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2.5ヶ月でTOEIC880達成の為に具体的にやったこと

2.5ヶ月のTOEIC対策でスコア625→880になりました。

前回の記事でTOEIC860超えの為には2.5ヶ月と参考書3冊でよい、とお話ししました。ということでこの記事では

・参考書の使い方
・実際に使用した参考書

を紹介します。

英単語の暗記とかしたくない、でも...

"nice to meet you"を"初めまして"と訳しますよね?でも"初め"なんて単語は出てきません(”まして”も出てきませんが。)。つまり異文化なので、そもそも英単語と日本語訳を1対1で対応させるのは不自然なのです。

訳語として作られた言葉は例外です 。例)linear regression :線形回帰

筆者は学生の頃から暗記系が苦手です。しかしスコア860以上を目指すとなると、リスニングも420くらいは欲しいので単語を推測する時間などありません。聞いた瞬間に意味が理解できる必要があります。
つまり単語は暗記せざるを得ません。
もう暗記が結局1番効果的です。
それにネイティブと話す時も、異文化がどうとか言ってるヒマないです。ニュアンスが不正確であってもタイムラグがない事の方が重要です。

もう一度言います。単語は暗記して下さい。

効率の良い勉強法

参考書などで勉強するとき、1章から順に読み進めて、理解できないところがなくなるまで勉強して、次の章に進んでいませんか?間違い、というか非効率です。

あらゆる分野に共通ですが、効率の良い勉強法は決まっています。
エビングハウスの忘却曲線によると、人は学習したものを20分後に復習すると42%の労力で済みますが、1日後に復習すると67%の労力が必要だそうです。
要するに短時間で復習を繰り返す方が効率が良いのです。
特に暗記系の科目は”試験時にどれだけ忘れていないか”が全てなので、復習した回数がかなり効いてきます。

1.まず参考書全体を概観する

2. 10ページくらい一気にやる

3. 2.の復習をする

4. 2.3.を30ページくらいで行う

上記のページ数は一例ですが、とにかく復習に重点を置いてください。

1.まず参考書全体を概観する

 参考書を購入したら、次のことを確認してください

・何章まであるか、どの章にどんなことが書いてあるか
・各章は何ページあるか

このとき、章ごとに付箋やインデックスを張り付けるのもオススメです。そうすると視覚的に1日何ページ進める必要があるのかが分かります。

2.10ページくらいを一気にやる

多少理解度が低くてもいいので進めてください。忘れた箇所は復習の時に取り返します。20~30分くらいで終わらせるイメージです。

3. 2.の復習する

2.で学習した10ページ分を10分くらいで一気に復習してください。

4.最後まで行ったら、最初から2.3を繰り返す。ただし30ページずつ

いわゆる復の鬼ってヤツですね

実際に使用した参考書

以下に、筆者がTOEIC対策に実際に使用した参考書をご紹介します。

①単語帳「出る単特急 金のフレーズ」

この単語帳はヤバいです。

1.とにかくTOEIC試験本番で出てくる

この単語帳に載ってる単語、試験本番でめっちゃ出てきます。
リアルに「あ、進〇ゼミで出てきたヤツだ!」状態です。
試験中、なんだか他の受験者に対しズルしてるみたいで罪悪感を感じるレベルでした。

2.日本語訳がTOEIC的な用法を優先して記載されている

各単語の日本語訳もよく考えられていて、TOEIC的な用法が優先的に記載されています。例えば、以下が”deliver”の例文です。

deliver a presentation:プレゼンをする

TOEICっぽいでしょ?

3.音声データ、単行本サイズ、赤シートで隠せる...etc

CDは付いていませんが、音声データが無料配布されています(公式アプリ又はzipファイル)。スマホの場合はアプリをApp Store/Google Playでインストールしできます。
音声データは2種類あります。

①英語の単語→日本語の例文→英語の例文(1トラック約10秒)
②英語の単語→英語の例文(1トラック約4秒)

まずは①で学習して、②は復習で使う感じですね。
単行本サイズで軽いし、赤シートも付いてるし、これ1冊通勤カバンに入れときましょう。音声データと公式アプリは以下のリンク先からDLできます。

②問題演習「3週間で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト900点!」

次は問題集です。この問題集は著者の提唱する「3回チャレンジ法」という独特の使い方をします。

「3回チャレンジ法」とは

1. 模擬テストを時間制限ありで回答
(チャレンジ1回目) 

2. 同じ模擬テストを時間制限なしで回答
(チャレンジ2回目) 

3. 模擬テストの各問題を少しずつ復習

4. 演習問題で力試し

5. 1.と同じ模擬テストを時間制限ありで回答(チャレンジ3回目)

この参考書は上記のとおりに使うのがいいと思います。筆者は学習を始めて2週間後くらいに購入し、大晦日、元日もやってました。

③公式問題集「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 6」

公式問題集ですね。
2回分の試験問題が掲載されています。
解説が若干ショボいですが、必要十分です。問題形式に慣れる(=小手先のテクニックを身に着ける)のはコスパのよい努力です。

リスニングセクションのメジャーなテクニックとしては、以下があります。
例1.疑問詞に着目して、選択肢を絞り込む。
例2.音声が始まる前に、問題文を読んでおく。

英文法について

ここまで英文法については触れてきませんでした。それはTOEICで860程度を目指すのであれば、英文法はコスパ悪いからです。
昔勉強した英文法を「忘れちゃった」程度であれば演習問題と復習で思い出せるので、改めて網羅的に勉強する必要はありません。
その時間は単語に充てた方がコスパが良いです。

一応、文法書の個人的オススメを挙げておきます。それは「一億人の英文法」です。

本書は本質的な理解を目指して書かれているので、伝統的な文法書のような「この語句には3つの用法がある。この問いでは〇用法に該当」みたいな説明ではなく「そもそもこういう概念である。だから〇〇という表現は不自然になるのでこういうルールがある。」みたいな感じです。
ちなみに伝統的な文法解説についてはどれも大差ないので、ググれば大抵見つかります。
本書は全般非常に平易な文章な上、
本質的な理解
≒ネイティブが持っている印象
≒我々が持つべき印象
の解説を試みているので、人によっては説明が冗長に感じるかもしれません。

演習問題の解説が理解できない、ググっても納得できない時に補助的に使えばよいと思います。
正直、この文法書はテスト勉強向きではないと思います。
文法問題の解説で納得できない時は、本質的な理解まで踏み込むことで解決することがあるので紹介しました。

まとめ

参考書を使うときは、復習する回数を優先してください。1回でマスター出来なくてもいいので短期間で何周も繰り返してください。

・オススメ参考書は以下の3冊です。特に①の単語帳は本当にオススメです。

①単語帳「出る単特急 金のフレーズ」
→もはやカンニング

②問題演習「3週間で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト900点!」
→ 参考書自体が復習する前提

③公式問題集「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 6」
→問題形式に慣れましょう

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