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よさこい:人生の半分を費やす価値のある趣味⑦ ~重圧~

2年連続どまつりのファイナル進出、豊橋まつりの3連覇を成し遂げた空~Qou~。世間的にも少しだけ認められるようになりました。
そんな中、僕は…。

装いも新たに!

2012年、空~Qou~は衣装が変わりました。
基本的に、3年で衣装を変えています。
ファミリーチームでしたし、一家5人で参加してくれているメンバーもいたので、毎年衣装を変えるのは経済的に無理でした。
2009年~2011年までの衣装は、着物をイメージした衣装でした。
同じ衣装でしたが、ズボンを変えたり、着かたを変えて、アレンジしながら3年間着ました。
2012年からの衣装は、それまでの衣装とは、がらりと変え、でも空~Qou~らしさは残っているそんな衣装でした。
相変わらず派手でした(笑)
でも、この年になるとほかのチームの衣装も派手になり、2010年の時は、空~Qou~の衣装は、どこにいてもすぐにメンバーを見つけられたのですが、2012年になると、派手さは変わらないのに、目立たなくなっていました。
だから、はぐれるとメンバーが見つからず、迷子になりました。

遊び心のある曲で!

実は僕は、ディズニーフリークです。
豊橋に住んでいるので、そんなにしょっちゅう行けるわけではなかったですが。
そのあたりは別に記事を読んでもらえたらわかります。
https://note.com/taka0710/n/nf0b1c2a06aca

それもあって、2012年の曲は遊び心のある、楽しい曲にしたかったんです。
この年の演舞を見てもらえるとわかるのですが、ど頭からディズニーぽいんですよ(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=CFZ6O0QshY8
(画質は…。雰囲気をお楽しみください)

実は2010年~2012年までの演舞は、シリーズになっていて
2010年 平成ええじゃないか!
2011年 平成ええじゃないか~虹~
2012年 平成ええじゃないか~夢~
という3部作になってます。
この3部作、設定は「平成によみがえったええじゃないか騒ぎ」
ええじゃないかってなに?って方も多いので、こちらを参考に!
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%88%E3%81%88%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%8B
2010年は、平成の時代に「ええじゃないか騒ぎ」がよみがえるまでの話。
2011年は、「ええじゃないか騒ぎ」によって明るい未来がやってくる話。
2012年は、「ええじゃないか騒ぎ」でその先の未来に夢を与えらえる話。

実をいうと、2012年の曲はあんまり評判がよくなかったんですよね~。
まあ、時代を先取りしすぎたかもしれません(笑)
(たぶん、ディズニーっぽくしたのが…)
でも、ここだけの話、今見ても自分は好きなんですよね~
楽しくなるというか、笑顔になる作品なんですよね‼
アイテムも、全員が小旗を持つ。
それがどこに隠してあるかわからないようになってる。
そう、まるで魔法のように!
自分でいうのもなんですが、一番アイデアを絞って、うまくできたと思います。

子どもたちの成長

この時、空~Qou~は立ち上げから7年が過ぎていて、子供たちがだいぶ大きくなりました。
小学生は中学生になり、高校生になった子もいます。
それでも、メンバーは素直ないい子が多く、思春期の子がこういう曲を踊るのはなかなか難しいところがあったはずなんですが、とても楽しそうに踊ってくれました。
本当は、この年もジュニア大会に出たかったんですが、さすがに子どもたちに全力で嫌がられてしまい、あきらめました~。
それでも、1年目から参加しているメンバーもいて、その子たちを中心に、一丸となって、踊っていました。

昨年のファイナリストだから…

空~Qou~はありがたいことに、2年間ファイナルで踊らせてもらいました。
しかし、それが、チームへのプレッシャーにもなっていました。
2011年~2012年にかけて、いろんなところで「どまつりファイナリスト」と紹介してもらったり、声をかけてもらったりと本当にありがたかったのですが、同時にプレッシャーでもありました。
踊る前からハードルが上がっているわけですから。

このプレッシャーに負けずに踊っていた当時のメンバーは、なかなかすごいと思いました。
僕はというと、プレッシャーに負けていたんだと思います。
正直、ショーレースからも離れたいと思っていました。
結果的に、どまつりもファイナルに行けず、セミファイナル止まり。
さらに、豊橋まつりも大賞は逃しました。
他から見れば、それでも十分な結果を残していたのかもしれませんが、自分自身は内心ではこう思っていました。

「楽しくない!」

2012年の作品、自分は好きだったのに、評価されない。
イベントで踊るときも、あんなもんかといわれるような演舞はしたくない。
ほかのチームのほうが、高い評価を受けるのはなぜだろう…。
こんな気持ちになっていました。
「お前みたいなもんが、なにを偉そうに言ってるんだ」
そう思われていたかもしれません…。
賞にこだわりすぎて、本質を見失ってしまったのです。


今回はここまで。
次回は、よさこいに対してマイナスな感情が生まれてしまった自分の、その後をお話します。

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