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2024/5/5 OTODAMA ライブレポ


昨日泉大津フェニックスで開催された春フェスOTODAMAに行って参りました。

OTODAMAは清水音泉という関西のイベンターが「出演しているアーティストのライブに来てもらえるようなイベント」をコンセプトに清水音泉とゆかりあるアーティストが多く出演するフェスでございます。

なんというか、商業的な匂いが全くしないフェスの中では最大規模、みたいなギリギリのラインの上に立ってるフェスで(主観)清水音泉自体が毎年「必死のパッチです」「OTODAMAは物販やフードに並ばなくていい」みたいな自虐をよくしている。


なのだけれどシャトルバスの停留所の最寄駅泉大津についた時はかなり人が多いなあ。と思った。同行する友達と「えー?BUMPかRADのライブなのー?」などと茶化しながらバスに乗り(バスの中でおそらくスタッフのカラオケが流れてた。流石清水音泉)泉大津フェニックスに到着した。


こんなバルーンが上がってた。やはり当日券ある。今年も必死のパッチらしいです。

気温は暑いけど浜にある会場だから風がすごく気持ちいい。夜は冷えそう。そういえば今年初フェスです。


さてはてそんなOTODAMAのタイムテーブル・・・じゃなくて入浴順がこちら。

初日(5/4)がラウド、コミックという印象のバンドが多かった中2日目(5/5)はオサレなバンドが多い。フジロックのレッドマーキーかフィールドオブヘブンでやってそうなバンドばっかだ。(実際はほとんどのバンドがグリーンステージ経験者な気がする)

このお抱えアーティストの振り幅もOTODAMAの魅力だったりします。

タイムテーブルみて友達と「全然休めないねー(歓喜)」などと話しながら2ステージ見れるベスポジにシートを引き、ビールで乾杯する。

見にくいけどタコライスね。うまかった。


飯食い終わってレイザーラモンRGの入浴宣言が終わりフェスがスタートした!

POLYSICS

年4〜5はフェスに行くので普通の人からすると相当数のアーティストを見たことあるはずだが、それでも見たことないアーティストはいっぱいいる!POLYSICSもそのうちの1組。

もっと電子音なイメージだったんだけど実際ライブでみるとズコズコなっててライブバンドなんやなあ!と実感。

MCでOTODAMAでトリをやった時にスタッフが全員POLYSICSのバイザーをつけてくれたというエピソードを披露「そんなイベンターある???」いや、ないよね。OTODAMAがアーティストに愛されるわけだよなあ。

ライブ自体もめっちゃ踊れるし最高だった!

Hedigan's

サチモスのヨンスのバンドらしいという前情報でちらっとだけ予習して参加。やはりヨンスは唯一無二で天才だと思った。新しいバンドも楽しいかもやけどサチモスもやってくれー。

OKAMOTO'S

和製レッチリオカモトズ。中核のハマ君が活動休止中。ただ、ライブが始まるとドゥンドゥンドゥンドゥン小気味のいい音が聞こえてサポートベース君いけるやん!!!となった。

有能なサポートやなあ。と思ってたらボーカルのショウ君の弟らしい。眉毛がそっくりでおもろかった。

しかしオカモトズやっぱいいわ。だって俺レッチリ好きだし。

never young beach

たとえ冬だったとしても演奏が始まるとその場が一気に夏になるバンドネバヤン。

5月なんてほとんど夏みたいなもんだからネバヤンが演奏するともう超夏です。新曲多めのセトリやったけど全部楽しく聴けたからいつかワンマンも行ってみたいなあ。

清水ミチコ

この流れで清水ミチコぶつけてくるのがOTODAMAの懐の深さですわ。本当は近くで見たかったけど悲しいかなアラサー男性の現実問題朝からぶっ続けで踊って疲れてしまった。ゆっくりシートエリアで鑑賞。モノマネもネタも全部面白かった!

奥田民生

グレープバインも体力温存とご飯タイムに充てたものの復活せず、民生さんはスタンディングエリアの横の方で寝っ転がりながら見た。こういう楽しみ方も野外フェスの楽しさの一つ。安定の演奏やったけどこの日は張り切ってるのかギターソロ多めだったような気がする。

STUTS

当然知ってるが初めてみるアーティスト。星野源のサポートでは生で見たことあったけども。


めちゃくちゃ色気あった・・・MPCをたたく所作がカッコよくて、MCは庇護欲を煽られまくるぐらい可愛かった。あとラップするって知らなかったわ。

曲もかっこいいし踊れるしゲストも来てなんかフェス感があったなあ。

くるり

今日出演するアーティストの中だと1番ながーーーいお付き合いをさせてもらってるバンド。
京都音楽博覧会には2018年から毎年行ってる。

ステージに現れた岸田さんが「くるりです。」とぼそっという。全然着飾らない盛り上げない。けどくるりはこの自然体の感じが好きなんだよなあ。

インユアライフ、カリフォルニアココナッツと最新アルバムから2曲続けた後にデビュー曲の東京。

MCはさんで水中モーター


・・・水中モーター!?フェスで!?

曲中にそれぞれのパートに割り振ってソロパートも披露。なんかフェスでやらなそうな演出で、曲そのものよりは演奏することを楽しんでる感じ。

あれかな。一昨年は25周年やし去年は映画とかもあったしフェスでは有名な曲やりまくってたからもう飽きたんかな。と思った。笑

もうバラの花とか上海蟹とかええやろ!すきにやりたい曲をやりたいようにやらせてや!って感じ。そういうとこも好きだなあ。


フィッシュマンズ

くるり尖ったことやってるなあと思った矢先に持ち時間全部使ってLONG SEASONという一曲を演奏するというもっと尖ったことやってたらしい。ご飯食べてて見てなかったんやけどね。フィッシュマンズというバンドの凄みとそれを許容するOTODAMAが生み出した奇跡。

後でスカパラきんちゃんのTwitterみたら「リハ中です!一曲入魂!」って呟いてた。まじで一曲しかやらないって誰がわかるねん。

EGO-WRAPPIN'

見るの6年ぶりに2回目。


めーちゃくちゃかっこよかった。くるりくらいから時間帯的に肌寒くなってきてたんやけどそれを忘れさせるくらい踊らされるパフォーマンスでした。初登場って言ってたのが意外やったけどそういえば普段は関西の別のイベンターGREENSがやってるRUSH BALLにでてるな。ってことに気づいた。夜の野外もカッコよかったけど関西だと味園ユニバースが似合いそうなバンドだよなあと思った。


Cornelius

優勝だった。もし小山田圭吾が東京オリンピックの演出してたらやばかったやろなあ。

これが一曲目で映像とかも同じ演出なんすけどヤバない???

この後も映像に完璧に合わせて演奏するしかないよねって音合わせの演出ばっかりで本当に生で演奏してるんか???って何度も思うくらいすごかった。

一個前のエゴラッピンが人間の体でできる最大限のパフォーマンスやとしたらcorneliusは人間の頭で考えうる演出とそれに体が追いつく最大公約数って感じのステージだった。ライブ感は他のバンドよりはなかったけど1つの芸術作品みたいやったなあ。




けどもっとすごいのはここがOTODAMAでこの日の前の日のトリは四星球。ライブ中にローション出してきて清水音泉の社長にぶっかけて大爆笑になったらしい。

同じフェスやのにこんなにも初日と2日目で高低差(どっちが高いのか低いのかは考えたら負け)あるフェスって多分日本にないで???(両日とも褒めてます

イベンターの思いが見えるいいフェスだよなあ。と思ってたけどやっぱりもっと好きになった。ぜひ来年も参加したいね。


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