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【肉は全てを包み込む 2023屋久島種子島3日目】

3日目。書こうと思ってたけど疲れすぎてて書けなかったので5日目に書いてる。
朝3時15分起床。白谷山荘はまあまあ寒いが、カレーメシとコーヒーを持ってきてたのでお湯を沸かしてそれらを胃に流し込むとあったまった。バターカレーメシがうまい。そんなこんなで準備をしつつ荷物を山荘に置いて4時半に出発。月は満月に近かったので月明かりで空は薄明るかったがライトをつけないと足元は見えなかったのでライトをつけて歩いた。今考えると夜明け前の苔むす森などは本当にもののけ姫の舞台環境に近かったのだろうが、スマホに目をやられた現代っ子の僕ではコンタクトなしライトなしで山を駆け巡ることはできなかったのでもののけ姫ごっこは諦めた。

屋久杉に抱きついている同行者ののぼくん。


暗闇を歩くこと1時間、白谷雲水峡からトロッコ道へと出た。トロッコ道へ出てしまえば多少暗くてもトロッコの上を歩けば辿り着ける。縄文杉の朝焼けを見たかったのでかなり早歩きで歩いた。トロッコ道を歩いている途中、前日に諦めた宮之浦岳への憧れが再び湧き出てくる。頭の中に屋久島の地図を出しながら、なんとか今日中に宮之浦を逆側から縦走、もしくはピストンできないかを考えていた。が、大王杉あたりで宮之浦岳方面から歩いてくる1人の男性とすれ違う。その人は話によると前日、淀川小屋から宮之浦岳を登頂し、高塚小屋で一泊して白谷雲水峡の方まで今から歩いて帰るらしい。宮之浦岳の積雪の様子を聞くと腰までまだ雪が残っており、とても自分たちの装備で挑めたものではないことがわかり、キッパリと断念することができた。
縄文杉に2年ぶりに会いに行き、来た道をピストン。13時45分の白谷雲水峡を出るバスに乗るため、かなり駆け足で戻る。しんどかった。
なんとかバスに乗り民宿いわかわに到着。二日間お風呂に入っていなかったのでとにかく一目散にシャワーを浴びたかったが、小屋に泊まらず前日にチェックインしていた別働隊の3人に着替えを一式渡していて着替えがなかった。しかしどうしてもシャワーを浴びたかったので浴び、ノーパンでさっきまで履いていたマウンテンパンツを履いた。汚い。
別働隊の3人が縄文杉トレッキングから帰ってくるのを待ち、真剣に議論を重ねた結果晩御飯は近くの焼肉屋に決定。しかもなんと当日は2月9日で肉の日をやっており、黒毛和牛カルビや黒豚ロースなどのメニューが290円。大大大勝利をかました。
スーパーでお酒とつまみを買っていて晩飯の後は晩酌の予定だったが、しんどすぎたため寝落ち。3日目終了。

鹿児島ホルモン宮之浦店。地味に人生で初めて食べ放題ではない焼肉屋に行った。

勝敗…宮之浦岳ヘの無念やシャワーを完璧な状態で浴びれなかったことは敗北だが、焼肉が全てを包み込んで大勝利へと導いてくれた。総合的に勝利。  

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