもバブルの歴史を説明してくれます。なぜバブルが生まれるのか、バブルの破裂は読めないのか、破裂後はどのような風潮になるのか、などの内容を事細かに説明されます。

私が2020年のコロナで、初めての暴落を体験しました。その際、冷静に取引を継続することができ、その後の上昇相場にうまく乗れたのは、この本で過去の暴落を学んだことが大きかったと感じています。
正しい知識を身に着けることが、投資の成功への近道ですね。

株価分析の手法

以前、記事にもしましたが、ファンダメンタル分析とテクニカル分析についての解説もあります。それぞれの分析の特徴と欠点が説明されています。これを読むと、投資のプロが運用するアクティブファンドではなく、インデクス投資が最善だという結論が腑に落ち、自身の投資方法に自信を持つことが出来ます。

しかしどちらの分析も、説明はとても理にかなっているのに、結果が伴わないのは、すごく不思議な印象でした。おそらく今後も新しい分析や投資手法が生まれると思いますが、「うまくいきそう」という印象だけ手を出すのは危険かもしれませんね。

おわりに

今回は『ウォール街のランダム・ウォーカー』を紹介しました。
この本は私が初めて読んだ、投資関連の書籍になります。ただ正直な話、初めてでこの本を読むのはおススメしません。内容は素晴らしいとは思うものの、少し難しい上、超大作過ぎます。「これを読まないと投資が出来ない」なんて考えてしまうと挫折間違いなしなので、同じ作者の『投資の大原則』や、山崎 元&水瀬ケンイチの『ほったらかし投資術』あたりが、初心者にはおススメです。


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