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サウナ開業の前にやるべきこと

前回の記事では僕の出身地である「厚木市」とルーツである「清川村」を紹介しました。

今回の記事ではサウナ開業をする前に行っていることを紹介します。
経営の「け」も知らないど素人がいきなり1人で開業すると言うのは、丸腰で戦争に行くのと同じ感覚。

「サウナで人々を元気付けたい」と大それたことを言っているが、継続できなければ意味がない。

なのでコネも資金もない素人が開業前にしていることを記そうと思う。
後続になる人に少しでも参考になれば幸いです。

サウナスタッフとして実際に働く

まずは自分が理想しているサウナ施設で働くことが1番サウナのことを理解できると思います。僕は現在某アウトドアサウナで働いています(許可をとっていないので場所は公表できません)

施設のサウナに入って感動したので求人はなかったのですが、直接HPから問い合わせました。オーナーからは「こういう人材を求めてた」と言われたので即採用に。ダメで元々こういうのは行動した者勝ちだなと心の中でガッツポーズ。

実際に働いてみて「サウナ好き」と「サウナを運営すること」は天と地の差があると感じたと同時に、得るものも大きかったので何点か深掘りします。

サウナ好きの人達と出会える

サウナで働くとサウナ好きの方達と出会えるのが1番のメリットです。
僕が働いている施設はサウナイキタイでもイキタイ数が多い良質のサウナなのでサウナを心から愛してやまない人や、サウナ界の著名人も訪れる。

普段生活してる中で自分と同じ価値観を持った人と出会う機会は中々ないですよね?だけど自分が理想としている場所で働けば、同じ価値観を持つ人と簡単に出会うことができるのです。

「将来的に自分もサウナ開業を目指している」と話すと興味を持って会話してくれたり、SNSをフォローしてくれるお客さんもいます。人との繋がりより大きい財産はないと思っています。

サウナ業務に慣れる

実際に業務をこなしていると自分で開業した際のイメージが付きます。
現在行っている主な業務は

  • 受付

  • 清掃・洗濯

  • 火付け

  • 薪割り

  • DIY

受付・清掃・洗濯は特段特別なことはないです。薪ストーブを使っているので薪について知れたのは大きい。今までの人生で薪とは関わってこなかったので無知だったので(笑)

  • 薪の割り方

  • 火付の方法(細い木からくべる等)

  • 広葉樹・針葉樹の燃え方の違い

木材は種類、外気温、湿り気によって温度上昇の仕方が全然違う。早く温度を上げようとすると全然上がらなくて焦る。天邪鬼で女の子のような薪。温度を上げれないとオープンできないのでマジで焦ります(笑)でも奥深くて楽しい。

地元の造園業者から捨てるはずの木を貰って人々を癒している。これほど素晴らしい循環はあまり聞いたことがない。我々は当たり前のように木があると勘違いしていますが、限りある地球の資源。お客さんには1本1本巻から出る炎のゆらめきをじっくり見て頂きたい。

後はアウトドア施設で働くと、必要最低限のモノはDIYで作るので自作する力が身につきます。僕は昔からミニ四駆さえ作るのが苦手だったのでインパクトドライバーの打ち方から教わりました(笑)

リサーチ

商売を始めるには事前リサーチが最も重要。Fラン大学経営学科卒の僕でもわかる。まずはネットで調べてみたところnoteにめっちゃ有益な記事が落ちていた。

「夢の吊り橋」で有名な寸又峡温泉街にアウトドアサウナを開業した森大亮さんのnote。施設開業までの実体験が書いてあるので非常に参考になりました。特に開業前に取り組むべきことは無料で良いのかというくらい有益。

記事より抜粋

ギブの精神溢れる森さんに会ってみたくなったし、サウナに入りたくなった。
やはり「結局人は人に魅了される

記事を見て今の自分で調べられる事をまとめてみた。

・商圏人口調査
・簡単な法規制の把握(消防法・公衆浴場法など)
・資金調達方法(補助金やクラファン)
・働いているサウナ施設の売上から需要を予測

サウナマーケット分析

厚木周辺の商圏人口

まずは神奈川県厚木市飯山にサウナを作ると仮定する上での商権人口を把握。下の記事を参考に分析が可能でした。※商圏人口は統計JISを使って把握。

調べた結果アウトドアサウナを開業するには充分な商圏でしたが、やはり複数の温浴施設が存在します。僕は他の施設を競合とするのではなく、地域にサウナ文化を根付かせる協力施設と捉え施策を練りたい。

サウナ開業塾

はじめて商売を始める感覚に戸惑いながらも、1から学ぶ過程にワクワクしている。逆に言えば今まで30年間言われたことだけをこなして何となく生きてきた。
やらされている勉学と自ら学びに行く体勢の吸収力はまるで違う。

楽しいからといって独学で進むのは無理があるので調べてみたら、サウナ開業に特化したスクールがあるみたい。自分の理想のサウナと現実的な問題を組み合わせた事業計画書を作成出来る。どうしても理想を追い求めると客観的に見れなくなってしまうため、プロに添削して貰える面は大きい。

オブザーバーには僕の好きな施設である「ゆいる」や「OYUGIWA」を手がけたアクアプランニング社の代表までいる。全6回の講座で8万を費やすが、先人達が時間をかけてクリアしてきた課題をお金で解決できるは大きい。

地元の事業者に声掛け

とりあえず今の僕にあるものは時間と行動力。それしかない。時間があれば常にサウナの土地探しをしている。地元と田舎のアドバンテージで接点がない人でも大抵共通の知人がいる。

後はSNSで厚木・清川で面白そうな事業を起こそうとしている人を探して直接DMしています。

これは京都の京丹後地区でサウナを開業した足立キリさんの手法を真似しました。元the saunaのヘルパーさんで記事を読むと行動力の鬼みたいな方です。

僕がDM送っている方はプロフィールを詳細に拝見して

・お金稼ぎが目的ではない人
・ローカルに貢献している人

つまり魅力的な方です!
業種が異なっていても同じ地域で面白いと思う方とは今後繋がって行きたいですからね。

キャンプ場や旅館施設に声がけ

・厚木は市内の3分の2が「市街化調整区域」
・清川は村全体が国定公園に指定されている

つまり1から建築するのが難しい。ということで元からある経営資源を活かせばいいのではと思い、サウナと親和性が高いキャンプ場や旅館にもお声かけしたい。幸い自然あふれる素晴らしい施設が何ヶ所もあるので、両者にとってもwinwinになるような提案をしたい。そのためにもしっかりとした事業計画書の作成が必要。

まとめ

まだ何がわからないかが分からない段階。成功する為の近道は失敗することなのに失敗する段階にも至っていない。自分の未熟さに苛立ちを覚えるが前に突き進むしか道は開けない。

もしサウナしたがっている方や協力してくれる方がいたら是非お声かけして下さい!まずは僕のホームの「厚木健康センター」で裸の付き合いをしましょう!!

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