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#あの選択をしたから

今から24年前。

中学生の私は夏の炎天下の中、体育館の外をもうダッシュで何周も走っていました。

私の中学校は1年生は3年生が部活引退するまで
体育館に入れてもらえなかったのです。

バスケットボール部なのに😅

そのおかげで入部当初は多かった部員数が体育館に入れる頃には半数くらいにまで減ってしまいました。

当然私も、毎日が嫌になるくらいでした。

私の中学校は先輩達も大会成績を優秀な成績を残していて俗にいう強豪校でした。

初めての練習試合、やっとあの時のきつい走り込みの成果を感じました。
いくら走っても疲れないで試合が出来る。😊

そこからきつい練習を毎日耐えてなんとかスターティングメンバーの1人になれた。

順当に大会もいつも良い成績を残しながら3年生に上がる頃あたりから。
高校の先生などのスカウトで練習を観に来るようになっていた。

私は昔から性格が負けず嫌いで、なんでも一つの事をやったからには1番を目指したいと思うタイプだったので。現状に満足はしてませんでした。

ある時、同県の中学校と練習試合をした時に僅差で負けてしまう事がありました。

試合後のミーティングでは何人かのスタメンメンバーが気が緩んでるというか、なんとなくいつも勝てるからいいでしょ?みたいな態度が私には伝わってきました。
このくらいの時から私はみんなの気持ち、ベクトルが少しでも欠けると上に行けば行くほどそのちょっとの差が勝敗に左右されるんだなって思うようになった。

最後の夏の総体は全国大会まであと一つ勝てればってとこまで行けたんです。
そりゃ悔しかったですよー。そこまで勝ち進めて負けたんですから。
でもやっぱりチームメイトはどこか私とは考え方が逆でした。
その辺りから今後の進路についても考えるようになりました。

負けず嫌いと捻くれ者の変な性格のせいで。笑

この頃、5〜6校くらい。強豪校や自力で行けないくらい偏差値高い高校などから推薦などがありました。

引退した後も学校側からは練習参加しても良い許可が出ていました。

なんとなく受験前まで色々と考えていて。かなり悩んでました。

私の親は自営業で忙しく、息子がそれなりに頑張ったのに大会など一度も観に来た事はないくらいでした。
そんな親にはそのまま続けてみれば?
とは言われましたが。

気持ち的に燃え尽きちゃったかな?自分の心の中では徐々に何か感じてました。

うちの学校は高校受験の前に校長と面談をする機会がある。要は高校の面接の予行練習みたいなもんです。

校長先生から「君は普通じゃいけない高校から推薦あるんだからもう決めてるのかい?君あんま成績は言い方じゃないから良かったな」

自分「えっとー全部行きません!!」
なんかとっさに出ちゃったんですよね。。。笑

校長「!!??」
少しの間沈黙してました。

校長「高校受験舐めてるのかー!!」
すごい剣幕で怒られます。

自分「高校はこれから決めます。特にこだわっていないので近くの所行きます。失礼します」
今考えると生意気な中学生でしたね。😅

言ってしまった手前からなんとなく気分は晴れた感じがして視界が開けた感じがしました。
ビジョンも何も考えていなかったですけど。笑

それからすぐ受験が来てしまって部活のメンバーは順当に強豪高校やらに進学が決まり。
それぞれ、決まったレールの上を歩んでいき
私だけ近所の高校に進学が決まりました。

高校に入学してからはしばらくあんなにスポーツ漬けだった日々から解放されて自由に遊ぶ毎日をほぼ三年間続けました。

なんとなく建築関係の仕事につきたいなって事で
建築を学ぶために大学に入学しキャンパスライフを送りました。

卒業後は某ゼネコンに入社できまして。
当時はかなりブラックな環境でした。心身共にやられている状況の時などもありましたねー。😅
大きなビルの建設に携わってみたり、公共建築物に携わる事が出来て初めて人のために仕事してるという実感と嬉しさを感じました。

そんな頃、休みもとりずらい中でたまには無理してでも行ってみるかくらいな感覚で飲み会に顔を出してみたら高校が一緒で少し喋った事がある子と出会いました。

それからその子と付き合う事になりまして、私はその子と結婚しました。

嫁さんとなって今じゃ子供も産まれて幸せにやっています。

タイトルにあるように、あの選択をしたから。

あの時もしあの高校に行ってなかったら今の嫁さんや子供に出会えてなかったなと思います。😊
これは2人して飲んだ時などに今だに話題にあがります。笑
だから今は本当に良かったと思えています。

大人になって思うのは敷かれたレールにそのまま突き進むのも良い事だけど、人生は自分で選択する事で道が開けるし、素直に行きた方がすっきりするし自分で納得出来る人生ならば良い気がします😊

ご清聴ありがとうございました!

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