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事業が動き出して2ヶ月経って思うこと

すべての人が自分らしく生きることができる地域をつくりたいと、まずは発達障がい等の子どもが放課後や長期休暇中に通所する事業(放課後等デイサービス)を12月1日に開設しました。

新規参入が大変多い領域となるのですが、あえて挑戦しようと思った背景には、しっかりと知識と経験を活かして適切なサービスを提供することができれば、それだけでも一定の差別化ができると感じたことでした。

そこにこれまで学んだビジネスとICTの視点を融合することで、希少価値のあるサービス提供ができるという構想です。

既存の事業所は待機者をつくり、新たな事業所を増やしていく戦略を取ることが多いため、完全な新規開設の場合は損益分岐点を超えるまで利用者を確保することが長期化し、早期に事業所を閉鎖するところも多いと聞きます。

私が開設した場所は都市部でも人口が少ない地域ですが、競合事業所も少ない箇所(最近増えてきましたが…)であり、かなりシビアに先行きを見積もっていたのですが、幸いにも現状では計画を超える相談と契約をいただくことができています。

そこで感じたことは、事業所数が増加し選択できる幅が広がったことにより、子どもの成長を願う保護者の比較し選定する目が厳しくなってきている現実です。単独ではなく複合的に利用するケースがほとんどを占めており、事業所間の比較もされやすくなっています。

しかし、これは私たちにとってはとても嬉しい発見です。選ばれる事業所になるための努力を続ければ、必然的に他事業所でも口コミや評判が伝わりやすい環境があるのだと気づけたからです。

開設当初は不安も大きかったですが、1件1件、利用を希望をしてくれるお子さんと保護者との関わりの中で、常にできる限りの支援をしていきたいとの思いが強くなり、そしてそのひとつひとつ大切に対応していく思いがきっと次の相談に繋がるのだと考えます。

また、福祉に携わる方々の自分らしく生きることも支えたいと考えているので、福祉の領域における事業と言えど、しっかりと収益を安定させて事業を持続するということが至上命題となります。子どもたちにとっても、将来もそこにあり続けるというのは、きっとちょっとした安心にもなるでしょうから。

今後は私が構想する、福祉×ICT×ビジネスのあり方もどんどん発信していこうと考えています。また、放課後等デイサービスの経営に興味のある方にもわかりやすく、実際の経験をもとにして、その手順や注意点をまとめたものを掲載していきたいと思いますので、ぜひのぞいてみてください。

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