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夏の終わりに想うこと

外の風が肌寒い。
半袖のワイシャツもそろそろ終わりか。

最近、朝の気温が心地良い。
夏の終わりが近付いているのか、毎朝玄関を出ると涼しい風が優しく近寄ってくる。

あんなに暑かった夏が、少しずつ遠ざかっていく。

早く夏が終わればと思っていたのに、いざ涼しくなってくると寂しく感じるのは何故だろう。

どうせ冬の終わる時期にも同じ事を思っているはずだ。人間っていうのは物事を都合よく解釈できる生き物なのだ。

今年で39回目の夏。あと何回夏を経験出来るのか?そうやって考えると、どんなに暑かろうがもっと夏を楽しまないといけないという気持ちにさせられる。

娘と夏の思い出を何個つくれただろうか?
娘もいつまでも親の手元にはいない。

何一つとして当たり前は存在しないのだ。

もうすぐ秋。季節の変わり目に感じる事も歳を重ねるにつれて変わってくるな。

そう感じた39歳の晩夏であった。

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