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著名トレーダー(テスタ・BNF・cis)おすすめ投資本3選

こんにちは。TAKAです。

今回は著名トレーダー3名の薦める投資本3冊の紹介をします。

テスタ・BNF・cis(敬称略)というトレードをかじった事のある人なら誰もが知っている著名トレーダーの薦める本。

必ずしもトレーディングに関する本という訳ではなく、トレードを含めて投資全般を語った本を紹介します。

中でも最初に紹介する「バフェットとソロス 勝利の投資学」という本と最後に紹介する「決算書の暗号を解け!」はバリュー投資の神様、ウォーレン・バフェットとファンダメンタルズ分析に関連した書籍です。

中長期投資をする上で欠かせない良書なのでぜひ最後までお読みください。

【この記事を読んで得するポイント】

  • 投資に興味を持てる。

  • 投資本を選ぶ際のヒントになる。

  • キュレーションされているので質が高い情報を得ることが出来る。


【テスタさん推薦】バフェットとソロス 勝利の投資学

バフェットとソロス 勝利の投資学

天才トレーダー、テスタさん推薦・・・「需給を読む」の一点突破で100億の財を成したトレーダー。
得意なトレード手法はスキャルピングの超短期トレードだが、最近では中長期投資に切り替えて投資している。

バリュー投資家のウォーレン・バフェットと敏腕トレーダーでファンドマネージャーだったジョージ・ソロスという180度違う投資手法の2人。

その2人に共通する23の習慣を本書は詳細に記述している。

著者のマークティアーはもとは起業家で、今は香港在住の投資家。
投資成果を改善したいと願う投資家たちを指導する傍らテニスに勤しむ。

バフェットとソロスに共通している5つの事

  • 2人は市場の本質的な部分については同じ信念を持っている。

  • 金のために投資をしている訳ではない

  • 2人とも「儲けること」よりも「損をしないこと」を非常に重視している。

  • 決して分散しない。彼らはいつでもありったけの資産をぶち込む。

  • 市場や経済を予測する能力は、彼らの成功とは全く無関係である。

バフェットとソロスに関しては一般に誤解されている部分は多い。

本書はその誤解を解くと共に、投資家としての新しい視野をもたらしてくれる。

持っているものを守れ!

23の習慣の中で特に印象深かったのは、バフェットとソロスの両者が「元本を減らさないこと」を第一信条として挙げている点だ。

ちなみにバフェットの第二の信条は第一の信条を忘れないこと。

ソロスも子供の頃にユダヤ人としてナチス支配下のヨーロッパを生き抜いた経験から、「生存すること」を第一に挙げている。

バフェットはバリュー投資家で超長期投資の実践家なので、「元本を減らさない=リスクを最小化する」なのは理解できる。

しかし、イングランド銀行(イギリスの中央銀行)を相手どってポンドをショート(売り)して巨万の富を得たことで有名なジョージ・ソロスのような投資家の第一信条が「元本を減らさないこと」なのは意外だ。

無意識的能力とは何か?

その謎を解くカギの一つが無意識的能力だ。

無意識的能力の実例として熟練ドライバーの例が挙げられている。

熟練ドライバーは道路上でおきる出来事を無意識下で判断して意思決定を下している。

確かに高速道路で車線変更する際にあれこれ試行錯誤していたのでは遅すぎる上に危ない。

熟練ドライバーは自身で培った無意識的能力で危険を回避し、事故を起こさないように冷静に対処しているのだ。

学習の4つのステージ

学習
  • 無意識的無能・・・わかっていない事をわかっていない

  • 意識的無能・・・わかっていない事をわかっている

  • 意識的能力・・・わかっている事とわかっていない事をわかっている

  • 無意識的能力・・・わかっているとわかっている

①無意識的無能とは、初心者ドライバーのこと。事故の多くは初心者が犯す。
②意識的無能とは、なにをマスターするにも最初の一歩。
③意識的能力とは、課題を克服しはじめる段階だが、あなたの行動はまだ自動化されていない
無意識的能力とは、単にそうしている、そしておそらくどのようにやっているか意識さえしない達人のレベル。

この4つの段階を経て「熟練ドライバー=無意識的能力獲得者」になる、という筋書きは見事、という他ない。

本書は以上のことを、詳細に具体例をまじえて紹介している。

以上がほんの触りだけど、理解していただけただろうか?

一般にトレードは「危険」と呼ばれるが、無意識的能力を獲得した熟練トレーダーにとっては自明の理であり、いとも簡単な事なのだ。

他、『投資の7つの大罪』など深く鋭いテーマについて語った本書は最高の投資本だと断言できる。

【BNFさん推薦】世紀の相場師 ジェシー・リバモア

世紀の相場師 ジェシー・リバモア

ジェイコム事件で20億以上儲けたことで有名なBNFさんの推薦する唯一の書籍。

BNFさん

とりあえず「この本読んどけ」。

○ジェイコム株大量誤発注事件

ジェイコム株大量誤発注事件は、2005年12月8日、新規上場したジェイコムの株式の取引をめぐり、みずほ証券が誤注文し、株式市場の混乱につながった事件。俗にジェイコムショックとも呼ぶ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%A0%E6%A0%AA%E5%A4%A7%E9%87%8F%E8%AA%A4%E7%99%BA%E6%B3%A8%E4%BA%8B%E4%BB%B6

1929年。大恐慌直後のジェシー・リバモアは『伝説の投機王』・『ウォール街のグレートベア』などと呼ばれ絶頂期にあった。

株価暴落を向こうに回し、空売りによって1憶ドル以上の利益を得た。

しかし、その直後からジェシーの人生は坂道を転がるように輝きを失っていく。

ジェシー・リバモアは一説によると、今のお金で4000億円以上儲けたそうだ。

その後、破産して最後は自殺してしまったのだが、その波乱万丈の人生はトレーダーならずとも憧れと教訓をもたらしてくれる。

BNFさんはここ数年株式市場からは姿を消したようだけど、破産したとも、失踪したとも、言われている。

でも、個人的には株からは引退して、家族と共に幸せな余生を過ごしていると願いたい。

本書はとてもスリリングな本なので読んでいるうちに時間が経つのを忘れてしまう。

【cisさん推薦】決算書の暗号を解け!

