「がん」ができるのは、なぜ？

「がん」を倒すためには、原因をさがせ！？
ということで、「がん」の研究は、昔から世界中の多くの研究者によって、熱心にされています。時代と共に、研究内容にちょっとした流行みたいなものはありますが、今も、技術進化しながら、病気の中で一番研究されています。

さて。「がん」の原因は、様々ではあるのですが。
一番の原因は、「遺伝子の変化」です。

遺伝子とは何なのか？？

両親の両方から受け継いだ、からだを作る暗号みたいなものです。
全ての細胞が持っていて。細胞が増えるときにコピーが作られて、受け継がれていきます。
遺伝子情報の上に、髪の色は黒くしましょ、と暗号が書かれていれば、細胞はその情報に従順にしたがって。黒くします。
（だから、犯罪捜査なんかで、グラスに残った組織から、遺伝子情報を解析し、〇〇人で体格はこのくらいで、予想される顔はこんな…なんて情報が取れるんですよね。）

この遺伝子、とても長いので、コピーするときに時々間違いが出てきます。
うまいことできていて、間違いを見つけて、元に戻す機能はちゃんと私達は持っているのですが、それでも、間違えたコピー情報が受け継がれてしまいます。

この間違えた部分が、問題ない場合も多いのですが。
細胞が生きる、死ぬ。に関わる情報の部分に間違いが入ると、やっかいなことになります。
つまり。めちゃくちゃ、早く増えすぎる。とか、ぜんぜん、死なない。細胞は、溜まっていって、塊になります。これが、「がん」です。