始動


エロ系アカウントにしようと休眠していたこのアカウントで語る

最初に必要な情報があるだろう

俺はオッサンだ、しかし人体の知識と構造を操作する経験がある

身体の不調を鎮めて、時には解剖学的に本当に治して生活してきた

多くの技術者が『その道』を極めていくように俺も進んでいった

人も動物

基本構造は皆同じで、同じような悩みを抱えている

日々診る人々も求道者にとっては治療部位の組み合わせの違いであり、鈍感な俺も技術的な限界を自覚した

それは物理的な限界と考えてもらって良いだろう

そんなころ、自分自身の道も明らかな下り坂を歩いていることに気付かざるを得なかった


脳も身体も下り坂のオッサンでも、測定可能なものの限界はまだ先だ

年収も上がるだろう、方法はわかっている

計画して実行すれば良い

マラソンのタイムも縮まるだろう、達成は目に見えている

ジョジョの奇妙な冒険、第5部の名ゼリフが心に浮かぶ


〜「ブッ○す」と心の中で思ったならッ!

その時スデに行動は終わっているんだッ!〜


「ブッ○す」を「測定可能な高みを目指す」に置き換えてみた

俺は測定可能な高みを目指そうと思っていない、それはワクワクしない

ある意味、俺の測れる人生は終わった

もちろん、すべての終わりは始まりでもある



俺は読書好きで自然科学、人類史、ビジネス、哲学、自己啓発の分野を好んでいる

人生オワタ俺は探していた、生来持っているはずの情熱を

自然科学や人類史は教えてくれた

人間は社会システムや文化ほど進化していないことを

ビジネス書からは計画と実行の力、夢の力に背中を押してもらった

また、心理やナッジなるものが幅を利かせ始めている現状を知れた

哲学は人々の変わらぬ疑問への向き合い方を示してくれた


でも、俺の情熱はどこにあるんだろう?



俺はテレビゲームが一般的になった世代だ

ポケモン初代が思春期の入り口でRPG、シミュレーションを良くやっていた

レベルアップしたり、街を大きくしたり…

成長や経験、効率的に動くさま、

ピースがハマり、カタルシスへ至る物語が好きだった

うん、これは好きなことだ



青年時代は自分のレベルアップに尽くした

試験の点数と偏差値、大学と資格、スポーツも効率良い練習を心がけた

結果、一生困らない労働力としての価値を得た

中高生のときにこうなったらいいなという自分だ


何か、見えてきたかもしれない

測定できる、得られるものは得てきたが

満たされない何か


そう、女性経験は貧しかった

認めたくなかったから人並みの努力はした

髪、服、会話、優しさ…

学校内でも当たって砕けた

そしてその頃の出会系サイトも試した

モテないことをこじらせて

ナンパ教材サイトを見た記憶もあった


人と人の出会いは測定できない

特定のパートナーが出来ても残る心の穴も



認めるしかない、俺は女性から認められたいんだ

恥ずかしい承認欲求の塊

仕事や年収じゃない、自分自身をみてもらいたい気持ち

その時はそこに行き着いた

心の穴を女性関係で埋めようと…

その時手にしたのはニール・ストラウス氏と零時レイ氏の著書だった




ここからはオッサンが街に繰り出して出会いをゼロから作り出す物語になる

そう、オッサンナンパだ


恥ずかしいことはない、もう1年になる

激動の1年だった、そしてこれからも常に変化するだろう

人生のボラティリティーが増した

山高ければ谷深し

ボラティリティーは豊かさの源泉だということを実感する

本当に自分の人生を歩みだした、今ここにある自由を掴む


それぞれの物語を忘れたくないから、書いていく

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