自己紹介② 兼 星野源 Continues ライブレポート
前回自分の音楽遍歴についてと初めてライブに行ったところまで自己紹介をいたしました。
今回は自分が月1回の頻度でライブに行くまでになったきっかけについてお話をしたいと思います。この経緯の紹介が実質、星野源のライブについてお話しすることになるのでライブレポートとガッチャンします!7年前のライブのレポートにはなりますがうまく魅力を伝えれるように頑張ります!!!
初フェス参加後
2011年大学1回生の時にサマーソニックにて、初めてのフェスとかいうあまりに刺激的な劇薬に触れてしまい今後はフェスやライブ三昧の大学生活になるのかと思いきや・・・実は継続的にはライブに参戦しなくなります。
私は大学時代は表現活動をしており、大学の思い出といえばほぼほぼそのことしか思い出せないほど熱中します。文系のサークルではあるんですが週に5日は公演に向けての練習があり、本番前の1週間は授業も全部サボって活動をしてました。バイトをする時間もろくになかったのでお金もなく活動そのものが刺激的だったので新しい音楽に触れる機会も少なくなりました。
2015年本当に単位ギリギリで大学を卒業し社会人になりました。時間きっちりで帰れる会社だったので「8時間労働してお金までもらえるなんて大学時代より全然楽だわ・・・」なんて思ったりしてました。2016年レディオヘッドとかイエモンが出てたサマーソニックに久しぶりに行ったりもしました。ここで僕にとって特別なアーティストになるサカナクションにも出会ったのですがそれはまた今度話します。(例に漏れずサカナクションも最初クソだせえと思ってました。)
そして2017年、流れが一切なくて唐突なんですが大学時代から4年半お付き合いしていた彼女と別れました。今でこそ若き日の自分に向けて「これから人生長いぜ?」と言ってあげれるんですが若さゆえか呆然自失な日々が続きます。
彼女と過ごしていた時間が一気になくなり1人でいても悪いことしか考えないので何か新しい趣味を見つけねば・・・と躍起になって色々なことにトライしました。幸運なことに素敵な趣味がたくさん見つかり現在の多趣味な僕が誕生しました。そのうちの1つが音楽。そしてきっかけになったのが・・・星野源の2017年のライブ「Continues」でした。
星野源 Continues
星野源は自分にとって特別なアーティストでほんとはもっと彼について詳しく書きたいんだけどもそれは別の記事にとっておいてライブのレポートに焦点を当てて書きます。
2017年と言えば2016年に「恋」がドラマ逃げるは恥だが役に立つにタイアップされ、紅白にも出て世間を賑わせた翌年です。
僕は星野源のことは役者として認知してて実は学生自体に舞台で見たことがあります。音楽に関しても初期のアルバムは聞いたりしていた。逃げ恥のドラマも普段はあまり話題作なども追ってないんですがなんとなく見てハマったのもあり、ライブ見てみたいなーと思ってなんとなくチケットを手に入れました。多分最終選考くらいだったから今にして思えばめちゃくちゃレアなチケットを手に入れていた。
ライブツアーの表題にもなってるContinuesは恋のカップリング曲でライブに行くまでそんなに聴き込んだわけではない。
自分は神戸ワールド記念ホールで開催されたライブに参加したんだけどライブが始まる前からイレブンプレイの格好をした女性がたくさんいて男女比2:8くらいだったと思う。もしかして場違いなのでは???と気恥ずかしい思いを抱えながら席についた。
照明が落ちて・・・さあ、ライブが始まる・・・と思いきや。舞台に赤と緑の照明がつきスピーカーから音が流れてきて朗読劇のようなものが始まった。
この朗読劇で声を当ててたのが大塚明夫と宮野真守という界隈では超人気声優で。アニメが好きなのもあって声優が判別できた瞬間に「ええ!?めっちゃ豪華!?」となったのを覚えてる。
