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日中にISO5000の撮影とは?
ドラマ ゴシップ を見て気になった ISO5000
ドラマ「ゴシップ」。
個人的には今年の冬ドラマの中で面白いと思う作品の上位に入っています。
2月3日に放送された第5話なんですが、カメラのファインダーが映るシーンが何度かあります。それが ISO5000 になってるんですよね。それ以外の露出に関する情報はないんですけど。
というわけで、ただただ興味本位でどの程度の設定で撮影していのか考えてみました。
取り急ぎ機材はなんじゃ?
ただ露出の数字を追いかけるだけなら、機材なんてなんでもいいのですが、レンズがやたらと細長いのが気になって。。。
SIGMAの古い400mmか500mmで暗いレンズとアタリをつけましたが、古すぎて公式サイトに載ってなくて、ヤフオクをウロウロしたら見つけました!
SIGMA APO TELE 500mm F/7.2
カメラはNIKONってことはすぐにわかったものの、種類が多すぎて端から順に見比べるみたいな感じで見つけました!
NIKON D90
露出を考える上で、手ぶれ補正がないこと、焦点距離が長くて暗いことは影響しますね。
さらにファインダー内の「S」マークは多分シャッター優先プログラムのことなので、意識的に速いシャッタースピードで撮っていると想像できます。
具体的な数値化
さて、検討する材料は出揃ったので、具体的に数字にしていきましょう。
まず一般的に適正と思われそうな露出ですが、冬場の晴れ間なので、夏のピーカンほどの明るさではなく、日陰ということも考慮すると、ISO100 1/250 F2.8 ぐらいじゃなかろうかと。
このアタリがそもそも外れてると話にならないので、自分の過去の写真を見たり、Google先生に聞いて見たりしました。
それでたどり着いた富士フイルムさんのサイトによると、日中晴天屋外の明るさは 14EV(ISO100の場合)だそうです。普段、露出をEV値で考えることがないのでピンときませんが。
14EV(ISO100) = 1/2000*F2.8 = 1/1000*F4.0 = 1/500*F5.6
ということなので、ISO100 1/250 F2.8 は、まぁまぁええ感じの値じゃ無いかと思います。
ISO5000になる条件
適正露出が定まったので、いろいろ条件を足して感度を上げていきます。
1)適正露出
ISO100 1/250 F2.8
2)レンズの開放値より少し絞ってF8.0とすると3段暗いから
ISO800 1/250 F8.0
3)500mmだからブレ防止のために、1/1000で切ると2段暗いから
ISO3200 1/1000 F8.0
という感じで、ISO5000もあながち嘘ではなさそうになってきました。
4)ISO3200 → ISO5000だと2/3段だから。。。
ISO5000 1/1600 F8.0
って感じでしょうか?
5)仮に開放で撮るとしたら
ISO5000 1/1250 F7.2
いかがでしょう?
手ぶれ補正のない暗く長いレンズだと、ISO5000 もなくはない!
ただ、D90 には ISO3200 までしかなく、増感で ISO6400 相当まで可能という仕様なので、ISO5000 という設定は無いってことですね。
ま、そこら辺はファンタジーということで。
ちなみに
今時の5段手ぶれ補正だとしたら、暗い 500mm でも
ISO5000 1/40 F7.2
で撮れます。計算上は。すげーな。
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