それ前も聞きましたよ
「その話前も聞いたよ。もう何回目やねん」
そう思いながら、まるで初めて話を聞いたかのようなリアクションをとる私。
その内容は、「自分の苦労話」「武勇伝」「面白い話※上司が思っているだけ」の3つに限られる。
私の上司はお喋りが大好きだ。
電車の中でも、クルマの中でも、どこでも暇さえあれば永遠に話し続けている。
常に自分が話の中心にいることを好む。
主導権を奪おうとすると、露骨に嫌な顔をする。
そして、人の話を聴くのが苦手だ。
あんだけペチャクチャ話すものの、人の話となると全く興味なし。
うん、改めて思う。面倒くさい上司だなと。
上司と1年近く時間を過ごしてきたが、とてつもなく承認欲求が強いことに気付いた。
「自分はこんなにも頑張っている。それを周りは理解していない。」こんな発言は日常茶飯事。
評価されている人を見ると、納得していっていないような言動もチラホラ見える。
常に得体の知れない不安と戦っているのだろうか。
自分を、謙遜したりする発言もあるが、その際の目は一才笑っていない。
ネットで調べてみると、相手のことを信用していない。であったり、リスク回避のための自己防衛。といった心理が働いていると書いてあった。
うん、上司の特徴的はまさにその通りだった。
基本事細かく色んなことをチェックするし、なんやかんやで全て自分でやってしまう性格。
過去の話を聞いても、当時の上司からの厳しいパワハラも受けてきていて、それがトラウマになっているのか、自分の責任と思われないように、予防線をめちゃくちゃ張る。
いろいろ調べて見て、上司が何で「同じ話を何度もする理由」が分かったような気がした。
でも、受けてからすれば、何度も同じ話をされるのは苦痛だし、信用されていないのかな?とも思ってしまう。
それに私は誰に何の話をしたかは、ほとんど覚えている性格。だからこそ、余計に違和感を感じるのかもしれない。
人の行動や言動って、これまでの人生の積み上げによるものが大きいのかもしれないな。
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