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真冬のプエルトリコのツアー 4 [演奏、恋愛感]

3日目、ようやく演奏の日。

この日もやはり早く起きて、リゾート気分を満喫できるリビングとバルコニーで仕事をする。

こんな家に住んだら毎日楽しく仕事できるだろうなと真剣に考える。

やはり年中暖かく海沿いの場所に一つ、レコーディングスタジオ兼住む場所を作りたい。どういう運用が現実的だろうか。

ひとしきり仕事も終えたあたりでみんなが起きてくる。

みんなで近所のカフェにいき、僕はバナナシェイクとサラダとパンを食べる。

他の人たちは、南米でよく見る大きめの餃子の揚げたやつのような中が鳥肉(キッキリッキッキー)のものを食べていた。

朝からよく揚げ物食べられるなーと思っていたが、実は朝からサラダなどの野菜をとるのはあまり一般的ではないようだ。

アメリカ、南米共に朝は芋や卵、そしてベーコンなどの加工肉や揚げ物を取る印象。不思議だ。

1日の作業もすでにおわり優雅に遅めの朝食を食べたあと、ゆっくりコーヒーを飲んで、ゆるゆるとサウンドチェックに向かう。

プエルトリコの面白いところは、イベントスペースや、カフェなど、天井がない建物が多い。屋根がないので室内でも雨が降ったら大変なのだ。じゃあ屋根つけろよ、と思うが、コスト的にも技術的にも予算がかかるのだろうか。屋根がない建物が割とよくある。

ホームレスが壁を登って、最上階のフロアに降り立って住み着くことが多いそうだ。なので、必ず建物の中の最上階から下へ降りる階段のところにも鍵がかかる扉がある。

仮に壁を登って最上階のフロアに行っても下の階に降りてこられないようにするためだ。

今回の会場も3階建ての屋根なしの会場。真ん中から半分が完全に青空吹き抜けになっている。

ゆるゆるとサウンドチェックをし、本番まで4時間くらいあったのでどうしようかなーと思っていると、

サウンドスタッフの一人(名前はペスだったかな?)がおすすめのフードコートに連れて行ってくれるということで車に乗せてもらうことにした。

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ニューヨークでプロピアニストとして活動する泉川貴広のステージの裏側、日々の試行錯誤や新しいアイディア、海外のトレンド、音楽ビジネスの動きな…

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