撮影のキャリアステップ
今回は撮影のキャリアステップについて書いて行こうと思います。
一般的には撮影監督が思い浮かびますが他にもあるので紹介していきます!
撮影監督
順当に行けば撮影監督が撮影の業務上にあるキャリアステップになります。ただ撮影監督になったら終わりと言う訳ではなく今まで以上に考えることも多く、いち撮影スタッフとはまた違った能力を求められます。
このあたりはまた別記事でかければ。
スペシャリスト
ざっくりと書きましたが撮影監督とは別で特定の技術やセンスに優れた撮影のプロフェッショナルです。
主には特殊カットなど技量やセンスが求められるカットを担当するイメージです。ある意味で、撮影監督になるよりも高度な技術が求められることもあります。
専門知識や高度な技術を磨くことで、他の誰もできないような仕事を任されるようになります。
テクニカルアーティスト
撮影の現場では、効率化のためにスクリプトや自動化ツールが頻繁に使用されます。テクニカルアーティストは、これらのツールの開発やメンテナンスを行い、制作プロセスをサポートします。
撮影スタッフからこの道へ進むことが多く、技術的な知識とクリエイティブな視点の両方が必要です
VFXアーティスト
スペシャリストとどう違うんだって、感じられると思いますがこちらはもはやAEから離れてBlenderやHoudiniなど3Dツール等を用いてより複雑なエフェクトの制作に特化した役割です。
3Dツールの習得と、クリエイティブなエフェクトの作成能力が求められます。
特効
特効(特殊効果)は、撮影と非常に親和性が高い分野です。デジタル化によって、撮影スタッフが特効を担当することも増えています。PhotoshopやAEを使いこなし、エフェクトを追加したり、特定のビジュアル効果を作り上げるスキルが求められます。
版権やデジタルコンテンツの制作において、特効の知識が非常に役立つ場面が多いです。
モーショングラフィッカー、モニターワークス
デザインセンスも問われる難しい分野ですが動き自体はaeで行うことが多いのでaeの操作の習熟後転換という手もあります。
アニメにおいてはロボットもののコックピット画面やパソコンに映るモニター内の映像などの需要もあるのでモニターデザインへ転換もあります。
監督、演出
撮影から演出や監督へと進む道もあります。いきなり監督というパターンは少ないと思いますが、撮影から演出、監督へ行くパターンも多々あります。
特に最近の作品は素材作りが複雑化しているので、撮影の知識がある演出、監督と言うのは重宝されます。
また、最近はMV系の単発案件の需要が高まっているので、そこから監督、コンテデビューと言うのもさほど珍しくないと思います。
マネージャー
ある程度キャリアを重ねると現場で直接作業すると言うよりは部署全体の管理をするマネージャーに進むこともあります。これは、撮影監督の経験が生かされるポジションで、チームの運営やプロジェクト管理に焦点を当てます。
直接的な制作よりも、組織運営やチームのサポート、マネージメントに興味がある人に向いています。
社長
最終的には、自分で会社を立ち上げて社長になる道もあります。
自身のビジョンを持ち、独自のスタジオやプロダクションを運営することで、新たな挑戦が可能です!
まとめ
アニメ撮影のキャリアステップは、様々な選択肢が存在します。
以下にまとめると:
撮影監督:作品のビジュアルスタイルを決定し、撮影全体を監督。
スペシャリスト:特殊なカットや技術で、作品のクオリティを引き上げる。
テクニカルアーティスト:ツールの開発や効率化をサポート。
VFXアーティスト:3Dツールを使ってエフェクトを制作。
特効:PhotoshopやAEで特殊効果を追加。
モーショングラフィカー、モニターワークス:デザインと動きを融合させた映像制作。
監督、演出:撮影の知識を活かして、演出や監督として作品をリード。
マネージャー:チームやプロジェクトの運営と管理。
社長:独自の会社を立ち上げ、クリエイティブな挑戦を続ける。
これらのステップを理解し、自分のキャリアをどのように進めていくかを考えることが大事です。各ステップにはそれぞれの挑戦と成長の機会があり、自分に最も適した道を選ぶことで、充実したキャリアを築くことができるでしょう。
アニメ撮影の世界は、想像以上に広がりがあります。
自分の強みや興味を見つけ、それを活かせる道を探してみてください。これからのキャリアが、皆さんにとって素晴らしいものになりますように。
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