サル山のボス
冬が近くなり函館・湯の川温泉にあるサル山温泉に遊んだ。
函館弁で“なまら、あずましい”とは、とても気持ちがよいの意。
それもそうだ。
サル山温泉は、なんと源泉かけ流しなのだ。
長く入りすぎてボーとした顔の猿もいる。
およそ90頭の猿が暮らし、力がつよく思いやりがあり、
人望ならぬ猿望があるのが、サル山のボスとなる。
歴代ボスのなかで「函助」は、
えばり散らさず仲間の信頼をきずき、
25年もの間、君臨して、
人間でいえば100歳で大往生した。
その日一日、サル山は静まり返っていたという。
今のところ、つぎのボスは不在の模様だ。
群雄割拠か、
否、
エサが充分にあるから争いもすくないとか。
サル山の生命力が気になる。
永田町のボスは? 群雄割拠か
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