朗読劇は大塚明夫が「歌謡曲」の擬人化、宮野真守が「J-POP」の擬人化したキャラクターとして進行し、歌謡曲が喋る時は赤い照明が強くなり、J-POPが喋る時は緑の照明が強くなる。2人の会話は「世間ではEDMなんてものが流行ってるらしい。踊れて楽しいんだって。今の日本には俺たち2人はもう必要ないんじゃないか?」という寂しげな雰囲気で進んでいく。演出や設定が面白くてライブが始まってもないのに一気に集中力を高めてくれる。歌謡曲とJ-POPは荒野を彷徨う中、星野源のライブのチラシを発見する。そこから星野源が舞台から競り上がって登場しライブがスタートする。
一曲目はインスト曲「Firecracker」
マーティンデニーというアーティストのカバー曲です。一曲目からインストでしかもカバー。当然原曲のことなど知らない。星野源自体はマリンバを叩いていてこれがめちゃくちゃかっこいいのよ。SAKEROCKのこともよく知らなかったからマリンバできることも知らなくて、弾き語りかダンスミュージックイメージやからいきなり度肝抜かれた。
「こんにちは〜!星野源でーす!」とにこやかに挨拶してからは自身の曲を演奏する。当然いい。全部いい。8曲歌い終わってから一旦ステージ裏に受けて映像が流れる。バカリズム、ロバート秋山、バナナマンがそれぞれ「星野源の知り合いのアーティスト」という設定のキャラに扮して応援メッセージを流す。星野源のライブではいつもやってるんだけどこれも面白い。
またもステージに戻ってきて次は弾き語りを何曲か披露してまたインスト曲「Mad Pierrot」がスタート
今度はYMOのカバー。原作より電子音少なめだけどストリングスとかも入ってめちゃくちゃかっこいい。当然原曲は知らないけどそれでもめちゃくちゃ踊れる。
実はYMOは一曲目のマーティンデニーの「Firecracker」をカバーしてる。
続いて演奏されるのが星野源の楽曲「時よ」
歌詞を一部だけ抜粋します。
動き出せ 針を回せ
次の君に繋がれ
時よ今を乗せて
続くよ意味もなく
バイバイ心から溢る想い
時よ僕ら乗せて
続くよ意味もなく
ここで星野源のMCが入る。
時よの一つ前にやったMadPierrotは星野源が二十歳の時に初めて聞いてすごく衝撃を受けた。その衝撃が時よを作るにあたって非常に影響を受けた。一曲目にやったfirecrackerはYMOの細野晴臣さんが感動してカバーを作った。
今回のツアーはリリースツアーじゃないので1つコンセプトを作りたくて、今回は「Continues」というタイトルだが音楽というものは全部繋がっている。どんな音楽でも。そんな思いを伝えたくて曲や順番を決めた。
・・・一気に最初の朗読劇ともつながってなんかすごいグッときて、星野源が伝えたかったのは音楽のつながりだけど自分の人生もそうだなと思って。彼女と別れることにはなったけど決して無駄な時間じゃなくて教えてもらったことや気づけたがたくさんあったな。とその瞬間にすごい自分の現在地点にすごい納得感や肯定感がうまれたんですやね。新しくなった自分を大事にしてまた頑張っていこうと思えた。
そこからもライブは続き本編のラストはツアー表題の「Continues」
そこからアンコールもあって全体のセトリがこちら
本当に素晴らしいライブなのでぜひDVD買ってください。
側から見たらこじつけのように思うかもしれないけど当時の自分には本当に生きる気力をもらえた大事な出来事で人生史を作ったら絶対この日のことを書きたいくらい。そこから星野源に大ハマりしてラジオも毎週聴くようになって他のラジオにも興味が湧いたりして・・・本当に全ては繋がっているなって今も思う。音楽のことについても今までは曲単位で聴いてたけど楽曲を作るにあたって込められた背景やアーティストのパーソナリティも込みで聞くようになってからは聞き方や感じ方が変わってライブにたくさんいくようになったんだよね。
本当はライブの他の曲やこのツアーのことや星野源についてもたくさん書きたいけど今回はこの辺で!
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