決算書の暗号を解け

cisさんは2002年~2005年の4年間で資産を1,000倍に増やした(300万→30億)。

それ以降は年率17%で資産を増やし、2018年には資産230億と言われている。

○cisさん経歴

初期は短期投資のみだったが、2013年時点では長期投資も行っており、東京電力債を40億円保有している。不動産投資も行っており、世界金融危機で相場が落ち込んだ時期にビル2棟を10億円で購入した。短期投資では、資産を大きく増やした後は主に時価総額の大きい大型株や先物オプションの売買をしている

https://ja.wikipedia.org/wiki/Cis_(%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6)

cisさんは『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』という自著も出しているけど、いくつか他の人が書いた本を推薦している。

勝間和代著と聴いて「アレ?」と思った。

経済評論家で公認会計士の勝間さんの本をcisさんが推している?

へんな感じ。

でも230億動かす大物個人投資家が知っておかなくてはいけない教養の範囲はきっととてつもなく広いのだろう。

○こちらの記事⇊にcisさんの薦める書籍が載ってある

「決算書の暗号を解け!」は推理小説仕立てでダメ株の粉飾決算を見破るための投資ルールをやさしく教えてくれる。

いわゆる「ファンダメンタルズ分析」のための本だが、初心者から上級者まで楽しく読める。

懐疑的に財務諸表を読む

どうしても、買おうとしている企業、または保有している企業の財務諸表は甘くみてしまう時がある。
いわゆるバイアスという奴だ。

こいつをやっつける為に一度、徹底的に懐疑的になる必要がある。

本書は財務諸表は必ず3点セットで見るべきだ、と説く。

会計士にとっては当たり前の事だそうだが、会計にあまり詳しくない人は損益決算書だけを見て、その会社を判断してしまいがちだ。

つまり、損益計算書と貸借対照表とキャッシュフロー計算書を立体的に読むこと。

なんだか分かったような分からないような抽象的な話だが、本書はさすが公認会計士2次試験の最年少合格記録をもつ勝間和代氏だけあって論理的で分かりやすく解説してあるので必見だ。

ちなみにwikiによれば、ISDNを自宅に引いたときに「葛飾区の個人宅で2軒目」と言われた逸話もあるくらい情報技術にも長けている。

番外編:87歳 現役トレーダー シゲルさんの教え

87歳 現役トレーダー シゲルさんの教え

シゲルさんについてはテレビで取り上げられてたりするのでご存知の人も多いはず。

元気な爺さんである。

もともと高校卒業後ペットショップに勤めて、1年で辞めて個人経営でペットショップを始めたとか、雀荘を複数経営していた、とか逸話も多い。

20歳そこそこでペットショップを始めるとか、シゲルさんは度胸がある。

ペットブームや雀荘ブーム、はたまた日本版金融・不動産バブルまでとにかくブームにめっぽう強く、勘がいいトレーダーだ。

シゲルさんは午前2時に起きて(新聞配達か!?)

その日の相場を読むための情報集めをする、という。
その徹底ぶりが18億という資産に結びついたのだろう。

資産の多寡は、思考能力に比例するという説がある。

その説が本当だとすると、トンでもない思考能力を持っていることは疑いようがない。

なんせ18億である。

BNFさんの資産200億だとかcisさんの230億だとか、桁はずれの額を見ていると脳がマヒしそうになるが、18億というとサラリーマンの平均生涯年収の約7倍。

しかも純利益が、である。

ふつうのサラリーマンは18億どころか1800万も持ってないだろう。

すごい爺さんだ。

おすすめ投資本3選のまとめ

読書は体にいい
  • バフェットとソロスの投資哲学から学べ。

  • 23の習慣の中には賢明な投資家になるためのエッセンスが詰まっている。

  • 「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」は壮絶な人生の物語。

  • 「決算書の暗号を解け!」は懐疑的に財務諸表を読むクセが身に付く。

  • 「87歳 現役トレーダー シゲルさんの教え」は分かりやすく投資の面白さを教えてくれる。

以上5つが要点です。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

今回わざと「です・ます」口調から「だ・である」口調に変えてみましたが、いかがだったでしょうか?

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基本、ぼくはトレードも中長期投資も得意な方をやれば良いと思ってます。

トレーダーで成功するのは10人に1人とも言われてますが、向いてないなら中長期投資をすればいい。

中長期投資は働きながらするのに向いてますし、株価の日々の上下動に臆する事なくどっしり構えて居られるのでオススメです。

トレーディングのスキルもあって困る事はありません。

とにかくやってみて困った時や迷った時は書籍を読めばほとんどの事は解決します。

少しづつでも希望を持って前進していく為に投資のスキルは今の世の中、必要不可欠。

この記事がちょっとでも役に立ったならば幸いです。

ではまた次のnoteの記事でお会いしましょう!

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